憧れのアフリカ!
vol. 2 2019-06-27 0
前回予告したメンバーではないですが、リレー連載の続きです!
今回の記事は、今年の渡航メンバーのひとりで、cinema starsの「子どもの遊び・学び」担当の久留島さんです。
お仕事で子どもの就学前教育をご専門としているだけあって、ユニークな視点でウガンダを見ているような気がします。去年の久留島さんの「絵本の読み聞かせ」は、ウガンダの子どもたちにも大人気でした。
以下、久留島さんにバトンを渡します!
文中の写真はすべて久留島さんが撮影したものです。子ども目線のウガンダも文章と一緒にお楽しみください。
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昨年初めてウガンダでのcinema starsに参加し、子どもたちが映画を観る姿から言葉を介さないコミュニケーションの可能性を感じた久留島です。
小さい頃からアフリカに憧れていました。
高校1年生の時、オートバイでアフリカを横断した加曽利隆に憧れ、授業中に世界地図を眺めてばかりいました。そして、高校3年生の時、ダイアン・フォッシーの生涯を映画にした『愛は霧のかなたに』(原題: Gorillas in the Mist)を観てアフリカへの関心はさらに深まりました。
幼稚園やこども園、小学校、そして短期大学で保育者・教員として仕事をしているうちに、アフリカへの想いが少し遠くなっていました。
子どもたちの遊びについてのコラムを書く仕事を通して、cinema stars代表の桜木さんと一緒に仕事をするようになり、世間話をしている中で「アフリカ」という言葉が出てきました。桜木さんの話を聞いているうちに再びアフリカへの想いが溢れてきて、cinema starsに関わることとなりました。
昨年は3~5歳の就学前の子どもたちが通うナーサリーをフィールドとして、ウガンダでの保育・教育環境における子どもたちの学びについて観察をすることができました。日本以上に就学前の子どもたちに読み書き計算を身につけさせたいという保護者の願いが伝わってきました。保護者と話をする中で、それは保護者自身が困難な時代に生き、満足な教育を受けることができなかったことからくる願いだと分かりました。
保護者の願いを背にしながらも、遊ぶことに貪欲な子どもたちの姿も垣間見ることができました。先生の目を気にしながらチョークの粉を顔じゅうに塗って大笑いする姿、園庭の石や砂を集めて作る、壊す、作るを楽しむ姿。
就学前の子どもは昼になると兄弟や保護者が迎えにきて家に帰ります。地域には群れて遊ぶ子どもたちの世界が保証されていました。
今年のcinema starsでは、保育・教育の場と生活の場にある子どもたちの自由性、子育てのサポート源としてのコミュニティーのあり方などについて、フィールドワークをしたいと考えています。
次回の記事は、cinema stars創設メンバーのえりさんからのメッセージです!
「アフリカを学ぶ、アフリカから学ぶ」をライフワークにするえりさんの思いをお楽しみに!
久留島太郎