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映画『抱擁』をクラウドファンディングで実現!
一人の女性の希望への旅路を描くドキュメンタリー映画『抱擁』(監督・坂口香津美)の全国公開実現に向け、配給宣伝費の御支援をお願いいたします。
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これまで家族や思春期の若者を主なテーマに約200本のドキュメンタリーTV番組を制作。初の長編映画『青の塔』(01)でヒューストン映画祭シルバーアワード受賞、『カタルシス』(02)と共に多くの映画祭で上映、ドイツでも公開された。ロッテルダム映画祭出品の『ネムリユスリカ』(11)、ドキュメンタリー映画『夏の祈り』(12)、東京国際映画祭2014日本映画スプラッシュ部門出品『抱擁』(14)、『シロナガスクジラに捧げるバレエ』(15)、『曙光』(18)、『凱歌』(2020年11月公開)、『海の音』では撮影も手掛ける。株式会社スーパーサウルス代表取締役。twitter.com/sakatsumi
一人の女性の希望への旅路を描くドキュメンタリー映画『抱擁』(監督・坂口香津美)の全国公開実現に向け、配給宣伝費の御支援をお願いいたします。
家族、友人など、大切な人を喪うこと。
そして、老いるという逃れられない現実。
『抱擁』は、一人の女性がこの二つの厳かな現実と相まみえながら、どうやって生きていくかを描いた作品です。
映画の主人公の坂口すちえ(84歳)は本作の監督である私、坂口香津美の母親です。
私がなぜ、母親にカメラを向けたのかを少しご説明したいと思います。
鹿児島県種子島に生まれ育ったすちえさんは、夫と農業で生計を立てながら2人の子どもを育てていました。しかし、日本が高度成長期時代に入り人々が都会へとなだれ込むなか、一家も農業では生活が成り立たなくなり、家や田畑を売り払い上京します。夫婦は初めての東京で、清掃や工場、賄い婦の仕事など肉体労働に従事しました。やがて息子である私も独立、娘も結婚して家を出ると、ようやく長い年月をかけて老夫婦に穏やかな暮らしが訪れたのでした。
そんな生活は長くは続かず、今から7年前、娘が47歳の若さでがんで亡くなってから、すちえさんは精神的に不安定になり、日に何度も救急車を呼ぶようになったのです。父からの電話で、実家に呼ばれた息子の私の眼に飛び込んで来たのは、部屋中に散乱する多数の精神安定剤と、混乱し、変わり果てた母の姿でした。衝撃を受けた私は、何とか元の母に戻そうと、様々な病院やクリニックの心療内科、精神科を訪ね回りました。しかし、そこで処方される薬や診断の内容に統一性はなく、あらためて私はこの精神という見えない病の底知れない闇に慄然となりました。
母に今、何が起こっているのか?母を苦しめるものの正体とは何なのか?
母を苦しめているのは、親しい者を喪った悲嘆と、老いという人間の逃れられない現実。
これは母一人の問題ではなく、人が生きている限り、誰しもが抱え込まざるを得ない普遍的なテーマなのでは。
それらと格闘する母の姿を作品にし、「母を社会化すること」が、映像作家である自分の使命なのでは、という思いに駆られ、4年間撮影した映像を編集し完成したのが『抱擁』です。
おかげさまで、2014年10月23日開幕の東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門にて公式上映が決まり、初のお披露目となる機会を得ることができました。
http://2014.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=109
映画は来年初夏、東京のシアター・イメージフォーラムにて先行ロードショーが決定。
続いて、大阪(シネ・ヌーヴォ)、鹿児島(鹿児島ガーデンズシネマ)での公開が決まり、その後より多くの方々にご覧いただくために全国での公開をめざしています。
~母の心の闇と愛を撮った4年間~
坂口すちえ ( 78 歳)は長女を病気で亡くし、夫も入院、精神的な混乱に陥る。すちえの心を静めるのはおびただしい量の精神安定剤。すちえが初めて訪問介護員(ヘルパー)を部屋に招き入れた日から、ほどなくして夫は他界する。
葬儀で上京した妹のマリ子は、失意と絶望の姉を郷里の種子島に連れて帰る。38年ぶりの帰郷。太陽と海と緑に包まれた日々の暮らしのなかで、姉を立ち直らせるために妹の献身的な介護と苦闘が始まった。
4年間におよぶすちえの精神の混乱と葛藤。そして、すちえの表情に笑みがこぼれるその瞬間がついに訪れる。
悲嘆とは、愛する者を喪う悲しみの後遺症。すちえの悲嘆を救ったものとは。
晩年の旅路で、一人の女性が喪ったもの、そして得たものとは…。
(製作・配給 スーパーサウルス/2014年/93分/16:9/カラー/日本)
www.facebook.com/walkingwithmymother
2009年春、初めて母にカメラを向けた日のことを今でも鮮烈に覚えています。
肺炎で父が入院して間もなく、仕事に出かけようとする私の腕を母は力の限り握りしめ、半狂乱となり行かせまいとするようになりました。ある日、出発の時刻が迫り、母の腕を振り払った時、母を床に倒してしまいました。カメラを背負ってバス停に向かって走りながら、不意に足が止まり、次の瞬間、母の部屋へ引き返していました。鍵を開けて中に入ると、母は玄関口でうずくまり泣いていました。そんな母の姿を見て、不意に、母を撮影しようと思ったのです。
母を撮ることは、自分自身を撮ること。
母を撮ることは、母が背負っている現実、私達の社会が抱えている現実をその肩に担わせることになりました。
人生の晩年を迎え、苦闘する母の姿は、”触媒”となって老いの問題など、いくつかの視点を浮かび上がらせています。
老いによって喪うものがある、と同時に得るものもある。
晩年とは、人生にとって真に大切なものとは何かを知る、またとない珠玉の期間でもある。
人生の最終章を、人は一人では生きていくことはできません。心身ともに、他者の支え、支援もまた必要です。
同時に、人は一方的に支えられている存在ではありません。
老いて支えられながらも、支える人を支えてもいるというのもまた真実であるようにと思います。
そんな真実にも、母を撮影する過程で私は触れることとなりました。
(監督・坂口香津美)
Q.なぜクラウドファンディングを利用するのか
A.製作から公開まで、映画は、とてもお金がかかる表現方法です。国境も、年齢も、あらゆるものを越えて人々の心に思いを届けることのできる映画の持つ力と可能性に魅了され、私はこれまで6本の映画を自主制作してきました。
映画は完成して終わりではなく、人々に観られて初めて意味を持ちます。より多くの人々の心に映画を届けるために、公開と宣伝には製作と同等、それ以上に力を注ぐことが重要です。いかに少ない予算で効果的に宣伝できるかを常に考えながらやってきましたが、それでも最低限のお金は必要です。資金不足で配給や宣伝がしっかりできなければ、見て欲しい人に映画を届けることはできません。
『抱擁』は名もない一人の高齢女性が主人公のドキュメンタリーで派手な作品ではありません。しかしながら、誰にとっても無関心ではいられない普遍的なテーマを持つこの作品を今回、自分たちの手で配給し、全国で劇場公開して行きたいと思っています。
そのための宣伝経費を集めることで、上映できる劇場も増え、多くの方にこの作品を知っていただく、またとないチャンスとなります。自己資金で足りない経費を工面するだけではなく、クラウドファンディングによって、本作を通じて観客一人一人のみなさんとのつながりが生まれ、クラウドファンディングに参加して下さる方々との縦横の交流も含めて、新たな映画の可能性を広げていきたいと願っています。
Q. 資金の使い道は?
A. 劇場公開における宣伝、配給費用(全編が種子島の方言のために理解を補助する日本語字幕制作、上映素材作成代、予告編作成、カタログ、チラシ、ポスターなどのデザイン・印刷費、映画HP作成、試写室代、試写状発送費等)の一部とさせていただきます。
公開規模にもよりますが、通常、インディペンデント映画で劇場公開にかかる費用は150~200万円前後とされています。
Q. 目標金額に達成しない場合はどうなるのか。
A. 目標に達しない場合でも、集まった金額は費用に充当させて頂きます。
すでに劇場公開は東京・鹿児島・大阪で決定しており、今後も上映館は増えていく予定です。
当然ながら、チケットをご購入頂いた皆様への特典は履行されるのでご安心ください。
鹿児島県種子島生まれ。早稲田大学社会科学部中退。1984年、TBSの朝の報道番組のリポーターからテレビの世界へ。以来、各民放キー局にてディレクタ-、プロデューサーとして、これまで家族や思春期の若者を主なテーマに約200本のドキュメンタリー番組などTV番組を制作。2000年、自身のプロダクション、株式会社スーパーサウルスを設立。
初の長編映画『青の塔』(01)でヒューストン映画祭シルバーアワード受賞、『カタルシス』(02)と共に多くの映画祭で上映、ドイツでも公開された。ロッテルダム映画祭出品の『ネムリユスリカ』(11)、ドキュメンタリー映画『夏の祈り』(12)、5作目となる本作、次回作『シロナガスクジラに捧げるバレエ』(2015年公開予定)では撮影も手掛ける。
HP http://www.supersaurus.jp
作品歴 http://supersaurus.cocolog-nifty.com
【映画】
○『青の塔』(2004年公開/配給アルゴ・ピクチャーズ)
ヒューストン国際映画祭シルバーアワード
○『カタルシス』(2003年公開/配給アルゴ・ピクチャーズ)
○『ネムリユスリカ』(2011年公開/配給ゴー・シネマ/オンリーハーツからDVD販売)
ロッテルダム、レインダンス、シカゴ国際映画祭に正式招待
「恐ろしいほどダークな作風の傑作。驚くほど破壊的で残酷なストーリーだが、同時に見事なまでに完成されていて、不穏に心を掻き乱す、観る価値のある問題作である」
スクリーンインターナショナル
2012年2月、ロンドンの国際交流基金主催の巡回上映プログラムにて、英国5都市(ロンドン、シェフィールド、ベルファースト、ブリストル、グラスゴー)にて上映。
○ドキュメンタリー映画『夏の祈り』(語り 寺島しのぶ/2012年公開/配給ゴー・シネマ/紀伊国屋書店からDVD2枚組販売)
参考記事1 / 参考記事2
○『シロナガスクジラに捧げるバレエ』(音楽 海野幹雄・新垣隆/2015年公開予定)
▲製作準備中/劇映画『永遠の森』(”Eternal Forest”)
08年ベルリン映画祭コ・プロダクション(企画)マーケットにアジア映画で初めて 正式選出
【TV】
○NNNドキュメント08「血をこえて~我が子になったきみへ」(日本テレビ)
○NNNドキュメント10「かりんの家~親と暮らせない子どもたち」(日本テレビ)
○スーパーフライデー「母となる日のために~初公開、女子少年院1165日」(TBS)
○金曜エンタテイメント「もう、泣かない~長崎県の児童養護施設465日」(フジテレビ)
○金曜プレステージ「居場所をください~熱血教師と傷だらけの子供たち」(フジテレビ)
○テレメンタリー13「ひとつ屋根の下で ~もうひとつの学校「はじめ塾」(テレビ朝日
ほか多数
作品歴詳細
500 円
2000 円
3000 円
5000 円
10000 円
30000 円
50000 円
100000 円
100000 円
300000 円