大阪の真ん中に、井戸を掘る!
Well Digging in Osaka! 釜ヶ崎芸術大学

快晴の釜ヶ崎の空。

5月11日、この日も井戸掘り日和でした。

各地から、年齢も出身地もさまざま、いろんな人と井戸掘りしました。

フィンランド、ドイツの人、京都の人、大阪は堺や北摂の人も。

じぶんの畑に井戸を掘りたいという方もお二人いました。

新聞でご覧になった方は、よくココルームの前を通っていたそうです。

注水ポンプを購入したおかげで、水汲み作業はものの数分でおわり、

1分間にどれくらい水が湧き出るのかを、確かめました。

まだ、それほど大量にでているわけでもないことを確認しましたが、

それでも、すこし掘ると、じゅわんじゅわわわ、、と水がでてきます。

すこし掘ると、木枠をすこし下げます。

このとき水平に下げるのが重要です。

円形のなかに、四角の木枠を置いていますが、４隅に

1cmほどのあそびを用意し、木片でとめてあります。

下げる際には、この木片を取って、ワイヤーの張り具合を確認しながら

木枠を下げていきます。

みんなで、木枠に乗って、ゆらしてみたり、ふしぎな儀式のような感じです。

水平に下げれば、木片で固定します。

このとき、板のつなぎ目に重なるようにしておきます。

境目で少しでもずれると、ひっかかるからです。

水を汲んでは掘り、バケツリレーして掘り、木枠を下げる。

しばらくは、この作業を繰り返すことになります。