恩送りのちから、声のちから
vol. 27 2020-05-22 0
コロナで 仕事も住まいもお金も失った
という人が釜ヶ崎にながれてくる
想像していたけれど、ほんとうにそうなった
釜ヶ崎で相談会「新型コロナ・住まいとくらし緊急サポートプロジェクトOSAKA」がひらかれ、相談者が訪れている
昨日は 2組の人が 相談員に連れられて来てくれた
40歳代 2人連れ
地域内にツインの部屋は少なく、ココルームに2週間泊まってもらうことになった
宿泊費は 上記のクラファンによって支払われる
食事は インスタントラーメンや温めるごはんの現物支給
数日は、ココルームのクラファンの恩送りごはんチケットで食べていただく
お二人は、長崎の離島のご出身だときいた
夕方、ココルームの取材に来ていた新聞記者と話していると
その記者も同じ島出身だとわかった
もう何年も島に帰っていない2人のために、
記者は「名物のうどんをもってきますよ」と話している
今朝はいっしょに、ラジオ体操して
「久しぶりに体を動かしてすっきりしました」と
庭の草むしりをはじめた
これからの季節、ジャングル化するココルームの庭
この方、漁師、建設、庭師、工場と、職を転々とされたそうだ
魚、さばけるんですか、と尋ねると
「調理師免許も持っていて、まぐろも解体できますよ、チェーンソーで」
おだやかに語る
+
また ひとり 50歳代男性
この方も 恩送りごはんチケットをつかってもらい
いっしょに 昼ごはんをいただく
泊まるところは 別のホテルに用意されたそうだ
今日からは、また別の施設で、そこは大部屋で、落ち着かないらしいが
2週間の辛抱だから、という口ぶりだ
彼は会社を経営していた経験の持ち主で
コロナで会社をつぶし、無一文になって
「この前の1週間、公園で野宿してました」
昼ごはんもおわるころ、一人語りがはじまる
家族との関係
仕事のこと
これまでのこと
野宿したとき
「もう 正直 死のうかな とおもた」
「でも いまは 長生きしたいねん」
話したかったんだろうな
相槌をうちながら おもう
話しながら
彼自身が 生きていたい、ということばを
自分に語りかけてるんやろうな とおもう
声が
表されることによって
何重にも
あつみを帯びていく のが わかる
+
寄付者のみなさまの恩送りチケットのおかげで
ごはんを食べていただいています
困窮されている方に 無料でごはんを食べてもらいたいけど
いま ココルームは そんなかっこいいことはできません
だから、こうして、みなさまに恩送りチケットを購入いただいて
その場に、立ち会わせてもらっています
ひさしぶりに
あったかいごはん
てづくりのごはんに
ほっとしていただいています
二人連れでいらした 口数のすくない女性が 今朝
「おいしいごちそうでした、料理、わたし習いたいです」と
話される
〜〜〜したい という気持ちが、「生きる」につながっていくと
おもうんです
+
ココルームのクラファンも
だれかの「生きる」につながっていることが
うれしいです
何度も書きますが、そこに立ち会わせてもらって
ほんとにありがとうございます
寄付者のみなさま
口コミで応援してくれるみなさま
ほんとに ありがとうございます
みなさまの、ご寄付という恩送りのちからです
恩送りの特典にこだわらず
どうぞ どんな方法でも
ココルームをささえていただければ さいわいです
●いろんなところに、寄付回数が増えている方に、おすすめ!
ご自身の住民税の控除になります
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https://www.city.osaka.lg.jp/keizaisenrya…/…/0000309989.html
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