日々の活動の様子~あさやけベーカリー
vol. 5 2017-09-27 0
© Kazuo Koishi
※後列 左から2人目:あさやけベーカリー店主 山田和夫さん
みなさん、こんにちは。
ハウジングファースト東京プロジェクトです。
今回はリハビリプログラム(日中活動)の1つであるパン作りについてご紹介します。
毎週水曜日の昼過ぎ、あさやけベーカリーにひとり、またひとりと集まり、にぎやかな声が響いていきます。ここは、週1日だけのパン屋さん。作ったパンは、その日の夜に池袋駅周辺で行う夜回り(アウトリーチ)活動で、路上生活をしている方々に配ります。
元「ホームレス」当事者の方や、ボランティアの方を中心に、毎回12,3名が集まり、4,5種類のパンを合計150個ほど焼き上げます。和気あいあいと話をしながら仲間とパンを作るあたたかい空間は、自分の居場所があることを実感させてくれます。
パン作りの工程で最も難しいオーブンを担当している元当事者の方はこう話します。
「路上生活をしている人になにかできたらいいなと思っています。夜回りでパンを渡すときに一声かけてあげて。自分もそういうときがあったので。自分のときと同じように考えて。同じような気持ちで。そういうのをこれからも継続していきたいと思っています」
元当事者の方がピアサポーターとして活動を支えているのもこのプロジェクトの特徴です。
【あさやけベーカリー店主 山田和夫さんのお話】
池袋でホームレス状態にある人々への複合的な支援であるハウジングファースト東京プロジェクトで、私もあさやけベーカリーとして参加しています。ぜひ多くの人にシンポジウムに来ていただき、ハウジングファーストのことを知っていただきたいですね。
このクラウドファンディングへのご支援のお礼として、日中活動見学会もご用意しています。
皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。