働くこと=描くこと=生きること by Adrian Hogan
vol. 45 2015-12-24 0
おはようございます。あと2日。
今日はイラストレーターエイドリアンのインタビューダイジェスト。オーストラリア出身で2年前から本格的に日本で活動しています。今年はお父さんが遊びにきて日本でのクリスマスだそうです。
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ダビンチは42歳で初仕事をしたといわれる。30歳前のエイドリアンはそこから話始めた。。。
小さい頃から絵を描くことが好きだった。両親が働いていたため、始めは寂しさを紛らわすため、それが好きなことに変化し、今やそれを生業にしている。
美大卒業後、デザインをする道は実践的すぎる気がして悩み、何か新しい経験が自分に必要だと感じ日本へ。青森で英語の先生とこれまでとはこれまでとは違うことをしたけれど、描くことがよいコミュニケーションになった。一度帰国するも27歳で再び日本にやってきた。帰国中は、日本食レストランや花屋で働いたりと描くことでは無い経験も積んだ。そんな経験すら今に生きていると感じている。
山の手線に乗りながら、前に座っている人を描いていたら、「見せて」と言われた。それがアパレルのPRの人。初めて日本で得た仕事は、彼女からアパレルの展示会で絵を描くことだった。描くことに言語や文化や人と人のつながりにおける境界なんて無いことを学んだという。
仕事では、値段/スピード/質をどのようにコントロールするのかに悩んだ時期もあったが、今は日本的な仕事のやり方も知り、みどり荘を始めとした仲間も出来て何かうまく回るようになってきた。
働くことは、自分が得意ではないことをすることと感じていたけれど、今は=描くこと。描くことは、生きていることと同じで、自分の人生。自分を表現する手段であり、生きていく糧。
マイペースだけれども、軸をぶらさない生き方。周りの評価ではなくて、自分を信じて前に進む姿が清々しい。