水を撒く、そんなあたりまえのことに
vol. 25 2019-05-28 0
井戸の水は泥水だけど、それは泥が流れ込んできているせい。
現在、深さは、だいたい130cmほど。
いったん、この水を抜いてから掘る。
ウオーターポンプで吸い出すのだが、この水がもったいないから、と
Kさんが、ハス用の大きな鉢を用意して溜めはじめた。
またたくまに、4つの鉢が満タンになり、まだ余る。
ホースの先をぎゅっと握って、水しぶきにする。
井戸の水は冷たい。
植物たちは、しばらくつづいた陽射しに灼けたからだを休めていることだろう。
井戸は、あと30cmほど掘ると、予定通りの深さになる。
「掘るのは、もうすぐおしまいかな」
「すこし、さみしいね」
水を撒く。
この水は、準備をし、みんなが声をだし、掘った井戸のおかげ。
美しい水しぶき。
あたりまえのことにたどりつくまでの、あたりまえじゃない営み。
それらをことを、しっかりと記録し、ことばにしたい。
クラウドファンディングは、折り返し地点。
井戸の仕上げに向かって、また試行錯誤がつづく。
ひきつづき、応援よろしくおねがいします。