ここにも大浦食堂!
vol. 33 2026-03-30 0
皆さま、2025年度にやり残したことはないでしょうか。2026年度はいよいよ『腹が減っては〝藝〟はできぬ 東京藝術大学 大浦食堂物語』が刊行されますよ!
さて、今日はちょっと変わり種の本をご紹介します。脳科学者の茂木健一郎さんが平成27年(2015)に刊行した小説『東京藝大物語』(講談社)です。
茂木さんは、平成14年(2002)から同19年(2007)まで、我らが母校・東京藝大で非常勤講師をお務めになりました。本書はその5年間で茂木さん自身が見聞きした実体験をもとに書かれた小説です。
大浦食堂が登場するのは117ページあたり。ある日、主人公は、強烈なキャラのジャガーとハト沼という学生とともに、巨匠・大竹伸朗さんを東京藝大に迎える。その場所が大浦食堂のテラス席なのだ。平成14年(2002)から同19年(2007)ということは、美術館の食堂に移転したあとの大浦食堂、つまり、現在の藝大食樂部のテラス席のことだと思われます。
このシーンで、小説内の大竹さんがおっしゃるひとことが強烈なんです……。「おまえら、分かっているのか! 東京藝大なんて来ているようじゃ、アーティストとしてダメだ、そもそも、美大になんか意味がないっ!」(p,119,)――と。
気になる方は、ぜひ手に取ってみてください。学生時代の懐かしさに加えて、脳科学者の鋭い視点が随所に見られて、とても刺激的な小説です!
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