支援団体は、去年の年末年始に初めてこのプロジェクトを企画し、約20人に部屋を提供しました。
医療相談には期間中、115人が訪れ、部屋で休んでスタッフのアドバイスをきっかけに、就職したり職業訓練校に通い始めたりするなどの成果があったといいます。
政府の統計によると、ことし1月の調査で、全国のホームレスの数は年々減って約7500人とされていますが、この中にはネットカフェで寝泊まりしている人などは含まれず、住まいがなく支援が必要な人は相当数に上ると支援団体は話しています。
このプロジェクトの呼びかけ人の1人で、NPO法人「もやい」の大西連理事長は「目に見えるホームレスの人たちは減っていても、年末年始は特に病気や障害のある人が路上に残されてしまうことが考えられます。支援のニーズは多く、協力していただければと思います」と話しています。