プロジェクトをブログやサイトで紹介
テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。
映画「セブンガールズ」製作から3年、もう一度下北沢から世界へをクラウドファンディングで実現!
劇団で映画を製作して世界に持っていくという「セブンガールズ」プロジェクトから3年。もう一度、奇跡を起こすために舞台作品を映画化するプロジェクト。ご支援お願いいたします。
テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。
劇団前方公演墳所属、制作、HP管理、チラシデザインなど ショートフィルム企画を劇団で立ち上げる経験あり 他、舞台制作多数 「セブンガールズ映画化実行委員会」を立ち上げる。 映画「演者」の製作を開始する
劇団で映画を製作して世界に持っていくという「セブンガールズ」プロジェクトから3年。もう一度、奇跡を起こすために舞台作品を映画化するプロジェクト。ご支援お願いいたします。
クラウドファンディング期間30日を残して目標金額の200万円への到達を達成いたしました。ご参加いただいた皆様、情報の拡散にご協力いただきました皆様、誠にありがとうございました。ほとんど社会的には無名の僕たちがここまでこれたのは快挙だと思っています!
更に製作予算の拡充に向けて、ストレッチゴールを目指していきます!
ただ自分の想定していた最低限の予算の確保が出来たことで、ここから先は支援金額よりも一人でも多くの皆様にご参加頂いて、共に映画の製作過程をお楽しみいただき、完成時の大きな達成感を共有したいと思っております。Motion-galleryが目指す「共感を拡げていく」パワーを信じて、一人でも多くの皆様と、映画製作の苦しみ、喜び、楽しみ、葛藤、自問自答をこの苦しい時代の中で共に希望に向かって進んでいけたらと思っております。
映画完成の日まで日々アップデートを更新していきます。(開始日から今日まで全日程更新中です。)今は週に一度の限定公開ですがクラウドファンディング期間終了後は、ほぼ限定公開になる予定です。映画製作に向けて、どんなことが起きているかぜひ体感してください。
製作日誌をお届けする限定のアップデートと参加した皆様全員のエンドクレジット掲載を、もっとも小さいリターンとして設定させていただきました。ご参加いただける最低金額は現在の映画料金の平均である1800円に設定しております。金額も映画製作には重要なものですが、僕は何よりも多くの皆様と共に歩んでいくことこそが、映画にとってはもっとも重要なことだと思っています。それは映画にはたくさんの想いが込められているからです。世の名作、傑作は、たくさんの想いがのったものばかりです。どうか皆様のお力添えをお待ちしております。
通常のストレッチゴールの目標は150%など金額が目標ですが、あえてコレクター人数を目標に掲げて、最終日の2021年1月15日までひた走ろうと思っております。
興味本位でも、なんとなくでも、構いません。暗いニュースばかりが飛び交うこのご時世に、希望に向かって併走してください。必ず、日々ワクワクして、楽しみで、希望に向かっていることを実感できるようなプロジェクトに致します!!
どうぞよろしくお願いいたします!!
2015年秋。
僕はこのMotion-Galleryで、劇団の最高傑作の映画化を目指して初めてクラウドファンディングを始めました。劇団が自分たちで映画製作までやってしまうという挑戦に211人4,179,777円もの支援が集まりました。当時のMotion-Gallery映画部門でもTOP10に入るような大きな支援をいただき、映画「セブンガールズ」は製作を開始。2018年9月に無事公開。その後も当初一週間のみの上映予定が、上映館を増やしていき、延長上映、アンコール上映を重ねました。そして公開から2年を経過した今も上映される機会がたびたび訪れています。
僕が一人でクラウドファンディングを始めた当初は、仲間たちでさえ本当に映画に出来るのか?そんな「夢」みたいな話があるのか?と疑っていました。達成しなければ映画化はしないというALL or Nothing形式で進んだクラウドファンディングは無事目標金額を達成。初の映画製作、低予算という過酷な状況の中、ただ一つの持てるものである熱意をエンジンにして、美術材料の無料調達、大企業への直談判による旧工場をロケ地として無料確保などの信じられないような偶然を繰り返し、上映決定後は毎日のように舞台挨拶の企画を立て続けました。そしていつか「奇跡の映画」と多くの人に呼ばれるようになりました。今も多くの熱いアンコール上映希望をいただいています。
「セブンガールズ映画化プロジェクト」Motion-Gallery
いつか「夢」だった映画化は現実となって、やがて大きな成功体験として残りました。
映画を通じて知り合ったたくさんの人々、その後劇団まで愛してくださるようになったお客様たち、上映していただいた映画館の皆様。その全てが僕たちの宝物になっています。きっと仲間たちは皆そう思っているはずです。
ですが僕は思うのです。もし「夢」というものがあるとしたら。そこに辿り着いた時点でその「夢」が終わってしまうのだとしたら。そこから先の残りの時間はなんなのだろう?と。目標を見失ったまま進めば、それは惰性になってしまうのではないかと。
「夢」とはきっと明日を願うことではないと思うのです。明日を願う形をとりながら、今日を精一杯生き、明日がどうなったとしても後悔をすることのないビジョンを持つことなのではないでしょうか。辿り着いてからそこから先の「夢」が広がってこそだと思うのです。
2015年に約束したままになっているいくつかのことがあります。日本の小劇場から生まれた作品を世界に持っていくという大きな目標です。世界のマーケットまでは行きました。世界的にも大きな映画祭のディレクターからのアドバイスまでいただきました。確かに僕たちはその目標に手を伸ばして指がかかるところまで行ったのです。ですが海外での上映は今も果たせないままです。
その理由の一つは、企画した僕が作品に対する最後の責任を背負う監督ではなかったことなのではないかと思います。あの時ああしたら、ということがいくつも残っています。もう一度新たに企画だけではなく大きな責任を背負うべきだと考えました。今、「作品」についてどこまでも向き合うのだと覚悟しています。
たくさんの映画関係者に不可能だと言われた映画化を達成したことは大きな喜びですが僕は置き去りになったままの約束をそのままにしておくわけにはいかないという信念があります。それは仕方がないよと思うことは僕にとっては簡単なことではないのです。
夢のような話です。きっとまた不可能と言われることになります。たくさん傷つきます。そしてご支援いただいた皆様との約束をまたしても背負うことになります。
それでも「夢」を持つことを堂々と宣言します。この「夢」に乗ってくださる方と共に進めたらと思っています。繰り返すのではなくやり直すのです。
このプロジェクトはあの日見た「夢の続き」です。
そして「新しい一歩」です。
映画「セブンガールズ」セット設営の休憩、まだ夢だった日
【あらすじ】
昭和20年春、終戦直前のとある村。島田家に嫁いだ3人の女たち。
血の繋がらない義理の三姉妹は男たちが戦時で不在の家を守り続けている。
家長であるはずの長男の嫁、智恵は気を病んでいた。
三男の嫁、恵美は義姉を気遣う日々を送っている。
次男の嫁、陽子は智恵がおかしくなったふりをしているのではと疑っていた。
やがて魔物が再び女たちの前に現れる。
世界は反転して、演技は見抜かれる。
企画・脚本・監督 小野寺隆一
ショートフィルム「オクリビ」を脚本・監督、長編映画は初作品。
舞台は「口から出るこた全部デマカセ」他、6作品を作・演出。
映画「セブンガールズ」ではセブンガールズ映画化実行委員会の実行委員長として、企画に始まり、アシスタントプロデューサー、製作、ロケ地担当、美術製作、セカンド兼サード助監督、編集、宣伝、HP製作、デザイン、予告編製作、SNS運営まで手掛けた。
映画「セブンガールズ」の告知ではWebCMを50本製作し連日SNS更新を果たす。
豊田利晃監督「破壊の日」の製作・配給を手伝うことで更に多くを学ぶ。
音楽 吉田トオル
Keyboadist / Producer / Director
長編映画『セブンガールズ』『ゆるせない、逢いたい』
ショートフィルム『ラブストーリーに罪はない』『オクリビ』(監督:小野寺隆一)『スプリットの恋』
劇団前方公演墳(2020年10月解散)22年間全作品にてオリジナル音源楽曲提供
バンドサポート アンダーグラフ / 加藤和樹 / JAKIGAN MEISTER(ナイトメア咲人) / MUCC / ZIGZO etc.
主題歌「鳴かないカラス」LittleSadisticDoors
作詞:小野寺隆一 作曲:織田稚成
キャスト(2020年12月時点)
島田智恵 藤井直子 コメントはコチラ
島田家の長男、和義に嫁いだ。義父が心労で亡くなってから実質的な家長として家を守っていたが夫と一人息子の戦死の報を受けてから子供のような振る舞いを見せるようになる。
元劇団前方公演墳所属。旗揚げメンバーであり中心人物の一人。
仲間から絶大な信頼をされ全ての作品で重要なキーとなる役を演じている。
フィロソフィを持った独特な演技は多くの観客の記憶に刻まれる。
島田陽子 河原幸子 コメントはコチラ
島田家の次男、誠二に嫁いだ。夫の戦死の報を受け取る。息子は学徒出陣にとられている。縫製工場に兵隊の奉公として通っている。智恵が自制を失っていることを嫌悪している。婦人会でも義姉への心ない言葉を一心に浴び続けている。
元劇団前方公演墳所属。劇団の座長でありリーダー。演出助手も務める。
演技にとどまらず、ダンス、日本舞踊、フィギュアスケートなど多彩で芸達者。
稽古に裏打ちされた演技を絶対的に信じている。妥協を許さない強さを持つ。
島田恵美 広田あきほ コメントはコチラ
島田家の三男、健三に嫁いだ。夫が招集されたことを機に東京から疎開してきている。今は家の事や智恵の面倒を見ている。お世話になっているという意識が強く、けなげに良く働く。
元劇団前方公演墳所属。ヒロインから三枚目まで数多くの役を演じてきた。
愛される人柄と、演奏したピアノからも伝わる表現への情熱の人。
一見、明るく緻密な芝居をしているように見えて、実は漏れ出るほどの感情表現の女優。
島田和義 中野圭 コメントはコチラ
島田家の長男。寝たきりの父を看病する実質的な家長だったが戦地にとられる。物語がはじまった時点では南海での戦死が確認されている。智恵に父と家のことを頼んで戦地に赴いた。
元劇団前方公演墳所属。劇団の座長であり誰もが最終的に頼りにしている存在。
人斬り以蔵を演じた主演作品ではその圧倒的な殺陣が絶賛を呼ぶ。
不器用な芝居でありながら誰も寄せ付けないほどの存在感を放つ。
島田誠二 織田稚成 コメントはコチラ
島田家の次男。三味線なども愛する粋な人だったが三兄弟の中で一番最初に召集されると、お国のために頑張ってくると胸を張って家を出た。妻の陽子と息子のことを兄に託したまま、戦死の報せが届いた。
元劇団前方公演墳所属。小野寺とはバンドを組むなどバンドマンでもある。
一見、バカみたいなことでも魂を込めなければ意味がないと言い放つ反逆児。
朴訥なイメージと、人間の持つ滑稽さを併せ持つ稀有な存在。
島田健三 金子透 コメントはコチラ
島田家の三男。家を出て自立していたが召集令状が着て妻を実家に疎開させる。本土への攻撃が現実化してきたことに敗戦の予感をしており、今、戦地に赴くことは死にに行くようなものだと感じながら家を出た。
元劇団前方公演墳所属。劇団のムードメーカーであり、劇団の象徴。
お笑いコンビでツッコミを担当した経験を持ち、あらゆる場面に対応する。
反射神経に優れた演技は、誰もが天才的だと称する。
島田洋一郎 未定
次男の誠二と陽子の息子。慕っていた従兄弟の和夫(智恵の息子)が戦死したことに傷を深くした。父と違い学徒出陣を非常に嫌がった。母には手紙を何度も書いている。
※配役未決定
菅原貞夫 安藤聖 コメントはコチラ
恵美の実兄。菅原家の家長。早くに親を亡くし妹二人を育ててきた。本当は涙もろいが立派に妹を送り出そうと我慢している。
元劇団前方公演墳所属。舞台の中では安定剤のような存在。
滑舌の良さで旗揚げから常に重要なテーマに関わるセリフを口にしてきた。
安定の中に垣間見える人間味が最大の特徴。
菅原まつ 樋口真衣 コメントはコチラ
恵美の兄嫁。貞夫の妻。立派に長男の嫁を勤めている。小姑でもある恵美とは嫁入りした日に流した涙をみてから実は仲が良い。
元劇団前方公演墳所属。舞台の中では清涼剤のような爽やかさを持つ。
ダンス、日本舞踊など、圧倒的な肉体表現の説得力を持ち、劇団内では振付まで担当した。
様式美の世界を知りながら、様式にとらわれない感受性の芝居が垣間見える。
役所の木田 小野寺隆一
村役場の公報を担当している。
元劇団前方公演墳所属。もっとも多くの作品で主演を演じる。
役者でありながら劇団運営や制作も担当する。
本作では監督・脚本以外に出演もする。
キャスト写真
舞台「あれは確か、いつもより少し澄んだ空だった」より
撮影 SKY
【原作について】
2018年5月、劇団前方公演墳の二十周年企画公演として駅前OFFOFFシアターにて30分という時間制約を設けた作品を3本上演した「カクシゴト」の中の一つです。劇団主宰による作品と同時に劇団員が作・演出をする作品をオムニバス形式で上演、小野寺自身が作・演出を行った作品です。足をお運びいただいた多くの皆様にご好評いただいた作品となりました。ご覧いただいた映画監督様に映画化したらいいのではないかと言葉をいただいた作品でもあります。
オムニバスという形式から一幕ものの短尺の作品でしたがこれを全面改訂いたします。出演者は4人のみの作品でしたが映画化に当たり増える予定です。シナリオの改訂を進めていく中で長編(45~70min)になるのではないかと予測しています。
目標通り、小劇場出身の俳優のまま撮影します。
【創作の過程】
20年近く一緒に芝居をしてきた同士で物語を創作する作業というのは信頼関係で出来上がったものでした。上演台本の初稿、設定などを出演者に配り、様々な意見を貰っては修正するの繰り返しで台本が出来ていきました。このままでいいよという意見があっても、何か探してもらうようにしました。意思の疎通と信頼でしか生まれなかった作品です。
納得がいかない部分があれば放置せず納得できるまで説明を繰り返しました。演出したというべきなのか、演出させてもらったというべきなのか今もはっきりとしません。
今回も演劇の台本から映画のシナリオに改訂後、入念な稽古を繰り返して撮影に入る予定です。小劇場のやり方のまま映画にします。
【演者というタイトルについて】
読んで字のごとく「演じる者」という意味です。当初、出演者からこのタイトルをつけることには抵抗があるとの意見も出ました。劇団が「演者」というタイトルの作品を発表するということに後ろめたさを感じたのだと思います。演じる者が「演者」という作品を演じる。虚構と現実の境界線をまたぐような行為だと思います。
あらすじの通り「縁者」という意味も含まれています。そして本作品を海外に持っていきたいという思いから、「字幕:英語 言語:日本語」を表す、[subscription:EN language:JA]という映画界の記載方法からの発想でもありました。
「誰が演じているのか?」という疑問を基軸とした作品としてこれ以上のタイトルはないと思っています。そして舞台人が映画を製作するのだという宣言でもあります。
【黒すぎるトップ画像について】
Motion-Galleryのトップ画像はアイキャッチと呼ばれる誰もがまずクリックしたくなるような画像を配置します。多くのプロジェクトが魅力的な写真や、美しく目を引く色を配したアイキャッチを用意している中で、真っ黒な画像であることに驚かれた人も多いかと思います。
あえて真っ黒にした理由は伏せておきます。どんな作品なのか色々と想像してください。
オムニバス公演「カクシゴト」のパンフレット
きっと人は何かを信じていないと自分の立っている場所がわからなくなるほど不安になるのだと思います。信じるモノが家族なのか仕事なのか思想なのか宗教なのか夢なのか人によって違うでしょう。信じること、けれどそれは同時に危険と隣り合わせです。
何を信じればいいのか、何を信じていいのか、何が本当で、何が嘘で、何が善で、何が悪で、何が偽善なのか。信じたものに裏切られた瞬間に自分の判断基準を嫌悪して自己否定をしてしまう危険性を持っている。何もかも疑いたくなってしまいます。
今、現実に現実感がなくなったことは、全てを疑うことに繋がっているのだと思うのです。世界が変わるという事はきっとそういう事です。
全世界的な疫病禍によってそれまでの世界とそれからの世界はまるで連続していないかのように大きく変容しているように感じます。街に出れば誰もがマスクをつけていて、あらゆる施設に消毒が置かれ、SNSにはデマが溢れ、人と人との距離を開けろという要請は同時に心の距離感まで狂わせている。緊急事態宣言は澱んだ記憶になって、いつまでこんな状態なのだろういう不安を誰もが心の隅に置いて、心のダメージに気付かないように暮らしています。
個人だけではなく国際交流は極端に減少し、大国同士がお互いを非難し合い、イデオロギーの対立が再燃し、国際機関は信用を失っている。暴動や紛争の火種が世界中で起きて、何かがくすぶり始めていると毎日感じています。
まるで映画の中で起きているような非日常が現実となって日々押し寄せているかのような錯覚の中で僕たちは今、コロナ禍以前に創作された物語か、リモート撮影や配信という新しい形の物語に囲まれて、むしろフィクションを現実が越えていることに厭でも気付かされています。
そんな現代、僕はこの「演者」という作品で表現できることがあると信じています。
映画、演劇、音楽。
歴史が生まれる前から文化はありました。
不要不急と言われた文化こそ、何が本当かを見つけ自分の立つ場所を確認するシステムです。
砕かれてしまった心を繋ぎとめることが出来る何かに人は必ず出会うのだと思うのです。
世界から隔絶されているような分断を感じている誰かは、文化によって世界と繋がる。
少なくても僕はそうでした。
本当は世界は何も変わっていないのだと思っています。
変わったのはきっと人と人との距離感。
誰かを救うことができるなどと上から目線の事は何も言えませんが、こんな世界の中で、皆様と共に一つの作品を完成させるという歩みは、改めて自分の立つ場所をみつけるための約束になるのではないかと考えています。
未来に向けての「約束」こそ、今、誰もが欲しい距離感ではないでしょうか。
そして一つの作品が生まれるという大きな達成感を共に出来たらと願っています。
映画「セブンガールズ」公開初日舞台挨拶で感極まった日
普段、小劇場で公演を続けている劇団が、畑の違う映画製作をすると宣言した時、その予算規模や自分たちで大道具を創るという言葉に、多くの映画関係者からたくさんの「不可能じゃないか」という言葉があがりました。その言葉はネガティブな言葉に聞こえるかもしれませんが、むしろ僕にとってはより強烈なエールとして響きました。
「不可能」と言われるからこそ、実現する価値があると思うのです。「いま出来る事を」という挑戦は他の誰かに任せておけばいい。
僕は映画製作をすると宣言して約4年間に渡って毎日レポートを書き続けました。1300日以上連続するこのBLOGはやがて「不可能」という言葉を消していきました。
セブンガールズ映画化実行委員会BLOG:http://sevengirlsmovie.seesaa.net/
すでに一度作品を完成させた僕が、ただ映画を製作すると宣言しても今は誰も不可能だなんて言わないと思います。だからこそ今回は目標を更に高く。「セブンガールズ」では叶わなかった海外での上映、国内外各映画祭への出展を目指しての製作となります。
どんなに熱意を持っても選択するのは僕ではなく、誰かです。そこに本気で向かっていくという事をしたいと思っています。
なぜなら僕は誇りを持っているからです。小劇場というフィールドで30年間、芝居の事ばかりを考えて生きてきました。ですが一歩その村から外に出ると劇団員とは「役者未満の夢追い人」と思われています。今でも劇団員が登場するテレビドラマではダサいジャージを着て、発声練習をしているシーンが当たり前のように出てくる。おかしな人たちと表現されます。社会の底辺の人たちと表現されます。
他の分野を眺めればインディーズバンドはリスペクトされています。作家やアートの世界だってそうです。不思議なほど、小劇場にいる人たちは奇異の目を向けられます。今でも映像の現場に行けば小劇場の俳優は役者として扱われないこともよくあるのです。
たった一本の映画に出ただけの子供が「俳優」で、30年稽古を続けている僕たちは浮世離れした人だと思われている。でもよくよく見れば、今の人気映画も、人気ドラマも、圧倒的な人数の小劇場出身俳優たちで占められているのです。それは名前の大きさや場所や規模ではなく、純粋に芝居を続けてきた誇りを持った人たちだからだと思うのです。稽古をしてきたからこそ役者であるという自負だと思います。
僕はその誇りと自負を胸に堂々と作品作りに取り組み、世界に持っていきたいのです。社会的には無名の俳優だけの作品だったことで受けた数々の心ない言葉を胸に、もう一度そんな連中と作品を作りたいのです。
このプロジェクトは現時点では公開まで目指さず、自分を追い込んで世界に出せる映画製作を目指そうと思っています。そして共に歩んだ全ての皆様が、信じられないような奇跡を目にする瞬間を生み出したいと考えています。
「下北沢」から「世界」へ。
お前は「やぶれかぶれ」だ!と言われても、不可能に挑戦させてください。
照明ブースから見た小劇場(下北沢:駅前劇場)の舞台
※2020年12月16日目標金額達成しました!ありがとうございます。更に制作費用の拡充に向かってストレッチゴールを目指しております!
ロケ地費用:50万円~
撮影費用:100万円~
ポストプロダクション:30万円~
映画祭参加費用/字幕製作:20万円~
自分の資金と支援金額と合わせて最低限の条件だと思っています。
目標金額を越えてストレッチゴールを目指せるようになってから、製作費用の拡充、公開に向けての検討に入ります。戦えるだけの製作費用には程遠いかもしれませんがあらんかぎりのアイデアで乗り切ります。
目標金額に達しなかった場合もそれぞれの費用を抑えて実現に向かいます。
まずは完成させることを目指したいと考えております。
1:コレクター限定アップデート
全員公開のアップデートとは別に、コレクター限定のアップデートを更新します。
キャストからのビデオレター、極秘設定資料など公開していく予定です。
2:エンドクレジットにお名前を掲載
参加者全員のお名前を掲載いたします。コースによってクレジットの大きさが変わります。
皆様の名前を世界に持っていくことこそ、真の目標です。
3:オリジナルロゴデータ(PDF)
ロゴデータを配布いたします。PDFのため、印刷/加工など販売以外は自由にしていただけます。
ロゴを使用したオリジナルグッズなどを自作出来ます。
4:撮影現場写真(データ)
撮影現場のオフショット写真を生データにてお届けいたします。
SNSで公開する写真などとは違う大きなサイズのデータとなります。
5:シナリオ(PDF)
最終稿シナリオをPDFにてお送りします。
作品の構成までご確認いただけます。
6:完成披露試写会ご招待(舞台挨拶あり)
公開は現時点では目指していませんが試写会は開催します。
世界で一番最初に映画を観ていただきたいと考えています。
唯一の上映となる可能性もございます。
7:【Motion-Gallery限定】サイン入りシナリオ(印刷)
最終稿シナリオの製本したものにサインを入れてお送りいたします。
8:【Motion-Gallery限定】スタッフTシャツ(非売品)
関係者だけが着ることの出来るスタッフTシャツをお送りします。
非売品のため、ここでしか手に入らない限定品となります。
9:メイキング映像
メイキング動画をお送りいたします。
稽古風景など、映画では観ることが出来ない映像をお届けします。
出演者のインタビューなども収録いたします。
10:絵コンテ(データ)
シナリオとは別に絵コンテをデジタルで書きます。
こちらのデータの一部をお送りいたします。
11:福袋(限定数3点)
全キャストからのプレゼントとお手紙を福袋にしてお送りします。
何が入っているかは各キャストのセンスとなりますのでお楽しみ袋です。
12:本物現場小道具(限定数1点)
実際に撮影で使用されたこの世でたった一つの小道具をお送りします。
役者が撮影で使用した真の一点ものです。
その他:気持ち
前回、リターンはいらない!という方がいましたので気持ちだけを届けたいというコースをつくろうと思ったのですが、規定により作成できませんでした。
通常のコースでも金額を追加が可能となっていますので、こちらの方法でお気持ちとしてキャストの食事会などに充てさせていただきます。
クラウドファンディング終了後準備開始、2021年春に撮影開始予定です。
現在もコロナ禍であり、撮影時期が大幅に変更になる可能性がございます。
またやむにやまれぬ事情によりキャストが変更になる場合もございます。
今回の挑戦は国内外の映画祭に小劇場作品の映画化で挑戦したいという思いです。
映画祭に選考されることを目指していますが確約できるものではございません。
クラウドファンディング期間中 進行具合でキャスト/スタッフへのオファー
2021年1月 決定稿校了
2021年2月 プリプロダクション開始
2021年3~5月 撮影
2021年6月 完成、各映画祭応募開始
2021年夏 完成披露試写会
あくまでも目安ですが想定のスケジュールとなります。
作品の配給・公開はその後の検討とします。
映画「セブンガールズ」アンコール上映記念写真
本作品出演予定の役者が所属していた劇団。
2020年10月10日に22年間続いた劇団を解散した。
1998年10月10日旗揚げ 主宰:デビッド・宮原
年に2~3回の上演をペースに活動
東京芸術劇場、青山円形劇場、駅前劇場、シアタートラム他
2013年以降は下北沢の小劇場を中心に活動
「物語」を軸に置いた演劇でありながら、シリアス、コメディ、アクション、歌、ダンスに至るまで幅広くエンターテイメントを構築した。
また、音楽イベント、お笑いライブ、映像製作、など演劇の枠にとらわれない活動も活発にしている。
解散公演は旗揚げから22周年の日に上演。
劇団前方公演墳 旗揚22周年公演
「東京しもきたサンセット」
作・演出 デビッド・宮原/音楽 吉田トオル
2020年10月7日(水)~11日(日) 全8ステージ
※各回限定40席/整理番号付き時間差入場
於 「劇」小劇場(東京・下北沢)
終演後に解散となった。
劇団前方公演墳の代表作を劇団製作による映画化を目指して小野寺がクラウドファンディグを開始。Motion-Gallery内にて『#舞台を映画・映像化』では現在も最高金額を記録。製作から公開に至った。
劇団が自分たちが製作して自分たちが出演するという映画の先駆けとなった。
終戦直後のパンパンと蔑まされた女たちを描いた作品。
当初1週間限定上映が全日程ソールドアウト。
アンコール上映、延長上映を繰り返し、全国に上映館が広がる。
現在も熱烈なファンから再上映希望が届き、TOHOシネマズの運営する「ドリパス」では多くのメジャー作品の中でインディーズ映画としては異例の3度のランキング入りを果たしている。
公開から2年経過した今も、たびたび上映機会が訪れている。
映画「セブンガールズ」
監督・脚本 デビッド・宮原
出演 劇団前方公演墳
2018年/日本/アメリカンビスタ/144分
©セブンガールズ映画化実行委員会/劇団前方公演墳
2020年11月22日(土)12:30~ 吉祥寺プラザにて復活上映が開催された。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
堅苦しい文章や暑苦しい文章ばかりでグッタリされているのではないかと冷や汗ものです。
ここまで来るのに「夢の続き」について何度も何度も検討しました。
映画「セブンガールズ」の時と同じようにもう一度劇団の仲間が全員で参加出来て、監督も主宰に任せてという形にしなければきっと前回以上に応援してくれる方たちが集まることがないのもすべて理解しています。そもそもクラウドファンディングをやるかどうかも悩みました。
結果的に「映画を創る」という前提で、All or Nothingではなく進む決意をしました。達成して初めて企画が動き出す形式では今回はいけないと思ったのです。応援があまり集まらなかったとしても自分でこの企画をやり遂げようと思ったのです。これは僕の夢の続きであり、僕自身が約束をしたことだからです。だから今はどのぐらいの予算で進めるかも検討もつかずスタッフさんについても今回はクラウドファンディングが進む中での発表になります。
甘えることなく、あくまでも「作品」ありきの前提で進もうと思ったのです。目標を達成しないと撮影しないという選択は同時に、全員が出演するよ、スタッフはこの人だよと、まるでゴール地点を撮影決定として別の何かに頼って進んでいるかのように感じたのです。
今回はまず第一に作品があって、そこに必要なキャストだけでやります。より厳しく苛酷になるとしても、やり直すのであれば同じことの繰り返しではいけないと思ったのです。挑戦する姿勢をなくしてしまえばその先はないのだと信じています。
コロナ禍における寄付を募るクラウドファンディングが増えていく中で、人の夢を応援してくださいだなんて横暴だと思います。僕は一方的に支援を受けるのは何かわからないけれど大きな抵抗がありました。それが個人の応援であれ、企業の協賛であれ、自分にそこまでの価値があると思えないという自分の声が聞こえてくるのです。
ただ一点。次に何かあれば応援させてほしいという声や、前回ご支援いただいた皆様からの応援して良かったという声、映画を公開してから知ってくださり参加したかったという声、何度も何度も笑顔でかけてくださったエールの数々が僕の中に響き続けていて、こっそり自分だけでやる事が果たして本当に皆様への恩返しになるのだろうかという問いかけとして残りました。僕がやりたいことはきっと僕個人だけの事ではなくて、たくさんの皆様と共に歩み、共に何かを達成することなのだと思いました。
そして応援を受けた責任を背負った僕自身が作品を製作するべきだと思っています。
コロナ禍という状況で大幅に収入が落ちている方や、生活基盤が激変している方も数多くいらっしゃると思います。僕自身もそうですし多くの演劇人たちにも苦労している仲間がいました。決して無理だけはなさらないでくださいませ。ご支援いただけなくても遠くから応援してくださるだけでも嬉しいです。お友達に知らせたりSNSなどで拡散をしていただけるだけでも感謝なのです。
そしてもしも、もしも、ご支援を頂けるのであれば。もう一度あの時と同じように皆様が「参加して良かった」と心から思えるようなプロジェクトにしてまいります。
あの1300日を越える日々をそのままには出来ません。
カメラを背負って毎日のように映画館に通った日々を無駄にはしません。
僕の夢が仲間に拡がり、お客様に拡がり、全国に拡がり、たくさんの人の夢になって、共に感動したあの瞬間を忘れることはできません。
下北沢の小劇場で芝居の事ばかり考えてきた連中が自分たちのやり方で世界を目指すことの先に待っている爆発的な瞬間は、遠くても目指すべき場所だと信じています。
再び、共に歩んでください。
例え目標を下回ったとしても、たった一人だったとしても。
僕は前に進みます。
「演者」製作委員会 委員長
セブンガールズ映画化実行委員会 実行委員長
企画・脚本・監督 小野寺隆一
1800 円
5000 円
10000 円
15000 円
30000 円
50000 円
SOLDOUT
100000 円
200000 円