あと10日!もうひと息です。
vol. 4 2020-07-20 0
ご支援を寄せて下さったみなさん、初めてこのプロジェクトをご覧になったみなさん、
プロジェクト開始からはや1カ月、残すところ10日となり、クラウドファンディングは目標額の87%まで来ました。もうひと息です。
共同通信ワシントン特派員の方からインタビューを受けました。英語版序文を書いてくれたアメリカン大学のピーター・カズニック教授、出版社のRootstock編集者へのインタビューも含め、この本を紹介する詳細な英文記事が7月16日に掲載されています。英語圏のご友人がおられるみなさん、ぜひこの記事を拡散してご紹介くださるようお願いします。
前回のアップデートでもお知らせしましたが、西日本新聞社のウェブサイトで「原爆を背負って」の連載(全78回)の再掲載が始まりました。毎日11:02(長崎原爆投下の時刻)に一話ずつ更新されています。原著の書籍版は入手できなくなっていますので、ぜひこちらをお読みください。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/619509/
Amazonでは、Kindle版(eBook)の予約受付が始まりました。ペーパーバック版の定価は16.95ドルなのですが、Kindle版は3.99ドル(日本円で428円)という破格の値段となっています。ペーパーバック版は、アメリカとカナダ向けには、Rootstock社が通販で予約を受け付けています。
https://www.rootstockpublishing.com/rootstock-books/the-atomic-bomb-on-my-back
先日お知らせしましたが、7月14日、アメリカの平和運動諸団体が主催の「被爆75年:神話を解体し、核兵器のない公正な世界を」ウェビナーが開催されました。日本被団協木戸季市事務局長は自らの被爆体験から、「核兵器は非人道的な兵器であり、人類と共存できない」と訴えました。歴史家ガー・アルペロビッツさんは、「『原爆投下が戦争を終結させた』というのは偽りで、日本は既に敗北しており、降伏の道を探っていたことはアメリカも知っていた。軍部はこぞって原爆使用に反対していた。原爆投下は軍事的にはまったく不必要で、戦後世界でソ連を牽制するための政治的決断だった。このことを米政権が決して認めないで『神話』を国民に吹き込み続けているのは、現在の核軍拡・近代化を正当化するためだ」と述べ、「これを打ち破るために奮闘してほしい」と反核平和運動に期待を寄せました。
7月16日、史上初のトリニティ核実験から75周年にあたり、トランプ大統領は大統領メッセージを発表し、原爆投下を「素晴らしい偉業」だったと称えました。これに対し日本被団協、日本原水協はただちに抗議声明を発表しています。谷口さんがお元気だったら、きっと長崎の平和記念像前に座り込んで抗議したことでしょう。http://www.ne.jp/asahi/hidankyo/nihon/seek/img/20200717-danwa.pdf
アメリカ国内で、The Atomic Bomb on My Back がたくさんの人々に読まれ、核兵器廃絶を求める世論の動員に役立つことを心から願います。あと10日、みなさんのご協力をよろしくお願いします。
朝戸理恵子