働く=テンションの上がる状況 by 堀江大祐
vol. 19 2015-11-20 0
「いま東京で ”働くとは何か” を考える本」取材16/100
みどり荘チームとは兄弟的な存在であるメディアサーフコミュニケーションズチームの堀江大祐さんにインタビューをしました。今週末は国連大学前で「青山パン祭り」を企画しています!ぜひ覗いてみてください。
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毎週末の国連大学前のファーマーズマーケットの開催、コミュニティー型空間COMMUNE246の運営、イベント企画、出版、と多様な事業を展開するメディアサーフコミュニケーションズ。今週末は「青山パン祭り」をファーマーズマーケットと同時開催予定で、そこから生まれた書籍『CRAFT BAKERIES』の発売も始まる。
そんなメディアサーフコミュニケーションズの創業メンバーの一人、堀江大祐さん。編集者としてキャリアの軸を持ちつつ、コアメンバーとして大学時代からの友人で現在はスウェーデン在住の相棒や仲間たちと働き、COMMUNE246内のTOBACCO STANDのマネージャーという顔も持つ。
編集者への道は大学時代のフリーペーパーづくりがきっかけだが、編集者になりたかったわけではなかった。仲間で役割分担をした結果、取りまとめ役として消去法で編集担当になった。その後、大学卒業間際のある人物との出会いが転機となり、大学時代の仲間と一緒に暮らしながら、デザインコミュニケーションを学び、その講義をまとめた本をつくることになる。右も左もわからない状態で試行錯誤して完成させた本。その本はその後のキャリア形成の土台となったと振り返る。ただその道のりは決して平坦なものではなかった。仕事上の失敗は数えきれないと語り、生活面ではアパート暮らしで銭湯代すら負担になるような日々、高価なプリンターを二束三文で手放さざるを得ないこともあった。
家族との時間は別軸だが、いわゆる仕事のオンオフやプライベートとの境界線は考えたことがないという。「仕事している時が一番楽しい時間。生きているんだったら楽しい状況にいたいし、出来るだけテンションの上がることに出会いたい。仲間と仕事している時がそれが一番起きやすい。プロセスはほぼ辛いけど、最後にはやって良かったと感じ続けている」。
リアルな場作りや書籍といったメディアづくりが自分たちの強みだが、それをもっとウェブサービスなどにつなげて、別軸の広がりも生み出していきたいと、今後の展望を最後に語ってくれた。