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『ぼくはひとりで』翻訳出版記念プロジェクトをクラウドファンディングで実現!
「アジアをテーマにした絵本コンテスト」で大賞を受賞したベトナムの絵本、待望の日本語版が完成!
たった一人でメコン川を下り初めて小学校に向かう少年アン。
東南アジアの子どもたちがより安全な環境で勉強できるよう応援したい!
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翻訳者・イラストレーター (屋号:アトリエ チェンドル) 東南アジア在住歴8年 出版翻訳にベトナムの絵本『ぼくは ひとりで』( 冨山房インターナショナル)、『カラーバイブル 世界のアート&デザインに学ぶ色彩の歴史と実例100』(青幻舎)、『iPadではじめるデジタルペイント Procreateビギナーズガイド』(ホビージャパン)、『メディカルヨガ 〜ヨガの処方箋〜』(共訳 バベルプレス)ほか。 イラストはマレーシアとシンガポールでの日常生活やアジアの旅先で見つけたものを中心に描いています。 移民・難民問題やアジアをはじめとした少数民族の暮らしにも関心あり。
「アジアをテーマにした絵本コンテスト」で大賞を受賞したベトナムの絵本、待望の日本語版が完成!
たった一人でメコン川を下り初めて小学校に向かう少年アン。
東南アジアの子どもたちがより安全な環境で勉強できるよう応援したい!
みなさま、はじめまして。
ベトナムの絵本『ぼくはひとりで』の翻訳者、服部こまこ です。
この絵本は冨山房インターナショナルより、2021年4月14日に発行されました。
シンガポールで出版された原書『The First Journey』と、2021年4月に発売された『ぼくは ひとりで』
私が原書
『The First Journey』に出会ったのは、2017年夏のことでした。
当時はマレーシアの首都クアラルンプールに暮らしていて、息子が通う小学校のブックフェアで目にとまりました。
表紙には、
「学校推薦図書」・「絵本大賞受賞*」のシールが貼られていました。
*(シンガポールの出版社が主催した【アジアの作家によるアジアをテーマにした英語の絵本コンテスト、Scholastic Picture Book Award】 のこと。)
作者は、ホーチミン市在住のフン・グエン・クアンとフイン・キム・リエン。
物語の主人公は、ベトナム南部のメコン川流域に暮らす少年アンです。
雨季になると辺り一面が水に覆われてしまい、水上生活を余儀なくされる地域のお話です。
アンは小学校に初登校する日を迎え、夜明け前にたった一人で舟をこぎ出します。
少年がこぎ進むにつれ、豊かに表情を変えるメコン川もまた物語の主人公です。
メコンデルタの自然と共に生きる人々の暮らし
学校に通うことが当たり前ではない子どもたち
少年の勇気と、これから始まる学校生活に向けて高まる期待
そして、 繊細で壮大なイラストレーション。
何度読み返しても、最後のページで必ず感動が胸に迫る素晴らしい作品でした。
「この絵本をいつか日本で紹介したい」
初めて手に取ったその日から、そう強く思いました。
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マレーシアにあるミャンマー出身の少数民族の難民の子どもたちが通う学校(写真提供:Chin Student Organization)
一方で、ちょうどその頃、私はマレーシアで
ミャンマー出身の少数民族(主にチン族)の難民の子どもたちに出会いました。マレーシアで定住が許されず義務教育を受けることのできないその子どもたちは、難民の若者が運営する非正規の小さな学校で勉強しています。
マレーシアにはそうした学校がいくつもあり、あまり環境が良いとはいえない雑居ビルの中などで授業をおこなっています。
大人が付き添わずに徒歩やバスで通学するのは危険です。
でも、絵本の主人公アンと同じように、親は仕事で忙しくて送り迎えができません。
学校が近所になければ、または、安全に通学できる手段が見つけられなければ、非正規の学校にすら通うことができないのです。
ベトナムのメコンデルタとマレーシアの都市。
暮らしの環境は違っても、 さまざまな事情で安心して学校に通うことが難しい子どもたちがいることを知りました。
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日本に帰国した後の2019年秋。
貴重なご縁に恵まれ、児童書を含め数多くの良書を世に出されている 「株式会社 冨山房インターナショナル 」の代表取締役社長・坂本喜杏様に『The First Journey』の原書と日本語版の企画書を見ていただくことができました。
美しいイラストレーションとアジアを主題とする絵本の可能性が認められ、日本語版の出版を快諾してくださったときの喜びは忘れることができません。
翻訳作業は順調に進み、2020年の春に出版される見込みでした。
ところが、新型コロナウィルスの影響で原書の版元とエージェントからの連絡が途絶え、そのまま1年近くが過ぎてしまいました。半ばあきらめかけていた頃、編集担当者・新井正光様のご尽力により再びプロジェクトが動き出しました。
その後の展開は早く、再始動から2ヶ月後には日本語版の発売日を迎えることになりました。
日本語版は基本的に原書と同じ仕様ですが、ハードカバーでよりしっかりとした作りになっています。ベトナムの風土について日本でなじみの薄い言葉には簡単な説明を加え、帯に日本の読者へのメッセージが込められて、より親しみやすい絵本に仕上がっています。
このクラウドファンディング・プロジェクトには2つの目標があります。
1.については、プロジェクトを通じて絵本の魅力をより深くお伝えしていきます。
応援してくださる方へのリターンは、 【絵本】に【アジアの手仕事】【アジアのイラスト】【アジアの子どもたちへの教育支援】という付加価値をプラスし、書店や図書館以外のルートでも本作品に出会う人の数を増やしていきたいと思います。
『ぼくは ひとりで』は、入学・進級したお子様への贈り物としても大変おすすめです。
たくさんの子どもたちに読んでいただきたく、プレゼントにもご活用いただければ大変嬉しく思います。
もちろんお子様だけでなく、 ベトナムをはじめアジアが好きな方、旅好きな方、絵本やイラストレーションが好きな方、あらゆる世代の方に自信を持っておすすめできる一冊です。
2.については、 NPO法人アジア教育友好協会(AEFA)の活動に支援金をお渡しすることで、同協会が活動するアジア地域の子どもたちに、より安全で質の高い学習環境を届ける一助とします。
ラオス AEFAのプログラムで改築した校舎のまわりを掃除する生徒たち(写真提供:AEFA)
私は2019年に帰国後、難民・移民問題や世界の子どもたちの就学環境への関心、またアジア地域への親しみから、日本で「アジア」「教育」にかかわる活動をしているグループや団体を探し始めました。
その中で NPO法人アジア教育友好協会(AEFA)に出会い、現在は非常勤で事務局のお手伝いをしています。
AEFAの活動内容については後ほどご紹介しますが、『ぼくは ひとりで』を翻訳するにあたり、AEFA理事メンバーの一人でいらっしゃるベトナム語通訳者・翻訳者の坪井未来子様から、ベトナム語の読み方や文化についてご助言をいただけたことは非常に幸運でした。ここに改めて感謝申し上げます。
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私はイラストを描く仕事もしています。
(Website:アトリエ チェンドル
www.at-cendol.com )
マレーシア在住時に制作したカード
もとは東南アジア(マレーシアとシンガポール)に居住時、日々の暮らしや旅先で目にとまったものを日記感覚でスケッチブックに描いていました。
それが、前述のミャンマー出身の難民の学校で英語を教えるボランティアをするうちに、少しでも学校運営費の足しになればとポストカードやフレーム入りのアートを作ってチャリティイベントなどで販売するようになりました。
趣味で描いていた絵を発信することで誰かの役に立てるかもしれない。
そう気づかせてくれたのは、 ほかでもない難民の生徒たちでした。
「ぼくは将来エンジニアになりたい」
「わたしは歌手になりたい」
口々に将来の夢を発表してくれた子どもたちが、ふいに
「先生!先生の夢(Ambition)はなんですか?」
と尋ねてきました。
すでに社会人になって○○年・・・。当時、目先の仕事や用事、子育てで毎日が過ぎ、はっきりとした夢や目標を自覚していなかった私は、即答することができませんでした。
「うーん、いまはこうしてみんなに会いに来たり、絵を描いたりすることが楽しくて」とスマホの中のイラスト画像を見せると、生徒たちの瞳が楽しそうに輝きだしました。
その様子を見るうちに、「絵を描くことで、誰かを(あなたたちを)応援できるようになるのが目標」と答えていました。
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こうした経緯を経て、
「絵本、手仕事、アートへの共感を通じて、社会に役立つことをしたい」
という今回のクラウドファンディングの目標が生まれました。
NPO法人 アジア教育友好協会(AEFA)は、ラオスとベトナムを中心に主にインドシナ半島で、行政による教育事業が行き届きにくい僻地や山間部に暮らす少数民族の子どもたちを対象に学校建設や教育支援事業をおこなっています。
2004年の設立以来、2020年末までに320校を建設(改築)しました。
最近ではスリランカでの学校建設も増えています。また、コロナ禍の影響で存続があやぶまれていた、マレーシアにあるミャンマー出身の少数民族の難民の学校への支援も昨年から始めました。
スリランカ AEFAのプログラムで改築した校舎の開校セレモニー(写真提供:AEFA)
今回のクラウドファンディングで集まった金額からAEFAに託す支援金の使い道は、お渡しする時点でのニーズに合わせて決定していただくつもりです。
現在、資金が十分に集まらずに待機中のプログラムには、ラオス北東部のベトナムとの国境付近にある 山岳地帯での校舎建て替え事業があります。こうした地域にはなかなか行政の手が行き届かず、村人手作りの校舎で勉強している子どもたちが多くいます。手作りの校舎は老朽化すると大変危険です。構造がしっかりとした新築の校舎に建て替えることで、より多くの子どもたちが安全に学ぶことができるようになります。
ラオス 村人手作りの学校の例 (写真提供:AEFA)
また、 AEFAは、現在クーデターが起きて治安の悪化が非常に心配なミャンマーでの活動はおこなっていません。しかし、軍による弾圧で過去に母国を離れ、現在はマレーシアに仮滞在している少数民族の難民の子どもたちの学びの場を守ることにより、将来のミャンマーを応援することにもつながると信じています。
プロジェクトを応援してくださる皆様へのお礼として、【絵本】のほかに【アジアの手仕事】【東南アジアを旅するオリジナルポストカード】をご用意しました。
アジアの手仕事が含まれるリターンにお申し込みの場合、ベトナムとラオスの職人さんたちを応援することにもつながります。
リターンの詳細は次のとおりです。
■
ベトナム「Eco Office」の環境にやさしいプロダクト
AEFAと交流のあるベトナムの若者たちが立ち上げたブランド「Eco Office」から3種類の商品をセレクトしました。
Eco Office :
自然と人間のつながりから生まれる素朴なライフスタイルを提案するブランド。
植物由来の高品質な商品の開発・製造を目指していて、特にホテイアオイの研究に力を入れています。
本拠地はホーチミン市。
(画像提供:Eco Office)
その1.ホテイアオイのコースター <*好評につき終了しました>
「侵略的な外来種」として地元の人たちを困らせている水生植物をただ伐採するのではなく、素材の持ち味を活かして可愛いコースターに仕上げました。
ホテイアオイのコースター(写真提供:Eco Office)
このホテイアオイは、絵本『ぼくは ひとりで』の舞台であるメコンデルタのベトナム・アンザン省で採取されています。
絵本『ぼくは ひとりで』の舞台 ベトナム・アンザン省で採取されるホテイアオイ(写真提供:Eco Office)
ひとつひとつ手作業で編まれるコースター(写真提供:Eco Office)
その2. 繰り返し使える竹のボールペン
ベトナム語で
「Live Green from Today(地球にやさしい生活を今日からはじめよう)」という意味のメッセージが刻印されたボールペン。これは、Eco Officeさんが提唱するメッセージですが、ベトナム語での刻印は今回のプロジェクトのための特別オーダーになります。
インクは青字で、市販のものに取り替え可能。繰り返し使うことができます。
*とても軽くて手になじみやすく、書き心地が良くて愛用しております!
竹製のボールペン ベトナム語のメッセージ入り(写真提供: Eco Office)
その3.竹のカトラリーセット <*残りわずかとなりました>
ナイフ、スプーン、フォーク各1本ずつ(紙箱入り)
軽くて丈夫な竹でできたカトラリーのセットです。
日常使いにも、ピクニックにもおすすめ。
竹のカトラリーセット(写真提供:Eco Office)
(注)EcoOfficeの商品は4月末にベトナムから到着予定です。不測の事態により到着が遅れる場合は絵本を先にお届けいたします。
■ ラオス タオイ族の手織り布 <*残りわずかとなりました>
南ラオスの山岳地帯に多く居住するモン・クメール語族のタオイ族。
手織りの技は親から子へと代々受け継がれます。デザインは織手の頭の中で描かれ、1枚1枚がオリジナル。手作りの素朴な腰機でおよそ2週間かけて1枚を織り上げます。
親から子へと受け継がれるタオイの伝統織り(写真提供:AEFA)
木陰で思い思いに腰を下ろし、おしゃべりに興じながら織る姿はさながら井戸端会議。
情報交換や社交の場でもあるそうです。(女性に限らず男性も織手となります。)
リターンの対象となる タオイ族の手織り布(写真:筆者撮影)
お届けする色柄はおまかせとなります。どうぞご了承ください。
(どの色が届くかお楽しみに!)
■ 東南アジア各地の雰囲気を伝えるオリジナル・ポストカード
イラストレーター 服部こまこが描く、東南アジアの旅気分が味わえるオリジナル・ポストカードを5種類1セットにしてお届けいたします。
下の画像は アジア教育友好協会(AEFA)のために制作したもので、活動地域のモチーフを散りばめました。
ポストカード5枚のうち1枚はこちらのカードになります。ほかの4種類は現在準備中です。
(*ベトナム、ラオス、マレーシア、ミャンマーなどを描いたものが含まれる予定です。)
2021年
4月14日 絵本『ぼくは ひとりで』発売
4月21日 クラウドファンディング期間スタート
4月30日頃 ベトナムの手仕事 Eco Officeの商品が到着予定
ポストカード完成
*リターンのアイテムがそろい次第、順次発送いたします。
6月30日 クラウドファンディング期間終了
7月末〜8月初め MotionGalleyより集まった金額の入金後、
ただちにNPO法人アジア教育友好協会へ「アジアの子どもたちへの支援金」をお渡しします。
目標金額の内訳は、大まかに分けると「プロジェクトを実施するために必要な経費60%」「アジアの子どもたちへの支援金40%」となります。
◉ 絵本の代金 (まとまった部数を購入済み)
◉ アジアの手仕事の代金 (発注済み *)
◉ ポストカード等の印刷代とリターン発送にかかる費用
◉ クラウドファンディングの手数料
⇨ ここまでで約60万円
◉ アジアの子どもたちへの支援金
⇨ 達成金額から「経費」を除いた金額(100万円集まった場合は約40万円)
「アジアの子どもたちへの支援金」は少なくとも50万円以上確保したいですが、このクラウドファンディング・プロジェクトは「All in (プロダクションファンディング)形式」での実施となり、 目標金額に達しない場合は手数料が2倍になります。
そのため、目標金額を最小限に設定していますが、 仮に未達の場合でも、集まった金額から「経費」を差し引いた分を「アジアの子どもたちへの支援金」としてアジア教育友好協会(AEFA)にお届けします。
また、ここではわかりやすく「経費」に含めた項目のうち、
絵本とアジアの手仕事の購入→応援してくださる皆様へのお届けは、それ自体がプロジェクトの大きな目的です。
そのため、
仮に目標金額に届かないとしても、リターンは確実にお届けいたしますのでご安心ください。
ラオス ペットボトルをリサイクルして日用品をつくる子どもたち(写真提供:AEFA)
前述の理由から目標金額を100万円と設定しましたが、実際にはお一人でも多くの方から応援していただけるほど、できることの可能性が広がっていきます。
アジア教育友好協会(AEFA)では、活動地域から要望が上がっているものの、まだ実現できていないプログラムがいくつも控えています。たとえば、子どもがより自分らしく生きていくための主体的な活動を後押しする「子どもの権利プログラム」や、栄養と農業の知識を身につけるための「リトルシェフ」プログラムなど。
また、学用品を買うために奨学金を希望しているベトナムの小学生、大学進学や職業訓練を受けるために奨学金を希望しているラオスの高校生もたくさんいます。
そのため、
一人でも多くの子どもたちに、より安心して学べる環境を届けたい
また同時に、
一人でも多くの人に『ぼくは ひとりで』が描く世界を楽しんでいただきたいです。
物語・絵本・手仕事・イラストへの興味や共感が、
新しい可能性を生み出す原動力になることを切に願います。
最後までお読みいただきどうもありがとうございました。
応援どうぞよろしくお願いいたします!
1000 円
3500 円
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