「Purple Sun」クラウドファンディング残り1日!
vol. 12 2020-05-24 0
こんばんは。「Purple Sun」共同プロデューサーの今井太郎です。
クラウドファンディング、ついに残り1日となりました。そして残り1日で目標50%に到達しました!
皆さんが苦しんでいる中で、やはり大きなご支援を頂くのは難しいのかなと思っていたのですが、何とか50%に到達した事、そして皆さんから暖かい応援のメッセージを頂いている事は大きな励ましになっております。
クラウドファンディングを4月25日に開始してこの1ヶ月間、世の中では多くの出来事が起こりました。私はサラリーマン時代含めこの15年間は国内外飛び回っていたのですが、1ヶ月も電車にもバスにも飛行機にも乗らず近所から出なかったのは初めてです。しかし私は家にいただけなのですが、ネットを見ていると本当に多くの事が起き、世の中は大きく変わりました。一方、パソコンから離れ外の景色を見ると、今までと何も変わらないのんびりとした此花区の下町が見え、子供達の笑い声が聞こえてきます。
実は何も変わっていないのではと現実逃避したくなりますが、スタッフへの責任がありますので、最後まで頑張ってクラウドファンディング続けたいと思います。
私自身は既に家を売りに出し、家賃が無料のボロアパートに引っ越し、政策金融公庫の借り入れも申し込み、持続化給付金も申し込み、将来へ向けて動き出していますので、精神的にはかなり楽になりました。貧乏でも身を軽くすると本当に楽になるのでお勧めです。
しかし、この「Purple Sun」だけの事ではなく、今後数年間は仕事が激減すると予想されるスタッフの皆さんは本当に大変な状況になると思うので、少しでも多くの金額を集めたいと思っています。
ところでフィリピンではフィリピン最大手のテレビ局であるABS-CBNがドゥテルテ大統領を批判したという理由で放送免許の更新がなされず、今月から放送停止になっています。日本で言うとフジテレビが放送停止になるようなものなので、大変な事態です。
そのABS-CBNが「Purple Sun」の出資者であり、本来であれば大手のテレビ局が出資しているという事で安心なのですが、逆に不安要素になってしまっています。ABS-CBNはテレビだけでなくネット事業や映画配給もやっている東南アジア有数の巨大メディア企業ですのでお金は潤沢にあるそうですが、それでも「Purple Sun」にどう影響するのか心配ではあります。
そして来年1月に撮影予定の札幌の状況ですが、今の状況で札幌市が海外からの撮影隊を受け入れるのかどうか不透明です。ABS-CBNもフィリピンのトップスターを少しでもコロナの懸念がある海外に送り込む事に消極的ですし、札幌市も海外からの撮影隊の受け入れに消極的にならざるを得ないと思います。
もしかしたら撮影は再来年になってしまうかも知れませんが、今の所は来年1月撮影予定で計画しています。
「Purple Sun」だけでなく全ての映画が同様に不透明な状況で、制作本数はどうしても減少しますし、いつ撮影する事になるのか分からないので、スタッフも今後の計画の立てようがありません。今の仕事もないのに、今後の仕事もどうなるか分からず、ほとんどのスタッフがフリーランスなので失業保険ももらえません。
業界ではコロナ対策としてのガイドラインを策定しつつあり、ガイドラインに沿って今後撮影する事になるのですが、3密を避けながらの撮影をしないといけないので、コストが倍増し、撮影可能な映画は本当に激減すると思います。
先日、札幌のコーディネーターさんから「魚を与えると1日は生きられるが、釣りの仕方を教えると一生生きられる」と言う言葉を教えてもらいました。
私もこのクラウドファンディングが終われば、「Purple Sun」の撮影実現含め、新しい企画を大きな予算で実現させ、スタッフの仕事を増やせるよう将来に向かって頑張っていきたいと思います。
明日25日19時からはミカイル・レッド監督「レコーダー 目撃者」のオンライン上映会がありますので、ぜひ以下のリンクよりご参加ください。
さて残り1日間、目標達成へ向けて頑張って参りますので、皆様も引き続きご家族、お友達、ご同僚、お知り合いにお勧め頂いたり、SNSでシェアして頂けると幸いです。
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今井太郎