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日比合作映画『Purple Sun』完成をクラウドファンディングで実現!
札幌と佐賀で予定していた日比合作映画『Purple Sun』の撮影がコロナウイルスの影響で延期となりました。断絶された世界でもフィリピンとの文化交流を継続し、共に映画を完成させ、共に復興へ動き出す為に支援を募ります。
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サラリーマンとして働く傍らharakiri filmsを立ち上げ、MotionGalleryで集めた資金で自主制作映画を撮影、劇場公開及びAmazonでの配信を果たす。その後、藤村明世監督『見栄を張る』を製作、国内外の映画祭で上映され国内とタイで一般劇場公開された。日韓合作映画『大観覧車』では制作協力だけでなく初めて劇場配給業にも挑戦した。その実績が評価され EAVE Ties That Bind、Busan Asian Film School、Talents Tokyo、Rotterdam Lab、Asia Pacific Screen Lab 等、多数の国際共同製作プログラムに参加。
札幌と佐賀で予定していた日比合作映画『Purple Sun』の撮影がコロナウイルスの影響で延期となりました。断絶された世界でもフィリピンとの文化交流を継続し、共に映画を完成させ、共に復興へ動き出す為に支援を募ります。
はじめまして。大阪を中心にインディペンデント映画のプロデューサーをしているharakiri filmsの今井太郎と申します。
私は独立系の映画プロデューサーとして自主制作映画から低予算の国際共同製作映画の企画開発、制作をしています。今回の作品は友人であり信頼するフィリピンのプロデューサーBianca Balbuenaから声をかけてもらって、日本で一緒に撮影する事になりました。
作品はフィリピンの若手 Carlo Enciso Catu 脚本・監督によるフィリピン人男性2人と日本人女性の衝撃的なメロドラマです。
あらすじ
フィリピン人のアルドは日本に出稼ぎに行っている兄、チャールズからの仕送りで大学を卒業する。しかし、ある時からチャールズと連絡が取れなくなり、兄を探しにアルドは日本にやってくる。
日本に来て1年後、やっとチャールズを見つけるアルド。チャールズはいつの間にか日本人女性、イズミと結婚していた。アルド、チャールズ、イズミの3人は同じ家で暮らすようになる。
アルドとチャールズは実は血の繋がった兄弟ではなく、孤児院で一緒に育った兄弟のような2人だった。いつしか2人の関係は親友、そして兄弟以上の関係になっていったのだった。
イズミとの寝室から抜け出し、夜な夜なアルドの部屋に通うチャールズ。イズミはある晩、チャールズが入っていったアルドの部屋の扉を開ける…
チャールズ役にフィリピンの国民的スター、イズミ役に日本の実力派女優の出演が決定しており、カンヌ、ロカルノ、ベネツィアの様な大きな国際映画祭を本気で目指しています。『君の名前で僕を呼んで』の様なカラフルで爽やかなアートハウス映画になると思います。
監督 Carlo Enciso Catu について
ルソン島中部パンパンガ州出身の若手監督。兄弟の多い貧しい家庭に生まれ育つ。父親は毎日朝から晩まで働いても食費をやっと賄える程の労働者階級であるが、自分の子供達には将来お金を稼いで自由な時間も楽しめるようになってもらいたいとの願いから、勉強をしっかりするようにと育てられてきた。2016年に初監督作『ぼくは詩の王様と暮らした』がアジアフォーカス・福岡国際映画祭に招待され、生まれて初めて海外に、日本にやってきた。フィリピンの片田舎で育った青年にとって、初めての日本は視野が広がり、人生観が変わったとのこと。翌年、FLYという東南アジアの若手監督向けのワークショップで北海道の東川町に招かれ、初めて雪を見る。2016年の福岡での映画祭中のホームステイ、2017年の北海道での滞在の経験から、『Purple Sun』が生まれる事になる。
日本で見た夕日がフィリピンで見るものと違って見えた時、全ての出来事は様々な要因が重なり合っていて、赤、青のように明確でない、赤と青が混ざり合った紫だと思い、『Purple Sun』というタイトルを思いついた。
2018年に監督した『Waiting for Sunset』はフランスのVesoul国際映画祭で観客賞、ポルトガルのFantasport国際映画祭で審査員特別賞、フィリピンのCinemalayaで最優秀作品賞を含む5冠を達成し、フィリピンを代表する若手監督の一人となった。
フィルモグラフィ
Waiting for Sunset (Kung Paano Hinihintay Ang Dapithapon) (2018)
ぼくは詩の王様と暮らした (2015)
今年の2月上旬、我々は本来2月中旬から札幌で撮影開始予定だったフィリピン・日本共同製作映画『Purple Sun』の準備に追われていました。しかし撮影開始2週間前にして、新型コロナウイルス COVID-19 の影響によりフィリピン人スタッフ、キャストへのビザ発給が一時停止となり、フィリピンのスタジオもスタッフとキャストを感染から守るために撮影の延期を決定しました。
フィリピンのスタジオがバックについているので、大半の予算はスタジオから確保されているのですが、札幌フィルムコミッション、佐賀県フィルムコミッションから私が助成金を調達し、足りない制作費に当てる計画でした。実際に助成金の内定はもらっていたのですが、撮影延期に伴い、内定も一旦取り下げとなってしまいました(今年度再申請する予定です)。
フィリピンの大手スタジオが出資する国際共同製作映画とは言え、一般的な商業映画とは違い、監督のCarlo Catu氏の想いがスタジオ幹部に届いて実現したいわゆるパッションプロジェクト、低予算のアートハウス映画です。私の会社も資金的余力のない個人企業ですが、監督の想いに同調して、この半年間全力でこの企画に取り組んできました。
それだけ延期の発表にはショックが大きかったですが、みんなの命の事を考えると、その決定は正しかったと思います。しかし、スタッフは既に稼働し、我々は撮影に向けて準備を進めてきました。
今回の取り組みでは撮影開始前にフィリピンから制作費が送られてきて、そのお金で私の会社が日本のスタッフに支払うという契約になっていました。しかし送金される直前に延期が決定し、コロナウイルスは「不可抗力条項」に該当するという事でフィリピンのスタジオからの送金がなされない状況になっています。
フィリピンのプロデューサーもスタジオと厳しい交渉を続けてくれており、スタジオの幹部も何とか助けたいという気持ちはあるようですが、スタジオとしては多くの撮影が中止に追い込まれている中で、この作品だけ特別扱いする事は難しいようです。更にマニラの外出禁止令もあり、フィリピン側もかなり厳しい状況になっています。
フィリピンからの送金がいつになるか分からない中、実際に既に働いたスタッフや、撮影開始直前までスケジュールを確保してくれていたスタッフへの報酬をどうやって支払うかという大きな問題に直面しています。
まずはスタッフへの支払いはきっちりと実行したいと思っています。そして、困難を乗り越えて来冬撮影し、作品を完成させたいという気持ちからクラウドファンディングを実施させて頂く事となりました。詳細は「集まったお金の使い道」にて説明しますが、909,966円を目標金額とします。
私がこの作品に関わる事を決めた理由は、脚本が素晴らしい事、監督の過去作品が素晴らしい事、そしてパートナーとなるフィリピンのプロデューサーと監督との友情と信頼関係です。フィリピンのプロデューサー、監督、スタッフ、キャスト、日本のスタッフ、キャスト全員との信頼関係と、フィリピンと日本の友好の為にも、今の困難を乗り越えてこの作品は完成させたいと思っています。
目標金額の909,966円は、撮影延期により発生する損失額への補填に使わせて頂きたいと思います。
日本政策金融公庫の新型コロナウイルス感染症特別貸付や銀行の新型コロナウイルス感染症対応緊急資金に申し込んでいますが、まだ融資がもらえるか分からず、時間もかかりそうです。その為、個人のカードローンで一時的に一部の支払いはしています。既に立替えて支払った経費、稼働していたスタッフへの報酬、スケジュールを確保していたスタッフへの補償の金額は以下の通りです。
既に支払った経費: ¥970,817
(ロケハン渡航費、キャスティング渡航費、打ち合わせ渡航費、美術/衣装購入等)
日本人スタッフ稼働分報酬: ¥1,199,900
(ロケハン、許可取り、翻訳、美術/衣装準備等)
日本人スタッフ未稼働分報酬の20%: ¥739,249
(2/18〜2/27に札幌で予定していた撮影までで、2/29〜3/1に予定していた佐賀での撮影は含まない)
計: ¥2,909,966
ここで複雑なのは決して上記の金額が1年後に回収できるというわけではありません。本作は札幌フィルムコミッションの助成金をもらって撮影する予定だったので、上記のうちの約1/3は助成金で賄われるはずでした。しかし撮影延期になった為、助成金は一旦辞退となりました。今年度、再度助成金に申し込みますが、上記の金額は昨年度の支出になってしまうので助成対象にはなりません。
また、来年撮影前に一部同じ作業を繰り返す事になりますが、その作業をスタッフに無償でしてもらうわけにはいきませんので、その部分はダブルでお金がかかります。一方、フィリピン側の予算が増えるわけではないので、弊社がクラウドファンディング等で支援を求めない限り、全額回収はできないと思っています。
上記の金額の内、909,966円をこのクラウドファンディングで支援募りたいと思います。残りの2,000,000円は友人であるフィリピンの個人プロデューサーと私で何とか凌ぐつもりです。フィリピンのプロデューサーはスタジオからの支払いはないものの、個人的に自腹で支援しようとしてくれています。私もコロナウイルス関連の融資で何とかやりくりするつもりです。
ご支援頂いた金額は目標金額に達しなかったとしても、スタッフに配分されます。目標金額を達成するというのは大きなチャレンジですが、スタッフ支援という目的は必ず果たします。
『Purple Sun』の限定配信、エンドロールにお名前掲載、エンドロールに企業名とロゴ掲載に関しては、作品が完成しないと履行できないリスクはあります。プロデューサーも監督も必ず作品は完成させるという前提で動いていますが、コロナウイルスによるスタジオの経済的影響、札幌と佐賀の助成金が今年度も継続されるかどうか、スタッフ/キャストの健康状態等、予定している来年1月の撮影時期にどうなっているか分からない事がたくさんあります。この3つの完成前提の特典に関しては、万が一完成しなかった場合でも、集まった資金はスタッフへの補償に使われるので返金できない事をご了承ください。
それでもこのクラウドファンディングの目的であるスタッフ支援は必ず実行しますので、よろしくお願いします。
新型コロナウイルスの影響で多くのイベントが中止となり、音楽、演劇、映画、飲食、旅館だけでなく、多くの業種がダメージを受けています。この『Purple Sun』だけでなく多くの映画の撮影が中止に追い込まれています。私個人的には『Purple Sun』が撮影延期になったのは正しい判断だったと思いますし、人々の命の事を考えると今は全ての撮影を延期とすべきだと思います。しかし中止になった作品のスタッフは生きていく為に、新たな仕事を探して撮影があれば現場に出て行きます。給料がもらえないと家賃が払えなくなるので仕方がない事です。スタッフに支払いができない状況はプロデューサーとしては相当心苦しいものです。お金をもらえない人も苦しいし、お金を払えない人も苦しいと思います。
多くの作品、イベント、商売、会社が厳しい状況にあり、多くの人々が苦しんでいる中で、この『Purple Sun』という映画で支援を求めるのは正直躊躇しましたが、ただ政府の支援や銀行の融資を待って、結果支援がなければ会社が倒産したり、スタッフへ支払いができなくなったりするよりは、今出来ることを何でもやって、困難を乗り越えようとクラウドファンディング実施を決意しました。
同じ業界にも他の業界でも同様に苦しんでいる人がたくさんいると思います。その為にも、今、クラウドファンディング等で支援を受け付ける事は重要な事だと思います。しかもクラウドファンディングは人に会わずに自宅でできます。『Purple Sun』だけでなく、他の企画やイベントでも企画者がためらわずにクラウドファンディングで支援を求める事ができるいい事例になればと思っています。
皆様のご支援よろしくお願いします。
『Purple Sun』共同プロデューサー
今井太郎
3000 円
5000 円
10000 円
30000 円
50000 円
100000 円
200000 円