藤岡朝子さんから素敵な応援メッセージをいただきました!
vol. 10 2019-09-17 0
YIDFF2019 監督派遣事業
【藤岡朝子さんから素敵な応援メッセージをいただきました!】
1999年の映画祭直後、フィリピンのディツィさんとナナさんという二人の女性監督を鶴岡に招いていただいたのが、YIDFF初の「監督派遣」だったとの こと。当時、私は映画祭でアジアの新進作家たちを発掘するアジア千波万波プログラムのコーディネーターをしていました。既に映画祭の仕事を始めて6年に なっていましたが、自分だって庄内に行ったことはなく、監督たちお二人と、映画祭の喧騒を後に、田んぼの中を行く単線列車の陸羽西線に乗って「旅」に出た のでした。
普段から自主上映活動をしておられる皆さんの温かい歓迎を受け、働くフィリピーナたちについての「メイド・イン・フィリピン」上映後は個人的な話にも分け入るいい時間でした。
映画祭の一週間はとにかく連日朝から晩まで映画とイベントがびっしりで、息をつく間もありません。そのハレの時間が終わり、スタッフも監督も、ほっと我に 返る時間。日常性の中に迎え入れていただくことで、映画祭も打ち上げ花火に終わらず、つぎの作品、つぎのプロジェクトにつながっていくのです。
ある意味で「監督派遣」事業の延長上に、私が去年からスタートさせたレジデンシー事業の構想が生まれたのだと思います。
蔵王温泉にアジアのドキュメンタリー制作者を4週間滞在させています。まさしく「監督派遣」拡大版!
いろいろな交流の「種」である「監督派遣」が今年も実現できますよう、どうぞご支援をよろしくお願いします。
[藤岡 朝子 (Asako Fujioka)]
山形国際ドキュメンタリー映画祭理事、独立映画鍋理事、Tokyo Docs実行委員。2009年よりアジア各地で映像制作者の合宿型ワークショップを主宰、2018年に蔵王温泉に滞在する一ケ月のレジデンシー「山形ド キュメンタリー道場」をスタート。アジアのドキュメンタリー映画の上映・制作支援・普及のために活動する。