塚田万理奈監督の短編『世界』大阪アジアン映画祭でのチケット販売開始!
vol. 65 2023-03-07 0
塚田万理奈監督の新作短編映画『世界』の大阪アジアン映画祭でのチケット販売が開始!ロッテルダム報告もあります。
こんにちは。『刻』プロデューサーの今井太郎です。
ロッテルダム国際映画祭から帰って参りました。僕は2019年にRotterdam Labに参加してから4年ぶり、塚田監督は初めてのロッテルダムでした。
ロッテルダムは世界5大映画祭と言う人や、世界7大映画祭と言う人がいるのですが、ロッテルダムが世界有数の映画祭である事は間違いないと思います。まず、ロッテルダムは観客の為の映画祭として、ヨーロッパ有数の観客動員数を誇る映画祭として有名です。実際、どの上映もほぼ満席で、映画を楽しんている人達が本当に多く、コロナ前の2019年よりも盛り上がっていた気がします。
また、ロッテルダムはfilmmakersの為の映画祭としても評判です。Rotterdam LabやCineMartも開催しているので、世界中から監督やプロデューサーが集まっています。僕もカンヌやベルリンにも行った事はあるのですが、映画の作り手としてはロッテルダムや釜山がいいですね。
そしてロッテルダムはロカルノと並び、新人監督の登竜門としても認知されている映画祭です。カンヌ、ベネツィア、ベルリンは既に注目されている監督の作品を選ぶ傾向にあるのですが、ロッテルダムは特に新しい才能の発見に秀でた映画祭です。今年も素晴らしい作品がたくさん上映され、世界中の若手監督との出会いもありました。そんな中で塚田監督の『世界』が上映された事は感慨深いです。
感慨深いと言うのも正直な感想ですが、なぜかモヤモヤしているのも正直な感想です。お金の為ではなく、とにかく才能と熱意のある監督の想いを映画にしたいと思ってプロデューサーという活動を続けています。実際『世界』がロッテルダムに選ばれて、大きな映画祭に選ばれた事、たくさんのお客さんが来てくれて楽しんでくれた事、たくさんの人々から褒めてもらった事とかはかなり嬉しいのですが、それが自分にとって、塚田監督にとって、作品にとって、この世界にとって何を意味するのか、考えているとモヤモヤします。
嬉しいし、今までやってきた努力が実ったという達成感もあるし、でもなぜか悔しいというか物足りないような感情もあります。映画祭を目標として活動してきたけど、なんで自分は映画祭を目標としているのだろうとか、目標を達成したらその先は何なのだろうとかずっと考えています。まだまだ修行が足りないのか、本当に修行すると見えてくるのかもですね。これからも精進していきたいと生まれて初めて本当にそう思いました。
そしてロッテルダムでのワールドプレミアが終わったばかりですが、次は大阪アジアン映画祭(OAFF)でジャパンプレミアがあります!OAFFでの上映スケジュールは以下の通り!!
短編プログラムE
https://www.oaff.jp/2023/ja/program/if06.html
3/11(土) 10:30上映開始 @ 大阪中之島美術館
http://t.livepocket.jp/e/mbbaf
3/14(火) 10:30上映開始@ 大阪中之島美術館
http://t.livepocket.jp/e/rm1jp
上記リンクからチケットの購入が可能です。両日とも塚田監督の舞台挨拶もありますので、この機会にチケットをご購入の上、ぜひお越し下さい!
『世界』
38分 / 日本 / 2023
監督・脚本・編集・美術:塚田万理奈
出演:涌井秋、玉井夕海、山本剛史、池田良
撮影:芳賀俊
音響:杉本崇志
音楽:玉井夕海
製作:今井太郎
『世界』の予告編も以下の通り公開されております。この予告編、大好きです。
最後に、毎回同じ事をお伝えする事になりますが、『刻』の中学編の撮影は皆さまからご支援いただいた大切なお金でまかなう事ができました。しかし高校編の撮影にかかる約700万円は借金等で賄いました。これからの大人編に向けて来年以降2回目のクラウドファンディングを実施する予定ですが、それまでにも、以下のURLより直接のご支援が可能ですので、引き続き応援頂ければ幸いです。
これからもどうぞよろしくお願いします。
映画「刻-TOKI-」実行委員会
プロデューサー 今井太郎
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