日曜日、突然、スタッフたちと宿泊ゲストで井戸掘り!
vol. 53 2019-07-14 0
昨日の作業中にウインチ(ホイスト)が壊れてしまった。
Kさんが解体して、中をみてみた。
ワイヤがうまく巻き戻っていなくて、からまっている。
伸ばして、巻き直してみる。
先っぽを持っているのが、真っ黒フードのあんちゃん。
清掃も終えて、帰ってもいい時間だったのだけど、どういう話の流れか、
今日も井戸掘ろうか、ということになった。
「Kさんは、お疲れでしょう。残ったメンバでやりますから」とわたしが言うと、
「人数、4人は要りますよ」と、Kさんは着替えに入った。
そこへ、もう一週間ほど泊まっている香港人のゲストがやってきて、
靴はどこか、軍手は?とジェスチャーをするので、手伝ってくれるのだとわかる。
この人は口数が少ない。
作業するうちにわかったことだが、彼は、タンザニアで、水を確保する活動をしていたそうだ。
こどもたちが川まで水を汲みにいってたので、雨の水を溜める装置をつくったり、井戸を作っていたそうだ。
最初、あんちゃんと香港人のローレンスさんが井戸に入り、
地上は3人。ひとりスイッチの操作、二人がバケツを受け渡す。
ぎりぎり最低限の人数だった。
こんどは、Kさんとわたしが井戸のなかに入る。
まわりの土のなかに、粘土がまじってくる。
重い。
長くつが泥のなかにめりこむと、なかなか抜けない。
なかの木枠を大ハンマーでぶっ壊してはずす。
大きい木枠を30cmあまり下ろす。
へたれのわたしと、スタッフのわたるくんとが交代。
さすがに狭いところで、泥まみれで掘っていて
体が、ほどよく疲労している。
「バケツ100杯くらい、掘りましたね」と、あんちゃん。
数えてたのね。
まだまだやね。あと、この5倍くらい?
「今日のところはここまで」と作業を終えたのは、はじめてから、二時間ほど経過していた。
そのあと、昨日の分もふくめて、砂まみれの軍手を水場で洗う。
軍手だらけだ。
長くつ、スコップ、バケツ、はしご。
みんな、砂まみれだ。
「おねがい、水かけて」と、Kさん。
全身に水をかける。
砂まみれで、じゃりじゃりする。
最後に、じぶんの服を脱いで、着替えてから、服を水場で洗った。
今夜、髪を洗ったら、じゃりじゃりするんだろうな。
水場にいると、雨が降り出した。
井戸掘りをしている間だけ晴れていたのが、ふしぎなこと。
人数が、ぎりぎりだったので、作業をしているところの写真はない。
*
クラウドファンディングしてお金を集めるより、
井戸掘り作業のほうが、よっほど好きだとおもう。
けれど、このホイストも、もしかしたら買い替えが必要かもしれない。(けっこう高い)
お金もまだ必要だ。
なによりも、映像と冊子編集にお金は必要。
体験したわたしたちが、悩んだこと、感じたこと、考えたこと、伝えたいことがある。
どちらも、佳境にはいりつつあり、どちらも大切。
どうぞ、みなさまの応援をよろしくおねがいします。
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もし、掘りたい、という人がいたら、4人以上のグループなら日程調整してみます。
ココルームまで連絡ください。
info@cocoroom.org
06-6636-1612(ココルーム)