【参加アーティスト情報!③】音楽家:青木裕志
vol. 5 2018-07-29 0
【参加アーティスト情報!③】
青木裕志
東京在住の音楽家、青木さんとは古くからの友人です。
埼玉でのアートの活動をしている時、面白がって現場に来てくれて出会いました。
そこから目指すところや大切にしたいことが似ていて、表現活動を共にすることが多いです。
青木さんが私の被爆樹木のフォトグラムの作品を見て作曲した「ゆれる」という曲があります。
昨年はこの音がシダレヤナギの風で揺れる音とクマゼミの音に合わさり不思議な感覚を生み出しました。
今年のシダレヤナギの下でもこの曲が聴けると思います。
昨年の広島は2人で行き、この活動の原点となる「被爆樹木の下で」を行いました。
『被爆樹木の下で』2017年8月6日
http://asa19821206.wixsite.com/shunya-asami/blog/w...
その時の様子はリンクにあります。
また、広島へ行く前には、埼玉の大宮図書館で開催された「原爆と人間展」の中でその楽曲「ゆれる」を披露し、とても好評でした!
「原爆と人間展 @大宮図書館」2017年8月1日
http://asa19821206.wixsite.com/shunya-asami/blog/l...
以下は青木さんがこの企画に寄せてくれたテキストです。
青い影を写した素敵な作品に導かれて、 昨年初めて広島を訪れました。 聞いたところ、 その影の主は73年前の8月6日、 土に隠れた根を残して、その幹のほとんどを焼失したそうです。 そこに新たな芽を宿して現在では、 高さ5m以上、幹の周囲2.5mの大樹となっています。 原爆ドームの"大きな音"と打って変わって、そのわずかな距離からは想像もつかないほど、穏やかで優しい空気が流れていました。
浅見さんが旧友と話すように「久しぶり」とヤナギに声を掛け、僕もそれに続きました。 瀬戸内海を思わせる強い日差しと、時折降る大粒の雨を、ヤナギに身を寄せて過ごし、たくさんの人に出会います。 みんなで影を写したり、音楽を奏でたり踊ったりしながら、 たくさん話をしました。 日常生活では中々話さない話題も、たくさんあったと思います、 それはとても自然に思えました。 こちらが"何か"していると、それに見合いそうな"何か"を自分の中から見つけ出して、見せてくれるのかなとも思いました。 偉大な樹の下で、そんな素敵な人たちとたくさん出会い、広島がとても好きになって、またここに来ようと思いました。
ヤナギの下で録音した音があるんですが、それがとてもいい音で、後で聴いて驚きました。 今はもう少し上手になったと思います。 今年もよろしくお願いします。
今年もどのような時間が生まれるのか
ぜひ楽しみにしてください。
今回の企画はクラウドファンディングサイト「MOTIONGALLERY」にて
支援を呼びかけています。
期間は2018年6/15から8/15です。
皆さまのご支援をどうぞよろしくお願い致します。