書籍「CRAFT BAKERIES」取材レポート ①
vol. 7 2015-10-13 0
池尻大橋駅から三宿の閑静な住宅街へ歩いて行くと「Boulangerie BONNET DANE」があります。
フランス・パリにある小さなブーランジェリ(パン屋さん)を連想させる可愛らしい店内で、パンを選ぶ瞬間は何度訪れても心が弾みます。
その日は取材のため特別に朝から工房へ入らせてもらうと、オーナーシェフの荻原さんが手際よくトラディション(バケット)をオーブンにいれるところでした。
もともとはパティシエとしてフランスで働かれていた荻原さんは、現地のパンの美味しさに魅了され、なんとパン屋さんへ転向してしまったんだとか。
毎朝8時には必ずお店を開けて、お腹を空かせた地元のお客さんであっという間にパンがなくなってしまうこともよくあるそうです。
「おいしいパンだからこそ、より地元の人の日常に寄り添う店でありたい。」手頃な値段設定もそんな店主の温かい心配りから感じられます。
私が愛してやまないパン。それはオーダー毎に作りあげるジャンボンブール。ハムバターをシンプルに挟んだサンドイッチで、歯切れのいいバケットによく合います。(写真はさらにチーズを挟んだジャンボンフロマージュです。)
お腹に余裕があったらぜひ試してもらいたいのがこの美しいマドレーヌ。
元パティシエの店主がつくるバター風味とジュワっと溶けるような口当たりがたまらない一品です。
他にもパン屋のサブレなど、可愛らしい焼き菓子も必見ですよ。
より詳しくは書籍「CRAFT BAKERIES」にて紹介しています。店主のルーツやおいしいパンの秘密をたくさん聞かせてもらいました。ぜひ、お楽しみに!