大阪の真ん中に、井戸を掘る!
Well Digging in Osaka! 釜ヶ崎芸術大学

井戸掘りに欠かせないのは、仲間と天気と道具。

道具は、素人には難しく、何を買えばいいのかわからない。

釜ヶ崎の人が、あれこれ調節してきてくれたり、

買ってきてくれる。（レシートも渡されますよ）

ウインチ、ホイストと呼ばれるこの道具は、ワイヤで荷物を上げ下ろしするもの。

100kgまで大丈夫な代物。

最初は滑車で、バケツの上げ下ろしも数人がかりだったのだけど、

この道具のおかげで、スイッチひとつになった。

けれど、はじめて、この道具を触る人が操作することもあり、

ちょっとした異常に気づけず、ワイヤが動かなくなった。

そこで、Kさんが「写真撮って」と言った。

記念撮影じゃないですよ。

ネジの位置などを写真に撮って、元にもどすとき、頼りにしようというわけ。

ネジをまわすにも、いろんな道具を引っ張り出してくる。

解体して、ワイヤを全部引っ張り出す。

ところどころに、ワイヤの傷みを発見し、赤いテープを巻いておく。

（買い替えが必要な気がする。

事故につながるものね。ぐぐ、ホイストはけっこう値段が高い）

巻き直して、さっきの写真も役に立ち、なんとか完成。

そして、そのあと、ホイストを井戸の上に取り付けると、

動かしてみたくなったのか

井戸掘り作業　バケツ100杯がはじまった、というわけ。

今朝、井戸をのぞいていみたら、水の量がとても増えていて、びっくり。

今日の曇天。　

いまでも、土のなかでは、水がうごめいている。