島田陽子役 河原幸子 コメント
vol. 96 2020-12-22 0
95日目終了。
本日は参加者なし。
Motion-gallery内の映画部門の著名な方々の映画の最終日だった。
500人近い人数!すごいなぁと横目で見ながら。
でも名前じゃなくても、共感が拡がっていくこともあるはずだと。
信じて一歩ずつ進んでいくしかない。
先日も書いたけれど。
地球の裏側で一番、木星と土星が接近して。
今日からは占星術で言えば「風の時代」に入るのだそうだ。
約20年ごとに時代が変わるという。思えば僕が劇団に参加した頃から今までだった。
プライベートも含めて様々な変化を感じてきた。
それが迷信だとしても、新しい時代の幕開けなのだと思って進みたいなぁ。
さて、本日も出演者のコメントをお届けします。
お待たせいたしました。
あの方の登場でございます。
島田陽子役 河原幸子 コメント
島田家の次男、誠二に嫁いだ。夫の戦死の報を受け取る。息子は学徒出陣にとられている。縫製工場に兵隊の奉公として通っている。智恵が自制を失っていることを嫌悪している。婦人会でも義姉への心ない言葉を一心に浴び続けている。
元劇団前方公演墳所属。劇団の座長でありリーダー。演出助手も務める。
演技にとどまらず、ダンス、日本舞踊、フィギュアスケートなど多彩で芸達者。
稽古に裏打ちされた演技を絶対的に信じている。妥協を許さない強さを持つ。
映画「演者」 陽子役で出演させて頂く河原です。 まず全てのキャスティングがはまり過ぎていて既に頭の中で勝手にそれぞれの役者が動き始めております。 折り重なっていく事。 混じりっ気のないそれぞれの技が、混ざり合っていく模様を描けるメンバーだと思います。 私は舞台で一度、演じさせてもらった役ではありますが、映画「演者」として一旦リセットして立ち上げなくては太刀打ち出来ないと身の引き締まる思いなのです。 ですが同時に小野寺組の始動を待ち侘びております。出来れば伝えるよりも伝わっていくを目指して励みます。 クラウドファンディングに賛同してくださった皆様、興味を持ってくださっている方々、本当にありがとうございます。1人でも多くの方に出会える事を願っております。よろしくお願い致します。 河原 幸子 |
氷上というアンバランスな場所で舞うフィギュアスケートを見ると、いつもその体幹、インナーマッスル、バランス感覚に驚かされる。
子供の頃からそれを続けてきた幸子さんは肉体としてだけではなくて、精神的にもずば抜けて体感が強いなぁといつも感じていた人です。
ブレることがないから強い芝居を常に持っていて、強い芝居を持っているから、セブンガールズのあさひのような役も、コメディの役も幅広く出来るんだよなぁといつも思っていて。
こういう俳優がもっともっと注目されるといいのになぁとずっと思っていました。
人間の精神はアンバランスなもので、時に不安定な精神を持った俳優が評価されることの多い世界でもあるわけで。
脆さや繊細さは、観客の心を揺さぶる側面がある一方で。
僕たちはそんな繊細さを消費していって、いつの間にか飽きては新しい繊細な心を探しているようなところもあると思います。
そんな中で強い精神を保ち続けることは、挑戦でもあり、果てがない仕事だと思っていて。
そういう俳優が瞬間に見せる強さの底にある繊細さこそ、僕は芝居の真の醍醐味だと思ってます。
幸子さんのそれを舞台版の「演者」でどう表現したらいいだろうと考えたのを覚えています。
楽しみなんだよなぁ。
その瞬間が。
出演者コメントが続いております。
明日は誰でしょう?
96日目が始まる。
どんどん年が暮れていく。
相変わらず世界中で不穏な空気が流れている。
明日、何が起きてもおかしくない。
そんな日だけれど夜空の星を見上げながら歩いた。
新しい時代がやってくるのだと信じて。
小野寺隆一