なぜ、インド?? ①
vol. 1 2017-01-12 0
記事を読んでくださっている皆さま、
こんにちは!初めましての方も、ずっと応援してくださっている方もようこそ、このプロジェクトページへおいでくださいました。プレゼンページで、このウォールアートフェスティバル in 猪苗代〜プロローグ〜ドキュメンタリーBOOKについて、思いの丈を書かせていただきました、浜尾和徳(通称okazu*名前の真ん中に由来)です。
とりあえずこのプロジェクトを知ったものの、なんでインドなの?と、純粋な疑問を持っていらっしゃる方々もいらっしゃると思います。このアップデート記事で少しずつ分かっていってただけたら嬉しいです。報告会などでは、時系列を追って説明していくのですが、ここでは僕の私的な切り口から進めていきたいと思います。
インドへ初めて渡ったのは、2008年のことで、9年前になります。それから日本:インド=3:7くらい割合でウォールアートプロジェクトの現地コーディネーターとして活動しています。日本にいてのインドのイメージは色々とあると思うのですが、僕にとっては「面白い国」です。予想の遥か斜め上を行くことがたくさん起きます。よく、「『インドは「好き」になるか「嫌い」になるかのどちらか』っていいますよね」、という人に会います。僕はインドの色々なところを旅してヒンディ語でたくさんのインド人と話をしてきました。いい人もいれば、変な人もいるな、と思います。結局、人と人との関わり合いの話だなぁ、と。僕はインドの好きなところもあれば嫌いなところもあります。
でも、たくさんのことを学ばせてもらった、ということをお伝えしたいです。僕がいるのが主に田舎の村だからかもしれませんが、日本では見聞きしないこと、体験しないこと、様々なことが立ち現れてきます。そして、そこで生きている子どもたちが力強い!裸足で歩いていることが多いのも理由かもしれませんが、大地にきちんと足をつけている感じがします。なんというか、ガッツがある感じ。牛も一つ屋根の下で暮らしているし、餌を食べさせに行ったりと、日常で関わる自然が多いからかもしれません。
3歳の女の子、アルティ。田植えに気合が入りすぎて、束ごと植えています(笑)
雨季はこんな感じです。これは、なかなか雨が降らなかった雨季序盤に、雨乞いの儀式をした翌日、朝からずっと雨が降った時の田んぼの様子です。
魚獲りの様子。魚もたくさんで入れ食い状態。
お昼前にとった魚は、ランチのフィッシュカレーになります。
今回猪苗代にやってきたワルリ族の青年たち、トゥシャールと、マユールとハルシャッドの3人もそうやって育ってきました。彼らの面白いところは、そういった自然に近い部分と、大都市ムンバイの大学に通っていた経験がうまい具合にバランスをとっていることです。どちらも生の経験として身体に宿し、自分の未来をどう描いて行こうか、と進み出している彼らの視点で猪苗代で絵を描いてほしいな、と思いました。「猪苗代”で”」というのは、そんな彼らの”姿”を子どもたちに見て欲しかったからです。もっと言えば、福島の他の地域の子どもたち、日本の他の地域の子どもたちにも見てほしいと思っています。こういう風に生きている人たちがいるっていうことを。
その、思ってもみなかった出会いが、思いもしなかった扉を開けてくれることを願って。
そして、僕たち、ウォールアートプロジェクトが好きなワルリ族の村や、インドを見てもらえたらいいなと思って。
それではまた次回。
okazu
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