監督より最後のお願い:残り4時間!!
vol. 73 2015-03-31 0
【☆☆監督より最後のお願い☆☆】
~本日24:00でサポート終了!/震災前の被災地のいきいきとした姿、そしていつの時代も変わらぬ普遍的な地方の人の営みを伝えるドキュメンタリー映画『波伝谷(はでんや)に生きる人びと』の全国劇場公開にご協力下さい!!~
モーションギャラリーをご覧のみなさま、こんばんわ。震災前の南三陸を舞台にしたドキュメンタリー映画『波伝谷に生きる人びと』監督の我妻です。
さて、1月27日より開始した本作の全国劇場公開応援クラウドファンディングもいよいよ終了まで残り4時間となりました。
3月31日20:00の時点でサポートして下さった方の人数は67名、集まった金額は610,000円。目標金額にはまだ遠いですが、これだけ多くの方がこの作品を応援してくれているのだと思うと、それだけでもう胸が熱くなってきます。さらにこれまで地道な宣伝活動を続けてきたおかげか、最終日に入ってその応援は一気に膨れ上がってきています。
自主製作の映画を観客のもとに届けるのは、なかなか大変な作業です。昨年夏に「震災3年を機に、沿岸部全体で被災地の“未来”について考えたい」という主旨のもと、この映画の宮城県沿岸部縦断上映会(11ヵ所)を行ったときにも、4人の実行委員の仲間をはじめ、沿岸部全市町村のご後援、多くの地元の方のご協力をいただきましたが、それでも集客には大変苦しみました。無料上映かつ地元出身監督・地元舞台の映画(それも被災前という稀有な作品)でありながらも、そのような状況なのです。
また、国内最大の自主製作映画の祭典として知られているぴあフィルムフェスティバル(PFFアワード2014)に入選したときにも、21作品中一番観客が少なかったのは僕の作品でした。それも東京を離れて名古屋・京都・神戸と地方を回ったときにはさらに大変な状況でした。それだけ地方に行けば行くほど自主製作映画への関心は薄く、しかも「震災にまつわる映画」は敬遠されるような状況なのです。その様子を見て、ただ劇場公開を実現しただけでは何も意味が無いということを本気で考えさせられました。
しかしその苦しみの中で反省し、学びながら、こうして人の力を借りて、人とつながることで監督自身が成長していけるのも、ある意味自主製作映画の特権と言えます。だから、この映画を劇場公開する上では、今までの経験をしっかり活かして、現地に赴いて人と出会い、イベントを開催するなどしてより多くの人とつながり、考えられ得る最善の手を尽くして、一人でも多くの観客のもとにこの映画を届けたい。そう願っています。一つの映画を通して人と人が出会い、多様な価値観を共有し、そこから新たなクリエイティブな活動が生まれる。自主製作映画には、そんな大きな可能性が秘められています。
泣いても笑っても、あと少しでサポートは終了します。僕もプロジェクト・マネージャーもできる限りのことはやったので、不思議と焦りはありません。しかし時間が許されている限り、最後の最後までできる限りのことは尽くします。あとはこれまで培った人脈と作品の力を信じて、最後の山場を迎えようと思います。
この記事をご覧のみなさまも、どうか残り4時間、最後まで宣伝にお付き合いいただけますと幸いです。そしてもしこの映画の可能性に共感して下さった方は、是非サポートをお願いできますと幸いです。全国の一人でも多くの人に、震災前の地方の漁業者の生き方と地域のつながり、そしていつの時代にも変わらない普遍的な人の営みを伝えるため、みなさまのご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます!!
2015年3月31日 ピーストゥリー・プロダクツ 我妻和樹
※なお、サポートの検討に当たっては是非過去のアップデートをご参照ください。