井戸の内側に積んでゆくモルタルレンガに、応援してくださった人の名前を刻む
vol. 36 2019-06-20 0
毎日、モルタルレンガをつくる。
27段なので、1日1段で27日かかる。
雨の日はどうする?
手伝いのない日はどうする?
男性スタッフのいない日はどうする?
それでも、とにかく毎日つくる。
砂とセメントを混ぜ、水をいれ切るように練って、
バケツに何杯もいれて運び、型枠にいれてゆく。
そのまえに、抜いた型枠を掃除して
アブラを塗っておく。
このくらいで、汗がしたたる。
練ったモルタルの一杯のバケツを運ぶと
数歩でへとへとになる。
あきらめて、スコップで詰めてゆく作業や、道具をくばったり
瑣末なことをする方にまわる。
釜のおじさんはバケツ2つ持って歩いてる。
モルタルの表面張力はおもしろい。
メンバーによるが、だいたい1時間半〜 2時間で、作業は終わる。
こうして、たいらかにしたモルタルを1時間後に、もういちど、ならす。
夜には、猫やイタチが歩かないよう、板をおいておく。
*
こうして1日おいたモルタルレンガに、
寄付してくださったかたや、ともに作業した人の名前を刻もう、とノミをもって
やってみた。
想像以上に、ちからがいる。
150人くらいの名前をきざむことになる。
書くだけなら、よっぽど楽だけど、彫るのがよいと思っていて、
なにか工夫は必要。
やってみないとわからないことだらけの今回の井戸掘りプロジェクト。
勉強になります。