ドキュメンタリー映画『最後の一滴まで』 メールニュース vol.1
vol. 1 2018-08-16 0
ドキュメンタリー映画『最後の一滴まで―ヨーロッパの隠された水戦争』メールニュースvol.1
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★開始から10日で目標金額の50%を達成!
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アジア太平洋資料センター(PARC)が2018年8月に開始した、新作ドキュメンタリー映画『最後の一滴まで―ヨーロッパの隠された水戦争』に早速のご支援をいただきまして、誠にありがとうございます。おかげさまで、クラウドファンディングの開始からわずか10日で、目標金額の100万円のうち548,000円のご支援をいただき、早々に目標の50%達成を実現することができました。改めて御礼申し上げます。予想を超える大きな反響に、スタッフ一同大きく励まされ、力をいただいております。しかしこれも、日本における水道民営化への懸念や、公共サービスの今後のあり方への関心が非常に高いということの表れでしょう。この映画が、各地でさらに広い議論を起こすきっかけになることを、一同願っております。さらにご支援の輪を広げていくため、ご友人・お知り合いにも映画のことを広げていただければ幸いです。
※モーションギャラリーのウェブサイト
https://motion-gallery.net/projects/parc2018
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★海外レポート紹介―世界の水道民営化・再公営化の状況を知る
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このメールマガジンでは、ご支援くださった皆様を中心に、日本と世界の水道民営化について、そして映画の舞台となったヨーロッパで起こる水道サービスの再公営化について、今後様々な情報を発信してまいります。日本では7月に終わった国会で「水道法改正」が審議されたものの、時間切れとなり、9月下旬から始まる秋の臨時国会で再度審議される見込みです。しかし7月国会ではわずか4-5時間程度の審議しかされないまま衆議院で可決されたことを考えれば、世論の高まりや野党の力が弱ければ、臨時国会でも十分な議論がされないまま可決する危険があります。その意味でも、8月のこの時期からぜひ多くの方が水道民営化に関心を持ち、一緒に考えていける場をつくっていく必要があるでしょう。その一助にこのプロジェクトがなることを祈っております。
◆『世界的趨勢になった水道事業の再公営化』(日本語版)
https://www.tni.org/files/download/heretostay-jp.p...
このレポートは、ヨーロッパのリサーチNGOや公共サービスの労働組合などが協力して出版したもので、映画「最後の一滴まで」の監修者でもある岸本聡子さんも執筆者の一人です。2000年以降に再公営化された世界の水道事業について、その理由や経緯などが具体的な数字とともに紹介されています。ぜひご参考にしてくださ!
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★ラジオアーカイブ紹介―水道法改正案〜この法案で一体何が起きるのか?国会の議論も検証
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こちらは日本国内での水道法改正をめぐる問題についてです。先述の通り、7月に国会で行なわれた水道法改正の審議は、非常に不十分なものでした。映画「最後の一滴まで」のプロジェクトメンバーであり、水ジャーナリストの橋本淳司さんが7月5日にTBSラジオ「荻上チキ・Session-22」に出演された際のアーカイブをご紹介します。そもそも今回の水道法改正は何を目指しているのか、どこに問題があるのか?がとてもよくわかります。
https://www.tbsradio.jp/269584
(無料で視聴可能です。上記ウェブサイトにアクセスしてアーカイブ音声の再生ボタンを押してください)
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【編集後記】
今回から始まったドキュメンタリー映画『最後の一滴まで』 メールニュース vol.1はいかがでしたでしょうか? 今後も引き続き皆様にPARCとプロジェクトメンバーから水道民営化や公共サービスに関する話題を随時お届けしていきます。多くの方にこの問題について広げていきましょう!(責任編集:内田聖子)
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特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC)
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