いつか現地を訪れてみたいメコンデルタのEco Village
vol. 5 2021-05-11 0
ベトナムの手仕事:竹のカトラリーセットを追加注文しました
竹のカトラリーセットとラオスの手織り布
「絵本を読んでアジアの子どもたちを応援しよう!プロジェクト」で選べる返礼品(リターン)のなかで、このところ特に人気があるのが「ベトナムの手仕事 竹のカトラリーセット」です。
初回のアップデート記事(Vol.1)でも詳しくご紹介した「Eco Office」というベトナムのブランドの製品で、竹を素材にひとつひとつ丁寧に作られています。
天然素材なので手や口に触れる感触が心地よく、我が家でも愛用しています。
小学生の息子は、金属製のスプーンやフォークがお皿に当たる音が苦手のようで、いつもこの竹のセットを使っています。
最初に注文した分が徐々に少なくなってきたため追加で入手できるかどうか問い合わせたところ、さっそく日本国内にある分を届けてくれました。Eco Officeの製品を追加購入すると、その分だけベトナムの職人さんたちを応援することにつながります。手仕事付きのリターンを選んでくださる方が多いことはとても嬉しく思います。
Eco Office / Eco Villageのパンフレットで 絵本『ぼくは ひとりで』を紹介していただきました
そして、なんと Eco Office / Eco Villageさんの新しいパンフレットに、絵本『ぼくは ひとりで』の紹介を掲載していただきました。
Eco Officeの製品は、絵本の舞台と同じメコンデルタのベトナム・アンザン省(アンジャン省 An Giang)にあるEco Village(エコビレッジ)という場所で作られています。パンフレットを見ると、地元の方々が誇りを持って製品作りにかかわっていることがよくわかります。
日本で仕事をしているヴィーさんのご協力
この環境にやさしいエコブランドを立ち上げた創設者の一人で、今回何かと迅速で丁寧なご協力をしてくださっているのが、ベトナム出身で現在日本に暮らしているレ・ゴック・バオ・ヴィーさんです。
ヴィーさんは、「絵本を読んでアジアの子どもたちを応援しよう」プロジェクトからの支援金をお届けするNPO法人アジア教育友好協会(AEFA)でインターンをしていた経験もある方です。
AEFAの理事長をはじめ事務局スタッフの皆さんとも仲良しで、ベトナムの子どもたちに奨学金を届けるプロジェクトでは、ご自身も里親兼プロジェクト協力者としてかかわっていらっしゃいます。
ヴィーさんはベトナムで中学・高校時代から社会問題に熱心に目を向け、ボランティア活動に励んでいたとお聞きしています。ベトナムのドンズー日本語学校で日本語を学び、その後日本の大学に留学して、現在は日本で働いていらっしゃいます。そんなヴィーさんやお友達が、母国ベトナムのために貢献したいと2020年に立ち上げたのが Eco Office /Eco Village なのです。
そのヴィーさんが先日、絵本『ぼくは ひとりで』を読み終えてすぐに送ってくれたメッセージをそのままご紹介します。
「一言で言えば、めっちゃめっちゃ感動しました。
アンジャン省の人々と数日に暮らしていた時も思い出しながら、読みました。
メコンデルタへの馴染み深さと、日本語でこのように語られる私のベトナムのリアルさに感動!そして、改めてメコンデルタの子供のタフさに勇気付けられました。
アン君のストーリーに込められたメッセージにも共感しました。」
さらに、ベトナムのものを描いたポストカードにも「懐かしいです。ベトナム人よりもベトナムのことを理解していらっしゃるみたいで感動しました」と温かいコメントを寄せてくれました。
今回のプロジェクトで、絵本のほかに何か魅力的な東南アジアの手仕事をリターンに加えられないだろうか?と考えていたところ、AEFA事務局長の金子恵美さんがヴィーさんとEco Officeのことを教えてくれました。ラオス・タオイ族の手織り布も、金子さんがラオス出張時に現地で入手したものを提供してくださっています。
このように、さまざまな方との連携が、プロジェクトをより深みのあるものにしてくれていることに改めて感謝しています。