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THEATRE for ALL「劇場をつくるラボ」プロジェクトをクラウドファンディングで実現!
「劇場をつくるラボ」は音響・上映機材や小物、それらを使いこなすためのアイデア、利用した感想や意見のフィードバックシートをパッケージして、全国の福祉施設へお届けしながら視聴環境のありかたを探るプロジェクトです。
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“THEATRE for ALL”は、演劇・ダンス・映画・メディア芸術などさまざまな作品動画をバリアフリーと多言語で鑑賞できるオンライン型の劇場です。 新型コロナウイルスで外出困難となった方、障害や疾患がある方、子ども、母語が日本語以外の方、芸術に対して馴染んでこられなかった方などに対し、開かれた劇場を目指しています。 また様々なアクセシビリティに対してリサーチ活動を行う「THEATRE for ALL LAB」を立ち上げ、当事者やサポートを行う組織の方と連携しながら研究を重ねるほか、鑑賞体験をより豊かにし日常にインスピレーションを与えるラーニングプログラムの開発にも力を入れています。
「劇場をつくるラボ」は音響・上映機材や小物、それらを使いこなすためのアイデア、利用した感想や意見のフィードバックシートをパッケージして、全国の福祉施設へお届けしながら視聴環境のありかたを探るプロジェクトです。
こんにちは、THEATRE for ALLです!
(2月に奈良県の福祉施設・たんぽぽの家で実施したトライアルの映像・写真を中心にした「劇場をつくるラボ」の紹介映像です。映像:歌川達人 写真:衣笠名津美)
(THEATRE for ALLのメインビジュアルです。イラスト:Asuka Watanabe、Akari デザイン:Taeko Isu)
“THEATRE for ALL”(シアターフォーオール)は、演劇・ダンス・映画・メディア芸術やドキュメンタリー番組、ラーニングプログラムを中心に、日本語字幕、音声ガイド、手話通訳、多言語翻訳などに対応した動画を配信するオンライン劇場(https://theatreforall.net/)です。
今年度は文化庁の収益力強化事業にも採択され、過去の名作のバリアフリー化から、アーティストの視点で新たなアクセシビリティの取組みにチャレンジした作品まで、さまざまなプログラムが集まりました。
作品を発信する一方、障害のある方や福祉施設・支援団体の方たちと日々ディスカッションしながら、どのように「劇場」を開いていけるのか?調査レポートやインタビュー、モニター結果、視点のまとめや分析などを公開する”THEATRE for ALL LAB”(https://syueki9.bunka.go.jp/)という活動も行っています。完成した作品をただ配信するだけではなく、それを作る過程や届ける方法も合わせて考え続けることが、わたしたちの大切な活動です。
(THEATRE for ALLの作品視聴ページのスクリーンショットです)
多様性・ダイバーシティ溢れる社会をより豊かにしていくことは、これからの時代の当たり前になるはずの考え方だと思っています。とはいえ、例えば車椅子のスロープなどハード面の改善は2020年に向けて日本でも推進されましたが、ソフト面やコミュニケーションにおけるアクセシビリティ(様々な人にとってのアクセスしやすさ)の向上はまだまだこれからで、必要性の認知も低いと感じています。
これまで多くの舞台作品や映画はバリアフリー化がされておらず、作品を選ぶ以前に、鑑賞体験そのものが身近ではない方が多くいらっしゃいます。また、全国には数多くの福祉施設や特別支援学校が存在しますが、アートに触れるような活動を導入できている事例はまだ多くはありません。
一つ一つの作品のアクセシビリティを高めながら、鑑賞体験をそれぞれの生活の中に届けていくためには、各当事者や施設・団体の方々との丁寧な対話から、求められる環境への理解を深めながら実践を積み上げることが重要だと、これまでのリサーチを通じて私たちは学んできました。
(HANAのメンバーにネックピロー型スピーカーを試してもらいながら、タブレットで作品を選んでいます。撮影:衣笠名津美)
“THEATRE for ALL”では、みなさんがお持ちのスマートフォンやタブレット、パソコンといった電子機器を通じて作品たちと出会います。しかし、視聴に適した機材が揃っていない場所は少なくありません。
そしてもし視聴環境が揃っていても、いつもと違うヘッドフォンを使ったり、プロジェクターに映してみたり、クッションを使って姿勢を変えてみたら、その体験は大きく変わるはずです。
福祉施設や支援学校で映像を見るとき、多くの場合は大きな部屋にみんなで集まりモニターを囲みます。見えなかったり、聞こえなかったり、そこにじっと座っていられなかったり。様々な人がいるけれど、その視聴環境は案外均質です。一人一人にとってより良い作品との出会い方があるのではないでしょうか?
(HANAの床に白いシートを貼り、上からアニメーションを投影しています。上映作品:『hesheit』Wisut Ponnimit 撮影:衣笠名津美)
オンラインにしただけでは舞台芸術を届けられない人や場所があります。
障害のあるなしに関わらず、多くの人にとってベストな作品との出会いをしてほしい。そう思った私たちは、オンラインの視聴環境を各地に届け、ニーズをリサーチし、クリエイターとともに考えるプロジェクト「劇場をつくるラボ」を始めました。
(オンラインでのディスカッション。空間のつくり方や機材の選び方をゲストクリエイターが提案したり、施設の現況を一緒に分析しました。)
(施設で使いやすいよう機材を設定したり、利用の様子を捉えるカメラを設置しました。施設ごとに異なる環境に対応する設置方法も検討しました。)
このプロジェクトでは、奈良県の福祉施設「たんぽぽの家」をパートナーに迎え、どんな作品をどのような機材で視聴するとより楽しめるのか、どんな環境だと体験が深まるのか、板坂留五(建築家)・渡辺瑞帆(セノグラファー)・梅原徹(美術家 / 音楽家)をゲストクリエイターに迎え、日々議論をしながらアートセンターHANAでのトライアルを行いました。
たとえば頭が下を向いてしまう人が通りがかりに作品を見られるよう床にプロジェクションをしたり、一人で落ち着いて鑑賞できるスペースを簡単につくれる機材を用意したり。施設の状況に即しながら、多くのアイディアを試しています。
(HANAのベンチに腰掛けたメンバー二人がネックピロー型スピーカーを試しています。撮影:衣笠名津美)
ここ「劇場をつくるラボ」で開発した機材のセットとアイディア+リサーチ活動を、全国各地にとどけるのがこのプロジェクトの目的です。
市販されているさまざまな上映機材や音響機材のセットに加えて、機材の補助具や変わったスピーカー、ヘッドフォン、中にはクッション型のスピーカーやVRキットまで、さまざまな小物も詰め込みます。それらをどのように普段の部屋で使い「劇場」を作っていくかのアイディア集と合わせて見てもらうことで、スタンダードな上映会から、実験的な鑑賞体験の挑戦まで、誰でも視聴環境づくりに挑戦できるようになっています。
セットには利用した感想や意見のフィードバックシートが付いており、さまざまな施設でのモニタリングを経て、どにような不便があるのか、なにが求められるのか、それぞれのケースから得た気づきもまとめていきます。各施設や障害当事者の方々それぞれの課題や鑑賞アイデアを集めて、必要とされるサービスや新たなクリエーションのきっかけを生み出していきたいと考えてます。
モニタリングの様子はドキュメント映像にもまとめることで、アイディアと合わせて今後「劇場をつくるラボ」を利用してもらう施設の方に取り組みを発信していきます。
(HANAでのミーティングの風景。マスクをした三人が談笑しています。撮影:衣笠名津美)
視覚や聴覚の障害、知的や発達の障害、またそもそも作品の楽しみ方がわからないというハードルもあるかもしれません。様々な方の意見をもらい、議論を重ねるためにより多くの場所へこの「劇場をつくるラボ」を届けることに挑戦します!
オンライン配信だからこそ関われるようになった多くの人や場所へ、より良い劇場との出会いを届けていきたいと思います。
全国の福祉施設の方々が普段の生活の中で作品と出会えるよう、機材貸出しを行い、様々な作品を鑑賞していただきながら、モニタリングを実施してもらいます。
以下4施設へのお届け、ブラッシュアップを経て、「劇場をつくるラボ」はレンタルセットとして今後全国に展開していく予定です。
福島県:社会福祉法人安積愛育園 はじまりの美術館
http://asaka.or.jp/aiikuen/
https://hajimari-ac.com/
東京都:社会福祉法人愛成会
http://www.aisei.or.jp/
滋賀県:やまなみ工房
http://a-yamanami.jp/
岡山県:ぬか つくるとこ
http://nuca.jp/
(部屋の隅にテントを吊るして、タブレットとネックスピーカーを用意した個人視聴ブース。撮影:衣笠名津美)
今回頂くご支援は、4箇所の福祉施設への巡業費用や機材購入費用、発送費用、環境づくりをサポートするクリエイターの派遣費用、本事業の運営費用に使わせて頂きます。
また本プロジェクトはストレッチゴールを設けており、165万円(税込)達成以降は、今後全国により広く展開していくため、「劇場をつくるラボ」の機材をもう1セット分追加購入します。
165万円(税込)達成
330万円(税込)達成
あなたの街のどこかにも、「劇場をつくるラボ」を必要としている人がいるはずです。新たな作品との出会いを、より多くの人に届け、またTHEATRE for aLLを継続していくためのご支援を是非お願いします!
今回のクラウドファンディングでは下記のリターンをご用意しています。コースごとに組み合わせが異なりますので、お好きなコースをお選びください!
・「劇場をつくるラボ」ドキュメント映像へのクレジット掲載
…今回支援頂くモニタリングの様子を記録したドキュメント映像のクレジットに、お名前を記載いたします。
・視聴優待クーポン
…THEATRE for ALL配信作品より、事務局おすすめの作品を割引するクーポン、無料視聴の招待券をお送りします。
・多様性を考える会員制コミュニティへのご招待
…THEATRE for ALLのパートナーやスタッフ、LABメンバーの集まるSlackへご招待します。多分野の参加者と情報交換や交流ができます。
・「劇場をつくるラボ」プロジェクトレポート
…たんぽぽの家とのデザインリサーチをまとめたレポートをお送りします。
・オリジナルTシャツ
…THEATRE for ALLのロゴ入りTシャツをお送りします。
(着用イメージです。力士さんがTHEATRE for ALLのロゴ入りTシャツを着ています。)
・オリジナルステッカー
…THEATRE for ALLのロゴをステッカーにしてお送りします。
・THEATRE for ALLのwebサイトに支援者名・企業名を記載
…サイトに応援してくださった皆さんのお名前を記載いたします。
新型コロナウィルスの感染拡大はいまも続いています。私たちが「劇場をつくるラボ」をお届けしようとしている場所は、重篤化の可能性の高い方が多いこともあり、来客の受け入れ状況はときどきで変っています。訪問先の十分な換気や消毒・検温、関係者の体調管理など、都度十分な対応をとった上で実施予定ですが、状況に応じて巡業時期を遅らせたり、一旦中止とする可能性があります。
その場合、頂いた資金を元に、よりコンパクトで手軽なパッケージで機材セットのみの購入・発送を行うなど、人を直接派遣しなくても対応可能な仕組みに変更して、柔軟な対応を検討します。その都度可能な形でアクセス可能なあり方を考えていきたいと思います。計画が変更となる場合はこちらでご報告致します。
(HANAのギャラリースペースに設置された小屋の中にスクリーンを置いて作品を上映しています。作品:「僕がうまれた日」たんぽぽの家アートセンターHANA 撮影:衣笠名津美)
新型コロナウィルスの拡大で私たちの生活は大きく変わりました。
多くの文化施設がその活動のあり方を考えなければいけなくなる中で、私たち”THEATRE for ALL”の活動は始まりました。しかし、この活動を通じてあらためて分かったのは、この状況になる以前から、劇場や舞台芸術にアクセスできなかった人が大勢いたこと、その問題に当事者もアーティストも突破口を見いだせていなかったということでした。
このプロジェクトは舞台芸術のあり方そのものを考え、アーティストの作品づくりから公演のあり方、そしてその後の関わり方など、これまで考えられてこなかったことと向き合う活動のひとつです。舞台芸術を考えることは、生活のなかのコミュニケーションを問い直すことでもあり、さまざまなアクセシビリティについて考えることの意義をいま強く感じています。
このプロジェクトは”THEATRE for ALL”の活動のごく一部ではありますが、この活動を通じて多くのことを知り、考えさせられてきました。多くの人や場所に出会い続けていくために、この「劇場をつくるラボ」を届けていきたいと思います。
あなたのすぐそばにもきっとある、アクセスできていない人や場所との出会いに向けて、ご支援をどうぞよろしくお願い致します!
THEATRE for ALL「劇場をつくるラボ」企画運営チーム
開発パートナー:
(HANAのアトリエの風景。撮影:衣笠名津美)
たんぽぽの家アートセンターHANA
2004年、日本初の障害がある人たちのアートセンターとして奈良県にオープン。すべての人がアートを通じて自由に自分を表現し、互いの感性を交感できるコミュニティ・アートセンターです。障害のある人たちが個性を活かしながらビジュアルアーツやパフォーミングアーツに取り組んでいます。
本プロジェクトでは、施設環境やメンバーの個性に即した意見とともに、ほかの施設にもつながる発見も目指した意見交換や議論を行っています。
ゲストクリエイター:
板坂留五(建築家) 梅原徹(美術家 / 音楽家) 渡辺瑞帆(セノグラファー)
建築設計をベースに、さまざまな形で空間や環境づくりに取り組む三名と活動しています。施設の現況のヒアリング、ディスカッションから、空間のセッティングや機材の選定、トライアルの分析からアイデアをまとめあげていきます。
佐々木誠(映像ディレクター/映画監督)
Photo HajimeKato
私は基本的に劇場で観てもらうことを想定して映画を作っている。
自分がスマホやタブレットで映画を観る習慣がないというのもあるが、単純に、劇場という限定された空間で知らない他者と作品を共有するのが好きだからだ。
しかし、私の作品を配信でスマホで観た、と言って感想をいただくことがたまにあるが、嫌な気分にはならない。
ありがたいと思う。
どういう形で、どういう場所で観るか。一人で観るか、複数で観るか。音声ガイドで観るか、字幕付きで観るか。
その違いで作品の本質、作る側と受け取る側の関係性は変わらない。
楽しみ方、面白さの解釈は多種多様だ。
本プロジェクトが目指しているのは、「面白い」を限定しない、ライブを超えたコミュニケーションだと思う。
「多様性」ってそういうことではないだろうか。
矢部華恵(エッセイスト/ラジオパーソナリティ)
アートは本当に、みんなにとって必要なのか。
わからない。
ただ、ものすごい作品を作っている障害者たちは、いる。
パリコレでも身にまとわれる生地のパターンを、呼吸するように、ひたすら描いていく姿を見た。
彼らにしか作れないものがある。
健常者の私たちがそれに感動して購入しても、あるいは見逃したとしても、彼らはせっせと、作るのだろう。
彼らが、どっぷりとアートの鑑賞に浸れたら、どんなことを思うのだろう。
彼らはどんなことに心を震わし、何を保養するのだろう。
もしかして、作品鑑賞を介した新しいコミュニケーションも、ありえるのだろうか。
知りたい。
演劇作家・篠田千明
異なる身体に異なる視聴環境を設える。
異なる、は、みんな違ってみんないい、的なことではなく、ただただ違う身体が違う年月を経てそこにある当たり前さに驚きを取り戻すことだ。
シンプルな試みながら、異なる身体から生まれる驚きを最大限に倍々ゲームにしてこうとするふつふつとした気概を感じます。
藤原徹平(建築家)
ハンデキャップを持った人たちのために「劇場をつくる」、「劇場を届ける」というこのプロジェクトを応援しています。
全ての人が劇場を体験できるべきだ、とも思います。
しかしそれ以上に、このプロジェクトは「開かれた新しい劇場」をつくろうとしている点に強く共感をします。
「劇場」では、実際のところ、数々の身体的な制限が強いられています。
何時間も静かに座っていなければならないし、ウロウロと立ち歩いてもいけない。ふと思いついて絵を描き始めてもだめだし、疲れたからといって寝ッコロガルこともできない。
でも自分の家や、暮らし慣れた場所では、誰もが自由に振る舞うことができます。
そうした自分の場所を劇場にしていくことができるとしたら、きっと素晴らしいことになるような気がします。
人を制限せず、自由なふるまいを許容する劇場。
建築物としてではなく、出来事としての劇場。
試行錯誤しながら社会に新しい場をつくろうというチャレンジを、微力ながら支えていきたいと思います。
事業運営:
株式会社precog https://precog-jp.net
国内外で実施される様々な『イベント』を成功に導くための企画や運営をおこなう制作会社です 。観客やアーティストとともにワクワクするような化学反応を起こし、日々更新される“現在”の面 白さを伝えていきます。 precogならではのネットワークやリレーションシップを活かし、多角的 な視点からのリサーチを重ねることで、作品や上演の質を上げ、プロジェクトの同時代性や事業 の継続性を追求し続けています。日常にある“表現”に価値を見出し、国際的なシーンや地域コミュニティと繋がり、教育や福祉を視野に入れて、“表現”の未来をつくります。
パートナー企業:
合同会社ARTLOGY(事業コンサルティング)
シティライツ法律事務所(契約・法務・権利処理)
https://citylights.law/
一般社団法人DRIFTERS INTERNATIONAL(ファンコミュニティ醸成のための企画・運営)http://drifters-intl.org/about/
Palabra株式会社(バリアフリーコンテンツの監修)https://palabra-i.co.jp/
株式会社ミミクリデザイン(ラーニングプログラム監修)https://mimicrydesign.co.jp/
株式会社メジャメンツ(アクセシビリティ監修)https://www.measurements.co.jp/
3000 円
5000 円
10000 円
30000 円
50000 円