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TIPS - 2020.01.12

クラウドファンディングのメリットとデメリットって?種別に徹底解説します!

新たな資金調達スキームとして、にわかに話題のクラウドファンディング。しかしながら、まだ歴史の浅い発展途上のスキームであるためメリット・デメリットをきちんと把握してから利用することが重要です。本稿では、クラウドファンディングのメリット・デメリットをまとめました。

クラウドファンディングの種類

 ※本見出しの内容は「クラウドファンディングで集めたお金の税金はどう支払う?課税ルールや会計処理、所得税の計算を解説!」の内容を転記しております。

 クラウドファンディングは、プロジェクトを起案し資金調達する「プレゼンター(起案者)」、プロジェクトに資金提供する「コレクター(支援者)」、弊社のような「プラットフォーム」の三者が関わる事業です。

 「クラウドファンディング」と一口に言っても、その種類は多岐に分かれます。大きくは「投資型」「非投資型」に分かれ、更にそこからまた細かく種別が分かれます。

  • 投資型
    • 投資型には大きく「融資型・ファンド型・株式型」があり、それぞれの概要は以下の通りです。
    • ①融資型 : 希望融資先が同じ他の資産家と資金を出し合い、大口化してコレクターに融資する仕組みです。いわゆる「ソーシャルレンディング」としても知られています。
      • 代表的なプラットフォーム:オーナーズブック様、SBIソーシャルレンディング様など。
    • ②株式型 :主に非上場企業株の株式に投資することが可能な種別です。上限は50万円。
      • 代表的なプラットフォーム:FUNDINNO様、GoAngel様など。
    • ③ファンド型 :プラットフォームが、特定の事業に対して個人投資家から出資者を募る仕組みです。出資者は、売上等の成果や、出資額に応じた金銭的なリターンを受け取る事ができます。
      • 代表的なプラットフォーム:セキュリテ様など。
  • 非投資型
    • 非投資型には大きく「購入型・寄附型」の2種類があります。
    • 購入型
      • 購入型クラウドファンディングは、コレクターが商品の開発などに必要な資金を提供する代わりに、出来上がった商品等をリターンとして受け取れるという仕組みです。一般的に「クラウドファンディング」と言ったらこちらの種別を想像される方が多いかと存じます。
        • 代表的なプラットフォーム:MOTION GALLERYの他、CAMPFIRE様・Makuake様など。
    • 寄附型
      • クラウドファンディングの仕組みを利用した寄附です。認定NPO法人や自治体など、公益的な活動を行う団体に対する出資となります。
      • 代表的なプラットフォーム:Ready for Charity様など。

それでは、各種別のメリット・デメリットを見ていきましょう。

購入型クラウドファンディングのメリット・デメリット

プレゼンターのメリット:誰でも資金調達が可能

 なんといっても、これがクラウドファンディングの最大の価値です。クラウドファンディングは、通常のビジネスでは資金調達が難しいプロジェクトでも、熱意と計画があれば誰でも資金調達を行うことを可能にするスキームです。弊社においても、『ハッピーアワー』『カメラを止めるな!』等国内外で話題になった映画作品をはじめとして、様々なプロジェクトがクラウドファンディングによって成立しました。

コレクターのメリット:社会的意義の大きさ

 お金を出すコレクターにとって、クラウドファンディングの最大の魅力は、「通常では資金調達できないようなプロジェクトの成立に関わった」というある種の社会的意義を実感できることです。そのプロジェクトが後に話題になったり、受賞した場合には満足感もひとしおです。プレゼンターはお金を得られ、コレクターは満足感を得られるという、WIN-WINの関係を築くことができます。

プレゼンターのデメリット:目標金額が達成されない可能性がある・管理コストが高い

 目標金額に到達するかどうかは、究極的にはやってみないとわかりません。もし目標金額に満たない場合、プロジェクトは頓挫、あるいは規模を縮小せざるをえないというリスクがあります。さらに、資金調達までの期間も数ヶ月と長いので、事前に入念な計画を立てて、確実に目標金額を達成できるよう段取る必要があります。

 またクラウドファンディングは、ただプロジェクトを立ててお金を集めるだけのものではありません。プロジェクトページを作成するための画像/動画の作成、そしてコレクター達へリターンの送付やサービスの提供を行う責任があります。こうした管理コストは決して小さくありません。クラウドファンディングの目標金額を低めに見積もり過ぎてしまったり、お金を集める事だけに集中してしまい「リターンを買ってもらえるようにしなくては」と無闇にグッズや高価な商品などを設定してしまうと、管理コストが支払えなくなる可能性もあります。リターンは、そのプロジェクトの魅力を表現した体験や制作過程を支援者と共有する事が重要です。それによって管理コストを下げつつ支援頂いたコレクターの方々の真の満足を頂ける幸せな関係性を築けます。詳しくはこちらをご確認ください!

コレクターのデメリット:プロジェクトが実行されない/失敗する可能性がある・キャンセルができない

 プレゼンターの見積もりが甘かった・想定以上の出費があった、など様々な理由によってプロジェクトが実行されない危険性が考えられます。また一度支援を行うと、基本的にはキャンセルができません。なので、支援するプロジェクトは慎重に精査する必要があります。

融資型クラウドファンディングのメリット・デメリット

※融資型・ファンド型・株式型に関しては、本稿をご覧いただいている方々のほとんどが「コレクター」に当たるため、「コレクター」のメリット・デメリットに焦点を絞ります。

コレクターのメリット:利率が高い上、少額から始められる

 融資型のクラウドファンディングを「ソーシャルレンディング」と言いますが、ソーシャルレンディングの利回りはなんと平均5%、中には7-10%と他の投資先に比べて圧倒的に高く設定されています。国債や定期預金は0.1%にすら満たないものも多く、株の配当金もかなり良い数字でも2-3%です。比較的利回りの良い不動産投資でも手堅い投資先を選んでいくのであれば、年利3-4%程度の物件も多いことを考えると、ソーシャルレンディングの利率は非常に高いと言えます。さらに、1万円ほどの少額から投資を始められることも魅力の一つです。


コレクターのデメリット:貸し倒れの危険性がある

 ソーシャルレンディングの最大のデメリットは「貸し倒れ」が起きうることです。貸し倒れ率は2018年時点で1.47%(*1)と、決して高くはありませんが、どこまで行っても0%にすることはできません。「貸し倒れ」が起きる可能性があるからこその高い利回りである、という側面もあるため、投資を行うときはリスクがあることをしっかりと把握するようにしましょう。

ファンド型クラウドファンディングのメリット・デメリット


コレクターのメリット:リターンが大きい

 ファンド型クラウドファンディングは、支援したプロジェクトが想定していた以上の結果を挙げた場合、大きなリターンを得ることができます。多少のリスクはあっても高い利回りを求めるユーザーにとってはうってつけの金融商品と言えるでしょう。

コレクターのデメリット:分配金が変動すること

 メリットと紙一重ですが、ファンド型クラウドファンディングは支援したプロジェクトの売上高によって分配金が決定します。プロジェクトが事前の計画通りの進捗を見せないこともあり、その場合分配金が少なくなってしまいます。

株式型クラウドファンディングのメリット・デメリット

コレクターのメリット:非上場企業の株式に投資が可能=他の種別よりもリターンが大きい

 これまで、個人が非上場企業の株式に投資できる機会は限られていました。しかし2014年にベンチャー企業への資金調達支援を目的とした改正金融商品取引法の成立により「株式投資型クラウドファンディング」が登場しました。

 株式型クラウドファンディングは投資先の会社が成長した場合、将来的に株式上場し、高値をつけることが考えられます。そうなると、出資額の何十倍もの売買益を得る可能性も生じます。優良株を見極めて投資ができる方にとっては、融資型やファンド型よりも多くの収益が期待できます。

コレクターのデメリット:投資先の会社がエグジットしない限り、売却益を得られない

 株式型クラウドファンディングで購入できるのは非上場企業の株式であるため、上場するまでは自由に売買することができません。よって、IPOによる株式公開やM&Aによる企業買収がされない限りは、リターンが得られません。最悪の場合、出資先が倒産することも考えられるます。さらに、投資できる金額も上限50万円と定められています。

 このように、株式型クラウドファンディングは非常にハイリスク・ハイリターンな資金調達スキームであることは覚えておいたほうがいいでしょう。

(*1) https://www.crowdport.jp/news/1781/


この記事を書いた人

MotionGallery編集部

MotionGallery編集部です。

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