福島「はじまりの美術館」館長 岡部兼芳さんから応援コメントを頂きました!
vol. 3 2021-04-05 0
”これまで以上に様々な方に楽しんでいただける上映会や、事業所のメンバーたちが新しいジャンルの映画や文化に触れるきっかけになることを期待しています!”
「はじまりの美術館」とは?
(毎年6月に開催する開館記念祭「はじまるしぇ」での集合写真。建物の前に集まった大勢の人がポーズをとっています)
はじまりの美術館は、2014年福島県耶麻郡猪苗代町に開館した小さな美術館です。築約140年の大きな酒蔵・十八間蔵をリノベーションし、「人の表現が持つ力」、地域やコミュニティの「人のつながりから生まれる豊かさ」に視点を置き、「表現を楽しむ、つながりの場」として様々なテーマの展覧会やイベントなどを実施しています。
(はじまりの美術館外観。築140年の蔵を改修して作られています。)
(安積愛育園が運営する 放課後等デイサービス「 こどものひろばプリモ」 WSの様子。一緒に絵を描いています)
運営母体の社会福祉法人安積愛育園(あさかあいいくえん)では、50年以上にわたり主に知的に障がいのある方の支援を行ってまいりました。「誰もが暮らしやすいまちづくり」を基本理念とし、障がいのある方の入所事業所・通所事業所・グループホームなどの運営や相談支援等を行っています。その中で、はじまりの美術館は法人の公益事業として、地域の窓口になるよう運営しています。
(はじまりの美術館展示室。壁には色とりどりの絵がかかっています。展示室は木の床で小上がりになっています)
(はじまりの美術館カフェスペース。黒いタイルの床に、木製の明るいテーブルとイスが並び、頭上には元々の蔵の古く太い梁がかかっています)
「劇場をつくるラボ」に向けて
これまではじまりの美術館でも様々な映画の上映会を開催してきましたが、その多くは字幕付きの上映のみで、様々な障がいのある方に対応した上映環境作りをすることができておりませんでした。
また、安積愛育園の事業所ではテレビなどで個別に映像を楽しんだり、行事の録画などをプロジェクションして見ることはありましたが、現代アート分野やドキュメンタリーなどの上映を行ったことはありませんでした。
THEATER for ALLさんにパートナーとしてお声がけいただいたことで、これまで以上に様々な方に楽しんでいただける上映会や、事業所のメンバーたちが新しいジャンルの映画や文化に触れるきっかけになることを期待しています!
はじまりの美術館 館長 岡部兼芳