New Yorkから〜「お母さん」であることも働くこと?!
vol. 33 2015-12-11 0
『We Work Here』のクラウドファンディングも残すところあと15日。たくさんの方々がサポートをしてくださり、とても嬉しいと同時に、グッとくる本を作ろうと気合いが入ってきています。皆さん本当にありがとうございます!!
さて、今日はこのプロジェクトメンバーの話。この本の製作に関わってくれている編集チームは、皆みどり荘メンバーだったり何らかの関わりがある方で、それぞれ自分の仕事も持っています。このプロジェクトのテーマである「働くということ」への興味やみどり荘が場所としての働き場以上の何かがあるかもしれないという期待感を持って関わってくれています。
そしてこの編集チームも、このプロジェクトを一つの「仕事」というか「働くこと」と位置づけています。なので印刷代はこのクラウドファンディングから、実際の本の売上げは働いたことに対する対価を支払う、という流れを想定しています。
そんなチームメンバーの一人、小酒ちひろさんが「We Work Here」プロジェクトに関わって考えていることを、自由大学のコラムに書いていたのでシェアさせていただきます。小酒さんは、みどり荘2のお隣にある自由大学で長く働いて学長も経験してきました。今年から旦那さんの転勤でNYで生活をしています。8月には女の子を出産し、子育ての合間に取材の文字お越しやダイジェストを書いてくれています。
『子育てを楽しみながらもやっぱり仕事をしたい自分がいる。だけど、私にとっての仕事って、働くって何だろうとプロジェクトに関わりながら自問自答の日々です。ひとつ言えるのは「お母さん」であることが私の新たな仕事でもあるということ。「お母さん」が仕事なのか、働くということなのか、そもそもそこも問いなわけですが。じゃあ「お父さん」は何なんだ、とかね。子供は本当にいろんな問いを投げかけてくれる。
東京で自由大学で働いていた頃はまさに暮らすことが働くことだった。暮らしの中で感じたことが講義をつくったり、学校を運営することに繋がっていた。暮らすことと働くことをつなげたい。その思いに今も変わりはない。暮らしに子育てが加わって、さらに海外で、これからどんなふうに働いていくのか、その実験はまだ始まったばかり。』(一部抜粋)
この本を通じて、自分は何のために働いているのか、そもそも働くってどういうことだろうか、さらにはこれからどう生きようか?なーんてことを考えるきっかけになればいいな、と思っています。