残り3日/202000円! 都電テーブルにてコラボイベント開催!
vol. 10 2015-10-28 0
いつも応援ありがとうございます! つくろい東京ファンド( https://motion-gallery.net/projects/tsukuroi2015 )です!
いよいよ残すところあと3日。あと残り202000円足りません! 10月30日23:59に終了が迫っています! どうか最後の一押しをよろしくお願いします!
昨日(10月28日)都電テーブルにて「田中泯出演!東欧最大の映画祭正式出品『蜃気楼の舟』を体験として届けるプロジェクト」様(https://motion-gallery.net/projects/SHINKIRO_NO_FUNE)・「まちのもう一つの食卓『都電テーブル』を一緒につくりましょう。」( https://motion-gallery.net/projects/toden-table )を成功させた都電テーブル様とのコラボイベント「社会から、芸術から"居場所"について語る」が開催されました!
(※以下、発言内容は抄録です)
まずはオープニングトークとしてMotiongallery主宰の大高さんよりオープニングトーク。
「Motiongalleryで出会った3つのプロジェクトを通じて、それぞれの居場所を考える場にしたい」と大高さん。
つくろい東京ファンドの稲葉から、自己紹介。
映画「蜃気楼の舟」を監督された竹馬監督。
プロデューサーの汐田さん。
都電テーブルの青木さん。
続いてトークセッション。
●竹馬監督
「老人を家畜のように扱う主人公は一見冷徹にみえます。だけど、その内部の感情は自分の感覚と地続きだと思っているんです」
「囲い屋の話を聞いた時、問題の告発ではない、フィクションとして今の社会を描く題材として、これは使えないかと思ったんですね」
●稲葉
「映画をみて、囲い屋の様子がとてもリアルだと思いました。映画の中で描かれた施設は劣悪な方だと思いますが、このような施設は都内にもあり、福祉事務所側が入居者を送り込んでいるという実態があります」
「ずっとホームレスの方を支援してきて、かつてはアパートがゴールだと思っていたんですね。でも、入居してから孤独感を感じる方がたくさんいる。だから住まいの確保と平行して、安心出来る居場所をいくつか作っていったんです」
●竹馬監督
「精神的な貧困率もあがっているのではないでしょうか。内面の問題ですからグラフにはできないんですが。今の若い人は、弱肉強食の世界に入っていきたくないという人が多いのではないかと思うんです。親がモデルにならない世代だと思います」
「映画の制作者として、白か黒か、ということが求められる。でも間にグレーのゾーンがある。それをちゃんと意識していきたいと考えています」
「言葉や文章にすると、こぼれてしまうものがあります。そのこぼれてしまう感覚は映画じゃないと拾えないと思うんです」
●大高さん
「竹馬監督も自分も30代で、物資的な豊かさよりも、もっと別なものを求めている世代だと思います。車がほしい、とかいうのが僕らの世代はあんまりないと感じています」
●汐田プロデューサー
「現在を生きることの問題として、映画の役割はなんだろうとずっと考えていたんです。ロジカルな思考やレッテル張りをしたことで、こぼれ落ちてしまうものを埋めたり補完することが映画の役割だと思っています」
「自分が映画をつくることで、そこを埋めていく感覚があります。そんな曖昧なグレーの部分を埋める作業をすることで、物理的な場所と精神的な場所を繋いでいくことが出来ればと考えています」
●竹馬監督
「貧困や居場所の問題が解決していたら、今このようなイベントはひらかれていないと思うんですね。自分としても、いるだけで心地よい場所をつくりたい。そういう場所をつくっていけたらと思いました」
●稲葉
「現代の貧困は、金銭的な貧困だけではなく、繋がりの貧困の問題をずっと考えてきました」
「今日のイベントをきかっけに、自分たちが出来るところから繋がりをつくっていくことが出来ればと思います」
●青木さん
「空き家問題については、自分でも取り組んでいます。都電テーブルがある豊島区は消滅可能都市といわれていて、自分はここでたくさんの家族が暮らしていける仕事と居場所を作りたい、という思いでこの場を作りました」
「問題を知らないことが一番良くないと思っています。問題を知って、思いを寄せることが大事です」
「自分は暮らしを前向きに取り組んでいく居場所を作っていきたいな、とそうやって生きたいと思っています」
普段は他ジャンルで活躍していてなかなか会う機会のない方々が集まった、とても刺激的なイベントでした!
わたしたちも素敵な居場所を作るべく頑張ってまいりますので、どうか応援よろしくお願いします!