応援メッセージ:直志浩仁さん(株式会社 浩仁堂 代表取締役)
vol. 16 2014-02-18 0
この連載では、CATiCをサポートしてくださっている素敵な方々からの応援メッセージを載せています!
CATiCがご縁をいただいた方々からの応援メッセージです!
株式会社浩仁堂 代表取締役の直志さんより、応援メッセージを頂きました!
(写真:CATiCメンバーと直志さんとの打ち合わせ後の会食にて撮影)
浩仁堂は、東京武蔵野市に店舗を構える古本屋です。
直志さんが、CATiCの取り組みに共感して頂ける理由とは?
子どもの頃の離島での体験など、素敵なエピソードの詰まったメッセージです。
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東京武蔵野市の株式会社浩仁堂は、古本屋の業務を通じて障害者雇用を進め障害者の就労支援を行うことをミッションとしています。同じ市内の吉祥寺フランス語学院さんのご紹介で2013年の暮れに弊社にアクセスしてくれたのが「カンボジアに映画館をつくろう!CATiC (Create A Theater in Cambodia)」の若者たちです。
電化率が20パーセントと言うカンボジア、このような状況で、 娯楽に触れる機会がとても少ない子供たちに「映画を通して子ども達に夢を贈り、 子ども達の未来の可能性を広げ たい」 という理念を掲げ カンボジアでの 移動映画館の活動をしている のがCATiCという任意団体です。
彼らは語ります。「映画は食料や衣料品と違って直接生きるために必要なものではないかもしれない。でも、映画や本はそのために生きる目的を与えてくれるものです。」
1965年に鹿児島県の離島に生まれた私にはこの話がよくわかります。電気こそはきていましたが、映画館も本屋も1軒もありませんでした。そんな中、数年に一度来る移動映画がどんなに楽しみだったか。子供だけでなく大人もお年よりもそわそわしながら、その日を待ちわび、地域全体がみなそろって観ていました。
内容は「怪傑ライオン丸」「電人ザボーガー」「ザ・カラテ」など、あまり上質とはいえないものも含まれていたのですが、今でもすらすらと名前が出てくるぐらいよく覚えています。中でも、「アルプスの少女ハイジ」(実写版)は本当に感動しました。ハイジのアニメが始まる前の話ですね。
それでも、私の田舎の人々は、電気があり、テレビも見ていましたが、そういうものがないなかで観る上質の映画が子供たちにとってどんなに楽しみで、心を動かすものになるか容易に想像できるのです。
CATiCのメンバーが子供たちに夢を聞くと「稼ぎたい」とは答えるそうですが、具体的にどうやってということがイメージできないそうです。これもまた、私には良くわかる話で、わたしが子どもの頃にイメージできる職業といえば農業従事者 公務員 教師 医師 看護師ぐらいでした。ですから、同郷の女性には看護師が圧倒的に多いのです。東京に出てから、職業と言うものがこんなにも多岐にわたっているのかと驚いたものです。
カンボジアの子供たちが映画を観て、まずは心から楽しめればいいですし、そこから、人生には様々な選択肢があることを学び、将来の夢がうまれて生きる勇気がわいてくれば本当に素敵なことです。
現在浩仁堂はCATiCと共同で、ブック・トゥ・ザ・フューチャー(http://www.catic.asia/#!book/cqk4)というプロジェクトを推進しています。さらに、精力的な彼らは、クラウドファンディングに取り組みました。皆様の絶大なご支援を私からも呼びかけさせていただきます。
「CATiCのクラウドファンディングを成功させ。やなせたかしさんの普遍的な人類愛の映画をカンボジアの子供たちに届けましょう!!」
株式会社浩仁堂
直志浩仁
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直志さんの素敵なエピソードに、僕たちは、いつも勇気づけられています!
直志さん、ありがとうございます!!
過去の記事
■第一回: 漫画家の今谷鉄柱さんから応援の絵をいただきました
■第二回: 応援メッセージ:鎌倉幸子さん(シャンティ国際ボランティア会)
■第三回: 応援メッセージ:直志浩仁さん(株式会社 浩仁堂 代表取締役)
■第四回: 応援メッセージ:鈴木文夫さん(映写技師)
■第五回: 応援メッセージ:大野晴生さん
■第六回: 応援メッセージ:甲斐秀幸さん(新日本映画社)
■第七回: 応援メッセージ:原田尚さん(株式会社リコー)
■第八回: 応援メッセージ:三輪悟さん(上智大学アンコール遺跡国際調査団 研究員)
■第九回: 応援メッセージ:藤枝昭さん(株式会社オーエス)
■第十回: 応援メッセージ:加藤ひろあきさん(ミュージシャン・翻訳家)
■第十一回: 応援メッセージ:橘珠里さん(モデル)
■第十二回:応援メッセージ:柴田一成さん(映画監督、プロデューサー)