働くこと=食べることや寝ることと同列
vol. 48 2015-12-25 0
クラウドファンディング最終日。
ダイジェストは、今まさに雪山にいるであろうメンバーの大羽繁昭さん。冬は雪山で、それ以外は東京で働く生活。東京にいる時の週末は山でキャンプ。このバランスが心地よいのだそう。
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「インターネットの技術を使えば、フィールドがもっと楽しくなるということを伝えたい」と語るのは大羽繁昭さん。
根っからのスノーボード好き。システムエンジニアとして数年勤めたが、もっと滑りたい!と大企業をやめた。インターネットの知識やノウハウを持っいたので、前職では10年以上前に室内スキー場でのイベントを有料配信してみたが結果は大惨敗。先を走りすぎたのだ。
テクノロジーを追求するスタンスは継続しつつ、1年前に自分の会社を設立してからは現場にも違った視点で注意を向けるようになった。群馬のスキー場でレンタル事業を受託・運営しはじめたのだが、携わってみて今まで見えないものが見えた。
数世代前のギアをメンテナンスせずに、そして無愛想に貸し出す。もしはじめてのスノーボード体験がこのようであれば2回目はないだろう。だから貸し出しのギアは間違いなく勧められるものを用意し、お客さんの目をちゃんと見て会話し、その会話の中から最適なギアをチョイスして貸し出す。購入を検討していると聞けば全力でアドバイスをするし同行もする。当たり前のことだが、スキー場ではまだまだ当たり前のことではない。自分が携われる現場は今は一つだが、インターネットを使えば全国に数百あるスキー場に影響の輪を広められる。デジタルとアナログの両輪がうまく回り始めた。
働くとは生きていくなかの一部。食べること、寝ることと同列。たまにちょっとだけ嫌になることもあるが、しばらくするとまたやる気になる。実は大羽さんの取材は急遽決まった。なぜならば取材翌日から来年の春まで群馬の山に籠もるから。て