応援メッセージ:甲斐秀幸さん(新日本映画社)
vol. 26 2014-02-28 0
この連載では、CATiCをサポートしてくださっている素敵な方々からの応援メッセージを載せています!
2月も今日でラスト、いよいよ上映会を本番の3月がやってきます・・・
そんな節目の日に、この方から応援メッセージです!
新日本映画社(配給レーベル名:エスパース・サロウ)代表取締役・甲斐秀幸さんです。
CATiCの活動は、この方なしには成り立ちませんでした。
映画業界の事を教えてくださり、
上映権獲得に奔走してくださり、
日々の相談事にも乗ってくださり、
何から何まで、CATiCのことを温かく、そして力強く支えてくださっております。
そんな甲斐さんのパワー溢れるメッセージをご覧下さい!
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恐らくこのページをご覧になった皆さんは、普段から映画を観ることが好きな方々でしょう。
もちろん私もそうですが、正確にいうと私は「映画を観ている人を見る」方がもっと好きです。
少々気持ち悪いと思われそうですが、この楽しみを覚えたのには、理由があります。
弊社はミニシアター系映画の配給会社ですが、かねてより学校やホールなどといった映画館以外での上映会も、積極的に行っています。
特に中学や高校の学校上映会で、自分がぜひ観てもらいたいと思い、担当の先生にお薦めした映画が採用されて、その上映会当日に後ろの席にこっそり座って、思い通りのシーンで生徒さん達がドッと笑ったり、密かに涙を拭ったりする姿を見るのが、たまらなく好きです。
終映後に生徒さんが紅潮した顔で担当の先生と「ヤバかったよ! チョー感動した!」なんて会話している光景を目にすると、思わず、「でしょ! 僕も大好きなんだこの映画!」なんて、会話に混ざりたくなります。そこは我慢しますが(笑)。
恵まれた環境にある日本の学校上映会でさえ、自分が観せたい映画を生徒さん達に届けることがこんなにも快感なのだから、電気も通わないカンボジアの村の子供たちに、観せたい映画を届けるこのCATiCの活動は、その現場を想像しただけでワクワク、ニヤニヤしてしまいます。
「衣食住さえままならない地域の子供たちに、自分達が観せたい映画を届けるなんて、ただのおせっかいじゃないの?」と言う人がいたら、こう答えます。
「そう、私たちはそのおせっかいがやりたいんです。スクリーンに映る映像を食い入る様に見つめる子供たちの瞳を見れば、あなたもおせっかいをやきたくなりますよ。『次はぜひこの映画も観てみて!』ってね。」
映画を届ける私達も、受け取る子供たちも、皆が豊かで幸せな気持ちになれる、名付けて「幸せのおせっかい」。
私はこの活動が続く限り、ずっと支援していきます。
HP: http://www.espace-sarou.co.jp/index.html
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甲斐さん、ありがとうございました!!!
いよいよ3月。
明日はCATiC創設1周年半の節目でもあります。
甲斐さんのお言葉を励みに、前進していきます。
過去の記事
■第一回: 漫画家の今谷鉄柱さんから応援の絵をいただきました
■第二回: 応援メッセージ:鎌倉幸子さん(シャンティ国際ボランティア会)
■第三回: 応援メッセージ:直志浩仁さん(株式会社 浩仁堂 代表取締役)
■第四回: 応援メッセージ:鈴木文夫さん(映写技師)
■第五回: 応援メッセージ:大野晴生さん
■第六回: 応援メッセージ:甲斐秀幸さん(新日本映画社)
■第七回: 応援メッセージ:原田尚さん(株式会社リコー)
■第八回: 応援メッセージ:三輪悟さん(上智大学アンコール遺跡国際調査団 研究員)
■第九回: 応援メッセージ:藤枝昭さん(株式会社オーエス)
■第十回: 応援メッセージ:加藤ひろあきさん(ミュージシャン・翻訳家)
■第十一回: 応援メッセージ:橘珠里さん(モデル)