「ジャック」の秘密に触れた、特別見学会 /アンコールツアー開催のお知らせ
vol. 16 2025-06-10 0
先週土曜日、快晴のもと最後となるクラウドファンディング返礼ツアー
「横浜市開港記念会館 特別見学会」を開催しました。
いきなり階段の写真に驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、
今回の特別さを象徴する一枚です。
保存修理の設計監理を担当された文化財保存計画協会の野村光広さんによる案内で、
レクチャーから始まり館内を巡り、普段非公開の“ジャック”こと時計塔も登頂。
バルコニーの扉を開けたときに塔の内部へまで吹き抜ける、心地良い横浜の風に包まれながら、
五感でこの場所の“特別”を体感いただきました。
(バルコニーからの見学は、今回限りの特別な体験となります)
横浜市開港記念会館は2024年4月に大規模保存改修を終え、
『歴史を守りながら、まちの特別な公民館として活用する』という使命のもとリニューアル。
工事中、地下室の壁に米軍接収期の痕跡として「BARBERSHOP」の文字が発見されるなど、
予想外の発見があり、一部はそのまま保存されることになったそうです。
戦後の横浜を物語る“記憶の壁”に思いを馳せる機会にもなりました。
未来へ歴史を継承するという、改修の志。
そうした思いが各地で紡がれてきたことが実って、東京建築祭のようなイベントを
開催できていることに、改めて感謝の気持ちを抱えるひとときでもありました。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
◆
今回の見学会にて、クラウドファウンディングまで含めた東京建築祭2025のツアーは
終了となりますが、「建築祭オフィシャルクラブ」にて、東京建築祭でも大人気だった
鳳明館の特別見学ツアー開催が決定しました!
【建築祭オフィシャルクラブ】
東京・京都・神戸の建築祭が連携して、各分野の専門家と建築ファンをつなぐ会員制
コミュニティ。月2回のライブ配信をはじめ、アンコールツアーなど限定イベントを
通年で開催中。https://club.kenchikusai.jp
・対象:6月15日までにクラブに入会された方
・参加方法:抽選制(各回18名 × 2回)
東京建築祭は来年に向けての準備期間となりますが、建築祭オフィシャルクラブでは
今回のように通年で様々なメンバー限定ツアーを企画しておりますので、
ご興味をもっていただける方は、クラブへのご登録をお待ちしております!
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