最後の花火打ち上げます。:残り1時間!!
vol. 74 2015-03-31 0
モーションギャラリーをご覧のみなさま、こんばんわ。震災前の南三陸を舞台にしたドキュメンタリー映画『波伝谷(はでんや)に生きる人びと』監督の我妻です。
本作の全国劇場公開を目指してのクラウドファンディング終了まであと1時間。もう何度も何度もSNSなどで自分の思いを発進し続けましたが、最後の最後に、特大の花火を打ち上げて僕からの最後のあいさつに代えたいと思います。
映画『波伝谷(はでんや)に生きる人びと』は、僕の夢も涙もお金も時間も労力も性欲も、青春の総て注ぎ込んだ入魂の一作です。
そこに描かれているものは、東北沿岸部が「被災地」と呼ばれる以前に、その土地に根ざし、光と陰の両面を持ちながらも生き生きと暮らしてきた人びとの些細な日常であり、いつの時代も変わらない、地方の農山漁村に生きる人びとの普遍的な営みです。
海や陸の恵みと、そこでの人のつながり。日常の雑多な関係性に絡めとられ、面倒なことも多々あるけれど、それが生きがいでもあるという大きな矛盾を孕んだ豊かで複雑な世界。
「波伝谷」という一つの小さな世界の出来事ではあるけれど、それを徹底的に見つめていくことによって、今僕たちが生きているこの時代について、僕たちの足元を支えているこの世界について、そして自分自身の生き方について、見つめ直すきっかけになるのではないか。そう信じて僕はこの映画の製作を続けてきました。
昨年末に協賛金の募集を開始してから、作品のフェイスブックの「いいね」の数がガクンと減って落ち込みました。自分のやっていることは正しいのかどうか、おかげさまでいろいろな視点から見つめ直すことができました。それでも最後の最後になって、たくさんの知人が、この映画を広めるために、情報を拡散してくれたり、コレクターになってくれたりしました。そして直接知らない人も、多くの人が労を惜しまず今も応援してくれています。目標金額には届かないかもしれませんが(ひょっとしたら届くかもしれませんが)、それだけでも僕はクラウドファンディングをやった甲斐が十分あると思っています。
そんな応援して下さったみなさんのためにも、残りの1時間、最後の最後まで力を尽くして発進し続けます。どうかみなさんも最後までお付き合い下さい!そしてもしこの映画の可能性に共感して下さった方は、是非サポートをよろしくお願いいたします!この映画を全国の、一人でも多くの人に届けるため、みなさまのご協力をよろしくお願いいたします!!!(我妻)