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THEATRE for ALL「劇場をつくるラボ」プロジェクトをクラウドファンディングで実現!

全国の福祉施設に視聴環境を届ける
THEATRE for ALL「劇場をつくるラボ」プロジェクト!

「劇場をつくるラボ」は音響・上映機材や小物、それらを使いこなすためのアイデア、利用した感想や意見のフィードバックシートをパッケージして、全国の福祉施設へお届けしながら視聴環境のありかたを探るプロジェクトです。

FUNDED

このプロジェクトは、2021年5月17日23:59に終了しました。

コレクター
44
現在までに集まった金額
444,000
残り日数
0

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このプロジェクトは、2021年5月17日23:59に終了しました。

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THEATRE for ALL

“THEATRE for ALL”は、演劇・ダンス・映画・メディア芸術などさまざまな作品動画をバリアフリーと多言語で鑑賞できるオンライン型の劇場です。 新型コロナウイルスで外出困難となった方、障害や疾患がある方、子ども、母語が日本語以外の方、芸術に対して馴染んでこられなかった方などに対し、開かれた劇場を目指しています。 また様々なアクセシビリティに対してリサーチ活動を行う「THEATRE for ALL LAB」を立ち上げ、当事者やサポートを行う組織の方と連携しながら研究を重ねるほか、鑑賞体験をより豊かにし日常にインスピレーションを与えるラーニングプログラムの開発にも力を入れています。

【プロセスレポート1】たんぽぽの家、はじめての訪問!視聴環境づくりのきっかけ探し

vol. 4 2021-04-05 0

オンライン事業なのになぜ視聴環境を考えたいのか?
福祉施設にある課題とヒントとは?

プロセスレポート第一回目は、このプロジェクトのはじまりを、パートナーのたんぽぽの家・アートセンターHANAを訪れたときのことからお話します。

レポート担当は、THEATRE for ALL事務局の山川陸です!


(たんぽぽの家 アートセンターHANAの外観。住宅街のなか、眺めの良い丘の上に建っています)

福祉施設と視聴環境のいま

THEATRE for ALL LABではこれまでも福祉施設や当事者団体、さまざまな関係者の方を通じたリサーチを行ってきました。調べれば調べるほど、一気になにかを解決することは難しく、ひとつひとつの課題に向き合っていくべきなのだと分かってきました。「for ALL」に込められているのは、いきなりすべての人に向けたなにかを提示するということではなく、一緒にALLを目指して取り組んでいきたい、という姿勢です。

「劇場をつくるラボ」もまた、劇場へのアクセシビリティを一緒につくっていく活動のひとつです。

オンライン配信にしたことで、これまで劇場に行けなかった人もさまざまな作品を好きなように見ることができるようになりました。アクセシビリティの対応で、作品への入口も増えています。でも本当にそれだけで舞台作品に出会えるようになったのだろうか?あたらしい劇場になっているのだろうか?という疑問が、それまでのヒアリングの中で湧いてきました。


(アートセンターHANAのお昼休みの様子。テレビが流れているが、見ている人もいれば、パソコンやスマートフォンで何かを見る人もいる。)

これまでの福祉施設での作品視聴の体験を聞いてみると、

・広めの部屋で大きいテレビで
・アイドルのライブやアニメーション、テレビドラマを
・みんなで見る

あるいは、

・スマートフォンやタブレットで
・その人が好きなものを
・ひとりで見る

といった大きくはふたつのパターンをよく聞きました。

施設にいる人の好きなものが分かってきたら、その好きな作品やあるいは近しいものを見てもらうことが多いようです。あるいは、自分自身でそうしたものを選んでひとりで見るということが多いそうです。
好きなものを観てほしいと思う一方で、これまで見たことのないものにも出会ってみてほしい、そこで気に入ったらまた見てほしいしそうでなくても選択肢にあがってほしい、とTHEATRE for ALLでは考えてもいます。それは、こうした出会いの可能性も含めてアクセシビリティを考えるべきだと思っているからです。

たんぽぽの家で見かけた、それぞれの環境

さて、実際にたんぽぽの家 アートセンターHANAでふだんの様子を聞いていると、ここでもやはり上記のようなシチュエーションでなにかを観ている人の多いことが分かりました。スマートフォンで観る人は、イヤホンで一人で視聴したり、ときにはカーテンで囲まれた休憩ベッドまで移動していることもあります。

なかには、タブレットを片手に映像を観ながら施設の中を歩き回る人も。映像だけに集中しているのかと思いきや、見学している我々やスタッフさんにどんどん話しかけてきます。


(タブレットを片手に歩き回るメンバー。このときは立ち止まってギャラリーの窓ガラスにもたれていました。)

一人一人、自分なりに快適な過ごし方を自分で分かっていて、施設のスタッフさんはそれを尊重しています。視聴環境に限らず、机の使い方や収納の使い方も、一人一人がしやすいようにカスタマイズされているのは、たんぽぽの家に限らずどの施設でも見られる光景です。

さて、ここでわたしたちはどんな視聴環境づくりが可能なのでしょうか?

時間をかけてじっくりつくられてきた環境を目の当たりにしてどうしたものかと思っていると、たんぽぽの家 佐藤拓道さんがこんなことを教えてくれました。

「新型コロナウイルスが流行する前は、テレビをつけっぱなしにしていなかったんですよ。食後はカフェスペースにみんな集まってきてわいわい話したりしていて。今は大勢を一か所に集めづらいから、部屋をいくつかに分けていて、なんとなく間が持たない感じもしてテレビをつけている部屋もあるんです」

作品視聴をするのがどんな空間や状況なのかだけでなく、そこでどんなことが起きてほしいのか考えないといけないのだと、ここでハッとしたのでした。
観たいものを観ていることもあれば、なんとなくテレビがついてしまっていることもある。いま起きている状況がなぜそうなっているか、より詳しく知りながら過ごし方を考えていく必要がありそうです。

次回は、現地で目にした状況も踏まえて、ゲストクリエイターたちのリサーチ報告と合わせてみんなで行ったディスカッションをレポートします。
お楽しみに!

THEATRE for ALL LAB
コミュニティチーム山川陸

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