「映画」にできることは?
vol. 5 2019-07-14 0
今日の記事は、cinema stars 新メンバーの中尾くんに書いてもらいました。中尾くんはどちらかというと「アフリカ行きたい!」という感じではなく、「日本でなにかできることがあれば協力させてください」と言ってくれている貴重な存在。日本での活動を毎日コツコツと支えてくれています。
こういうメンバーがいるおかげで、渡航メンバーもアフリカで思いきり活動できるのだと思います。いつも本当にありがとう!
「映画にできること」を考えた中尾くんの記事、ぜひ読んでください。
***
はじめまして、中尾と申します。現在大学3年生で、文学部で主に芸術学を専攻しています。
自分は昔から芸術、特に映画に強い興味がありました。大学でアカデミックに映画について考えるようになってからも、小さい頃と変わらず、映画からは新しい感動、パワーをもらっているように感じます。
そして自然と、この感動を人と共有したい、自分も関わりたいと感じるようになりました。当然「製作」ということに関心が向くのですが、同時に、自分の大好きな「映画」を使って何か社会に貢献する方法はないだろうかと考えるようになりました。
「映画」を1つとっても、そこから社会へのアプローチは様々にあると思います。
例えば、ドキュメンタリー映画のような、現実をダイレクトに伝えるような映像の使い方は非常に強力で、それだけで観客を突き動かし得る力をもっているものだと思います。
いわゆる「映画」、物語を紡ぐという役割を持った映画もあります。そこに映っているのは架空の世界です。しかし、ただ刹那的に楽しんで終わるだけではない、何か特別な魅力を感じ、「映画」を通してどんなことができるだろうか、と考えていました。
そんなときに、cinema starsのホームページを見つけました。まず、純粋に「移動映画館」というアイデアそのものに惹かれました。そして、映画を観て夢を語る子どもたちの記事を拝見し、そこに自分の考えていることへの1つの答えがある気がしました。例えば映画を観たことのない子どもたちが初めて映画を観たとき、それはどんな体験になるのでしょうか。自分もかつて体験したことですが、考えるととてもワクワクします。それは新しい世界を知ること、夢を見ることなのかもしれません。
昨年、代表の桜木さんにお話しさせて頂き、今年度から初めて、微力ながら関わらさせて頂いております。
桜木さんをはじめとするcinema starsのメンバーの方々の行動力、またそのスピード感にはとても驚かされます。限られた時間、資金の中で最大限、この夢のあるプロジェクトを成功させようという強い熱意を感じます。
是非、もっと多くの人にこの素敵な活動を知って頂きたいです。どうぞ、宜しくお願い致します!
次回は、実際にウガンダへ渡航し、撮影・上映オペレーションを担当される江頭さんが、機材について書いてくださります。お楽しみに!
Text : Koshun Nakao / Photo : Naoko Sakuragi