ユリシーズPV公開!
vol. 3 2025-10-16 0
ユリシーズの始まりはドーム映像作品『HIRUKO』(2019年)と書くことが多いですが、正確には『HIRUKO』上映会のプレ企画として行った「HIRUKO -水の祀り-」(千葉市美術館さや堂ホール,2019年)がチームでの一番最初のイベントでした。
このイベントから6年。今回のクラファンに際して、ユリシーズの歩みをもっと知ってほしいという思いから、これまでの作品や記録をもとにしたユリシーズのプロモーションビデオを制作しました。ユリシーズを最近知った方も、HIRUKOから追いかけていただいている方もぜひご覧ください。映像は未公開シーンを含みます。
色々やってきたなと思います。感慨深さと共に、チームが着実に歩んできた道のりやストーリーが今回の挑戦に自信と勇気を与えてくれます。毎度地獄のような生みの苦しみも味わってきたので(それに勝る喜びも)。
映像は各所公演の記録や、映像作品のワンシーン、撮影現場の様子など、バラバラな視点を時間の連続として並べています。モンタージュ(一つのショットと次のショットを繋いで見せる手法)は時として意味の形成やメタファーを抜け出て、真実と呼べそうな景色を垣間見せてくれる瞬間があります。これはやはり映像というメディアの力なんだと改めて思います。
原初舞踏を、世界へ。
国際映画祭の出品を目指すという意味での「世界」と、思想を「世界」の中で対象化していくという意味の両方があります。
最上さんの原初舞踏があって、そこに集まってできたチームが実践として描き、構造化してきたいくつもの断片(ショット)があって、それらのモンタージュが映画になっていく。通常の映画とはつくる動機や体制がずいぶん違うのではないかと思います。
ユリシーズ内では「カントク!」と呼ばれることも多いのですが、ここにきて、チームの代表であり、監督であることの役割がようやく重なってきて、ユリシーズにしか作れない映画を、自分にしか作れない映画をいよいよ生み出す覚悟ができてきました。
ちょうど生みの苦しみを味わっている真っ只中なので、胃をキリキリさせながら言いますが、どうかご期待ください。
目標金額までもう少し。
引き続き応援の程よろしくお願いいたします。
ユリシーズ代表
飯田将茂
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