カシャ除けの七條袈裟ができるまで vol.3
vol. 41 2022-10-30 0
皆さまご無沙汰しております。カシャ退治プロジェクト実行委員会の長田です。
早いものでファンディング終了から2か月あまりが経過しました。ただ今、コレクターの皆さまへお届けする返礼品を準備中です。発送までもうしばらくお待ちください。
さて、本日は「七條袈裟ができるまでvol.3」と題して、仕立て中の写真&動画を公開いたします。前回のvol.2で紹介させていただいた反物を七條袈裟へと仕立て上げる作業です。
(vol.2はこちら→)https://motion-gallery.net/projects/seikenji-nakanojo/updates/42351
今回は、京都の職人さんの作業場を訪ね、特別に撮影させていただきました。
次の写真は七條袈裟の各部分ごとの名称を記したものです。七條袈裟は、紫の部分の台中(だいなか)と、赤い生地の部分の縁(えん)・江(ごう)からできています。それぞれの部分で上縁・下縁、縦江・横江と名称が異なります。
台中の生地(紫)を切り取り、それぞれの箇所へ配置
生地どうしをのりで貼り付け、アイロンをあてる
のりで貼り合せた部分をミシン縫いする
縦江(たてごう)と横江(よこごう)の縫製がすべて終わると、最後に上縁(かみのえん)、下縁(しものえん)を縫い合わせる。
手縫い用の糸(絹糸)
縫製が終わると裏地に芯となる布地をあてる。表地の縫製にはミシンを使用する。意外と思われるかもしれませんが、ミシン使用の歴史は古く、150年くらい前からとのこと。ただし細かい部分や厚くて力が必要な部分は今でも手縫いで行う。
◆動画はこちらです↓◆
七條袈裟の完成は12月上旬を予定しております。
完成後の写真をまたアップいたしますのでどうぞお楽しみに!