アフリカの大地をドローンで空撮
vol. 17 2019-08-04 0
「アフリカを空から見てみたい!」
今回の記事は、ドローンについて撮影担当の江頭さんに書いていただきました!
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「アフリカの大地をドローンで空撮したい!」
ドローンを持ってる人なら誰でも思う事だろう。 しかしながら、ウガンダは簡単ではない!
昨年エンテベ空港での入国時に税関でX線検査が有り、「スーツケースの中にドローンが入ってるだろう、持ち込めないから出せ!」と言われた。 入国時にX線での荷物検査がある国は初めてで、変だなと思ったが、これがドローンを見つけ出すためだったとは。
持ち込めない理由を聞いたり、我々の渡航目的を説明しても、軍の許可が必要との事で、全く取り合ってくれない。結局出国時に返却となり、預り証を書いてくれた。取り置かれる税関の倉庫まで職員と見に行ったが、そこは小部屋ではあったが、引取りされていないのか無数のドローンが置かれていた。
今年はその経験から、現地スタッフであるガブリエルが持っているドローンを借りる事にした。多額の申請費用がかかるウガンダ国内での飛行許可を取得済みだそうだ。 AUTELの X-Starという機種で、飛ばしたことはなく少し心配だ。
ところが、ガブリエルは最近追加でDJIのPhantom Proを借りれたようで、この機種なら飛行経験もあり、操作するアプリソフトも同じものだ。 これで日本から機体を持ち込む必要が無くなって助かった。良い映像も撮れるだろう!
5月に行ったガーナは、機体の持込は可能だが、飛行は許可をもらった機体しか認めておらず、ウガンダと同様に自由な飛行は実質禁止している。 仕方ないので、旅行代理店に頼んで飛行申請と許諾機体をレンタルし、無事に撮影出来た。
都市部でなければ、広大な平野で全く問題は発生しないのだが、何かにつけてお金を得たいのか、アフリカの方が飛ばし難くなってきているように感じた。 もし渡航される際ドローン撮影を考えるなら、渡航先のドローン規制に注意される事をお勧めする。
Text & Photo : Yasuo Egashira