揺れる地面の上に生きるわたしたち。井戸作りの記録、しっかり作りたい
vol. 37 2019-06-21 0
先日、日本海側で地震があった。
被災された方にお見舞いもうしあげます。
そして、さりげない日常がもどりますように、と
お祈りします。
ゲストハウスには、東北から来てくださった方が泊まっていて
彼は「じぶんのまわりでは、地震なんてないから、と言っていた。みんな、そう思ってるけど、そんなことはないんだから」と、話していた。
揺れる地面の上に生きている。
島に暮らしているんだから。
もし、被災したときに、いのちをささえるのは、もちろん、いろいろと必要なんだけど、
そのなかでも、水は、やっぱり、とても大切だとおもう。
そのおもいを新たにする。
ここで、井戸作りに取り組んでいるわたしたちの当初からの
「記録をつくりたい」
「誰かが、井戸を作りたいときに、参照できるものを」
「素人でもやってみようと、勇気のでるものを」
「イメージがしやすいよう、映像でも」
この思いを、しっかりとかたちにしていこう。
(誰にも、頼まれてないけど)
*
クラウドファンディングも終盤にはいった。
井戸掘りの作業は当初予定とは大幅に変わり、
完成予定の7月中旬には間に合わないかもしれない。
工程は大変なほう、めんどくさいほうを選んでしまっている。
作業は増え、井戸の内側の加工のために、毎日、モルタルレンガを作りつづけている。
左官。セメントの湿っぽいにおいが親しく感じられる。
現場は、うっすら土木工事の様相を呈している。
釜ヶ崎で井戸を掘る、というのは、こんな経験になるということを、おもしろく感じている。
こんな体験にたちあってもらいたい。
伝えたい。
映像、写真、ライター、デザイナー、校閲などの編集チームは、井戸掘りに並走しながら完成を待っている。
クラウドファンディングも、もうひと踏ん張り。
チームがよい仕事ができるよう、ファンディング目標達成まで どうぞよろしくお願いします!