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映画『海の音』をクラウドファンディングで実現!
小児がんなどの厳しい病気で生命にリスクのある子どもたちは日本に約2万人いるといわれ、その約2割は現代医学では治療が難しいといいます。『海の音』は、子どもホスピスを舞台に、子どもたちと家族の生きる姿を見つめる物語です。
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これまで家族や思春期の若者を主なテーマに約200本のドキュメンタリーTV番組を制作。初の長編映画『青の塔』(01)でヒューストン映画祭シルバーアワード受賞、『カタルシス』(02)と共に多くの映画祭で上映、ドイツでも公開された。ロッテルダム映画祭出品の『ネムリユスリカ』(11)、ドキュメンタリー映画『夏の祈り』(12)、東京国際映画祭2014日本映画スプラッシュ部門出品『抱擁』(14)、『シロナガスクジラに捧げるバレエ』(15)、『曙光』(18)、『凱歌』(2020年11月公開)、『海の音』では撮影も手掛ける。株式会社スーパーサウルス代表取締役。twitter.com/sakatsumi
小児がんなどの厳しい病気で生命にリスクのある子どもたちは日本に約2万人いるといわれ、その約2割は現代医学では治療が難しいといいます。『海の音』は、子どもホスピスを舞台に、子どもたちと家族の生きる姿を見つめる物語です。
在宅で重い病気を抱える子どもの看護にあたる家族は、精神的、肉体的、経済的な負担の大きさに加え、24時間介護が必要なケースもあり、社会のなかで孤立しがちです。
そんな命の危機に瀕している厳しい病気の子どもや家族を支える「子どもホスピス」が世界で初めて英国で創設されたのは1982年のことでした。
「生命にリスクのある子どもとその家族が『深く生きる』ためのお手伝いをする」
「どんな病気になっても同世代の子供たちと同じ体験を生きることが大切」
これは、英国の「子どもホスピス」が掲げる理念です。
日本では、一部に病院の一機能としての子どもホスピスは存在しても、医療機関から完全に独立した存在としての子どもホスピスはほとんど無く、全国各地での設立が求められています。
私はこれまでテレビのドキュメンタリー番組や映画の制作を通して、難病と闘う子どもたち、不登校やひきこもりの渦中にいる子どもたち、親と離れて児童養護施設で暮らす子どもたちなど、さまざまな子どもたちの姿と向い合い、作品を生みだして来ました。
今回、私は、物語の力を借りて、子どもホスピスで過ごす子どもたちや家族の真の希望とは何かについて考えてみたいと思います。
映画の製作と公開を通じて、実際にこの日本のどこかに一つでも多くの子どもホスピスが誕生し、全国にひろがっていくことを願ってやみません。
(物語)
稲穂が実る田園の道を一台の車が過ぎる。
花峰あおい(15歳)と母親の香澄がめざすのは、海辺の森にある子どもホスピス「海の音」だ。
あおいは小児がんで、手術などの治療を繰り返してきたが、医療の限界と余命を医師から宣告され、残された日々を香澄と子どもホスピスで過ごしたいと考えていた。
「海の音」の院長の黒田は、元大学病院の小児科部長で多くの子どもたちの命を救って来たが、同時に、医学で子どもの命を救うことが出来ない無力感と痛恨の思いを抱えていた。
大学病院をやめて、創設したのが「海の音」だった。
ウミガメが産卵する浜辺、その海沿いのホスピスで、子どもたちは海にいだかれ、限りある命の日々を過ごす。
ウミガメの上陸を待ち続けるあおい、ホスピスで同室のまひる(13歳)、瑠璃香(12歳)。
そして、出会った15歳の少年。
3人の少女たちの人生で最初で最後の恋と友情、命を見つめる旅が始まる。
監督・脚本・撮影・編集 坂口香津美
出演 太田黒蓮成、麓俊浩、下玉利文菜、橘春花、岩坪道信 ほか
製作配給 株式会社スーパーサウルス
(スケジュール)
2016年7月 鹿児島県種子島にて撮影(終了)
2016年夏~ 編集、音楽制作、ポストプロダクション、英語字幕入れ
2017年春 映画完成、関係者試写
2017年 国内外の映画祭へ応募
2018年春 劇場公開予定
本作はすでに、この7月、私の故郷である鹿児島県種子島にて撮影を終了しています。撮影は最新鋭の4Kカメラにて行いました。4Kの高い映像のクオリティ、心に鮮烈に響く映像を撮影することができたと思います。
今後、来年春の完成を目指して編集作業に取り組んでいきます。4Kは撮影機材や編集に、これまで以上に予算がかかります。また、映画の編集、音楽制作、英語字幕作成費と、映画の完成までにはさまざまな費用がかかってきます。
今回のクラウドファンディングを通じて、編集作業や音楽制作、スタジオ等でのポストプロダクションなど、作品のクオリティを高めるための予算を集められたらと思います。
(プロフィール)
鹿児島県種子島生まれ。早稲田大学社会科学部中退。家族や思春期の若者を主なテーマに200本以上のTVドキュメンタリー番組を企画構成演出。近作に『NNNドキュメント08 血をこえて~我が子になったきみへ』(ギャラクシー賞08年7月度月間賞受賞)、『NNNドキュメント10 かりんの家~親と暮らせない子どもたち』(日本テレビ年間賞・優秀賞)、『テレメンタリー ひとつ屋根の下で~もうひとつの学校「はじめ塾」』(テレビ朝日年間優秀賞)ほか。2015年度文化庁映画賞受賞の『抱擁』ほか、これまで6本の映画を監督し劇場公開しており、『ネムリユスリカ』以降の5作品では撮影も手がける。著書に小説『閉ざされた劇場』(1994年、読売新聞社刊)。株式会社スーパーサウルス代表取締役。
株式会社スーパーサウルス ホームページ
http://supersaurus.wix.com/supersaurus
(フィルモグラフィー)
◆『青の塔』 (2004年公開/配給アルゴ・ピクチャーズ)ひきこもりの青年の自立への目覚め
ヒューストン国際映画祭シルバーアワード
◆『カタルシス』(2003年公開/配給アルゴ・ピクチャーズ)殺人を犯した少年の罪との出会い
ミュンヘン国際映画祭、ウィーン国際映画祭正式出品
音楽 池辺晋一郎/出演・ヴァイオリン演奏 神尾真由子(チャイコフスキーコンクール優勝))
◆『ネムリユスリカ』(2011年公開/配給ゴー・シネマ/オンリーハーツからDVD販売)
性犯罪被害者の少女の17年後
ロッテルダム、レインダンス、シカゴ国際映画祭に正式招待
出演・ピアノ演奏 小林愛実(ショパンコンクールファイナリスト))
「恐ろしいほどダークな作風の傑作。驚くほど破壊的で残酷なストーリーだが、同時に見事なまでに完成されていて、不穏に心を掻き乱す、観る価値のある問題作である」
(スクリーンインターナショナル)
http://www.screendaily.com/reviews/latest-reviews/sleep/5023048.article
2012年2月、 ロンドンの国際交流基金主催の巡回上映プログラムにて、英国5都市(ロンドン、シェフィールド、ベルファースト、ブリストル、グラスゴー)にて上映。
2月14日"BBCワールド(ラジオ) The Strand 出演
◆ドキュメンタリー映画『夏の祈り』
(語り 寺島しのぶ/2012年公開/配給ゴー・シネマ/紀伊国屋書店からDVD2枚組販売)
被爆地長崎の希望を描くドキュメンタリー
参考記事 http://www.webdice.jp/dice/detail/3601/
http://news.mynavi.jp/articles/2012/07/27/natuinori/index.html
◆ドキュメンタリー映画『抱擁』
(2015年4月25日より公開/平成27年度文化庁映画賞文化記録映画優秀賞受賞/第27回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門正式出品/2015年ニッポンコネクション(ドイツ)ニッポンビジョンズ部門・オープニングフィルム/日本映画ペンクラブ推薦)
実母の老いにカメラを向けたドキュメンタリー
参考記事
http://2014.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=109
http://apital.asahi.com/article/local/2015042600014.html
http://ajw.asahi.com/article/cool_japan/movies/AJ201504240003
http://www.cinematoday.jp/page/N0072284
◆『シロナガスクジラに捧げるバレエ』
(2015年9月公開) 津波で家族を失った幼い姉妹の7日間/音楽 海野幹雄・新垣隆)
(製作中)
◆『曙光』(2016年6月撮影終了、2018年春公開予定/主演 黒沢あすか)
自殺企図者を救出する女性と家族の物語
・コレクター限定記事にて、作品の劇場公開に至るまでの出来事を随時ご報告:
映画製作から劇場公開にいたるまでの道程を皆様と共有します。
・映画前売り券、パンフレット:
劇場公開が決定後のご送付となります。現段階では、劇場公開は2018年中を目標としています。
・映画公式サイトにお名前掲載:
劇場公開が決定後、公式サイトを立ち上げます。そちらにお名前を掲載します。
・映画公開期間終了後、映画DVDをプレゼント:
全国での劇場公開期間が終了後、DVDをお送りします。
・映画の初号試写会&打ち上げに御招待:
都内で開催予定です。日取りはご希望には添えませんのでご了承ください。来場されなかった方には、本作または坂口監督の発売中の過去作品「ネムリユスリカ」「夏の祈り」のいずれかご希望の1枚DVDをプレゼントいたします。
・映画エンドロール、パンフレットにお名前掲載:
映画のエンドロールにお名前を掲載します。また、劇場公開が決定後、パンフレットを作成します。そちらにお名前を掲載します。
・坂口監督の過去全作品DVDプレゼント:
「青の塔」(未発売)、「カタルシス」(未発売)、「ネムリユスリカ」、「夏の祈り」、「抱擁」(未発売)、「シロナガスクジラに捧げるバレエ」(未発売)の未発売の4作品を含む、計6枚をプレゼントします。
・坂口香津美監督とめぐる種子島ロケ地ツアー(1日):
現地集合解散となります。交通費・宿泊費は御自身で御負担ください。スケジュールはご相談の上決めさせていただきます。
・坂口香津美監督が「あなたの人生」(もしくは御家族等、他の方でも可)のドキュメンタリー作品を自ら撮影・監督し、そのDVDをプレゼント:
コレクターの方と打合せをさせていただき、なるべくご希望にそう形で製作いたします。(約7分間を予定/東京以外での撮影の場合は、監督を含むスタッフ2名の交通費・宿泊費等の実費は別途御用意下さい)によって乗り越えようとしているチャレンジについてご記入下さい
本作はすでに撮影を終了しており、編集の段階に入っています。よって、クラウドファンディングによる資金調達の結果にかかわらず、製作を行います。
ただし、映画祭へのエントリー結果や劇場公開などは約束されたものではありませんが、過去の監督作品はすべて劇場公開を果たしておりますので、今作でもそれは十分に可能と思います。
また、特典に関しましては、資金が集まらない場合でもご支援いただいた方への特典は必ず実行いたします。
これまで、私たちは前3作品(『抱擁』『シロナガスクジラに捧げるバレエ』『曙光』)をMotion Galleryで資金調達を行い、映画を完成及び劇場公開につなげることができました。
クラウドファンディングの魅力と可能性とは、コレクターの方と制作者が単に資金面のみの関係性でなく、映画の核心部と強く、深くつながっていくことにあると思います。
クラウドファンディングを通じ、ご支援いただいたお一人お一人とともに一本の映画を作り育てる幸せと喜びを実感してきました。
それは制作者にとってかけがえのない心の支えです。
これからも私は、クラウドファンディングを通じての出会いを大切にしながら、映画を作り続けていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
2016年8月8日 坂口香津美(『海の音』監督)(最後にプロジェクトにかける想いや、ページを見てくれた人へのお礼の気持ちを書いてください。)
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