いっしょに掘った記者さんの記事、朝日新聞夕刊(2019年5月9日)
vol. 20 2019-05-13 0
4月に取材にきてくれた神田記者の記事が、大きく紙面に取り上げられました。
いっしょに、スコップを握っただけに記事も深掘りしていただきました。
この頃には、まだ「井戸」というより「穴」で、
ハシゴもなく入っているのが、不思議な感じがします。
当時、水の気配など、ほとんど感じていなかった土が、
いまは縄文時代の土で、
そして、水がじゅわじゅわわわ、、と湧いているのが、やっぱり不思議です。
わたしたちが生きているのは、この地面の上で
地面の上のことばかりに、気を取られ、
仕事がどうだ、お金がどうだ、誰々がどうだ、とかとか、そんなことばかりですが、
地面の下では、粘土層や硬い層にはさまれて、水が流れているのですね。
そう、わたしたちの生は、物言わぬ水脈に支えられているのやなあ、と
じんわりと感じるようになりました。
これは、一人、井戸のはしごをおりて、底でいると感じられるものです。
掘るほどのことはしたくないけど、はしごをおりるのはできそうだから、
井戸の底を体験したいという方がもし、いらしたら、
井戸掘り作業の時間の都合がつくかぎり、歓迎しますので、きてみてください。
日程などは、釜ヶ崎芸術大学のスケジュールでごらんください。
http://cocoroom.org/釜ヶ崎芸術大学・大学院2019