撮りたいテーマと機材のバランス
vol. 6 2019-07-15 0
すごい撮影技術と経験を持った江頭さん。cinema starsの活動をがっちりと支えてくれています。
現地での撮影動作が、ほんとにすごい。ウガンダでビデオグラファーを目指す若者たちの指導も、ゆくゆくはしてもらいたいと思ってます。
そんな江頭さんから、具体的な機材情報についての記事です。
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映像撮影と上映会の機材担当、江頭です。まずは自己紹介。
私は、元サラリーマンで13年前に脱サラして、フリーランスで映像制作をやっている、いわゆるビデオグラファーと言う仕事だ。
桜木さんとは、一昨年のcinema starsの渡航の前に、別プロジェクトのパブリックビューイングの報告会で出会った。 主婦なのにアフリカでの社会貢献活動を、当時17年間も継続中(現在は19年間)と聞いて、凄い!これは何かお手伝いせねばと思い、一昨年のミュージック・ビデオの制作や、昨年は同行して記録映像を制作し協力した。
今年も同行予定であるばかりでなく、日本の小学校での課外授業の記録撮影も行なっている。
さて、今回の撮影で持って行く映像の撮影機材についてだが、 チームで行くとは言え、1人での海外撮影となると、機材選択はかなり考えなければならない。一度も行った事がない国となると更に予想が困難だ。
今回は2度目のウガンダ渡航で、現地の撮影環境や、サポートしてくれる現地スタッフのガブリエルがどの程度協力してくれるか分かっているので、かなり予想しやすくはなっている。
とは言え逆に欲が出てきて、あれも撮りたいこれも撮りたいとなると、当然機材も増えて、現地での移動などで取り回しが悪くなり、結局使わない機材も出てくる事になる。 撮りたいテーマと、機材のバランスを取るのは、非常に難しく何回海外撮影やっても完璧だと思った事はなく、常にバージョンアップあるのみだ。勉強と経験を重ね人真似ではない、独自の使いやすい撮影システムを構築していくしかない。
写真は5月に行ったガーナの撮影機材だが、直前になって持って行かなかった機材や、結局現地で使わなかった機材もあった。
今回の持込み予定の撮影機材
●ウガンダ撮影機材:小型ドキュメンタリー + インタビュー
・DJI OSMO pocket、ポケットジンバルカメラ
・Sony Cyber-shot RX0 II 超小型カメラ
・Sony HandyCam AX55 光学ズーム倍率20倍のハンディカム
・Sony α6500 + 10-18F4, 35F2.8 デジタル一眼カメラ
・ジンバル Kylin-M デジタル一眼カメラ用のジンバル
・小型バッテリーLEDライト (・ROTORIGHT NEOII 単体)
・GoPro HERO7 BLACK 超小型アクションカメラ
まとまりのない文面になってしまったが、最後に、現地の情報を出来るだけ収集し、何を撮りたいのかをはっきりさせ、撮影プランを作ることが重要だ。
この撮影プランを作るにより、優先順位を付けてカメラバッグやスーツケースに入るものかどうかや、重量も事前に確認しておくと、空港のカウンターで混乱する事がなくなるはずだ。
Text & Photo : Yasuo Egashira