働く=生きて動く活動 byイケダハヤト
vol. 15 2015-11-06 0
いま東京で ”働くとは何か” を考える本」取材12/100
『WE WORK HERE』は東京で働くを一つのテーマとしてしていますが、昨日は東京から高知に移住し「まだ東京で消耗しているの?」ブログを書いているプロブロガー、イケダハヤトさんにインタビューをしました。
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1年半前に高知県の限界集落に移住し、月間150万PVの規模のメディアを個人名義で運営。1日3,4時間記事執筆に時間を費やし、それ以外の時間は地域の町おこしや他のメディアの編集など活動の幅は多岐に渡る。
物書きになりたかった子ども時代。中学生の頃すでに自分のホームページを持ち、雑誌の連載までしていたという。ただし、大学卒業後は、社会の通例的な流れに従い大手企業に入社。しかし自分に出来ることや好きなことを辿って再度個人メディアの世界に。今は好きなことをしているから仕事をしている感じがそもそもしない、と言う。
高知に来てからアクセスは3倍、収入も3倍になった。東京にいたときは、高い!という理由で潜在的に無くしていたであろう欲望(欲望が虚勢されていた)は復活して車を購入した。100万円あれば山が買えるし、10万円あれば田んぼが買える、家も勿論買える。。。何か自然な欲望の印象を受けた。
収入が増えると、東京にいたときよりも社会に与えるインパクトは大きいはずだと説く。例えば、町税収入3億円に対して1億円稼いだ人の納税インパクトと東京で1億円稼いだ人の納税インパクトの差。
仕事のスタンスは、カネにしようと思えばいくらでもブログのネタはあるけれど魂を売らない範囲のコンテンツ作成、そして東京にいた時とは違った、他のネットコンテンツと被らない価値観やネタの提供。
働くことーーーそれは大学を卒業して会社に入って生きるという、戦後作られたイメージから定義されがち。自分のなかでは「活動」という言葉が今の時代に合っている気がする。生きて動く。生きて動くことで自己肯定感や社会とつながることにつながる。
かつての首相池田勇人氏は所得倍増計画で日本経済を変えたが、現代のイケダハヤト氏は高知の限界集落で新たな地域経済をつくろうとしている。