宣伝部の日記帳
vol. 8 2018-04-02 0
こんにちは。「リバースダイアリー」宣伝部のはなえです。
今年は桜が開花するのが例年より早く、東京は既に葉桜が目立ってきていますね。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
今回は、先日行われたユーロスペース支配人北條誠人さんとの打合せの様子についてご報告します。
ユーロスペースといえば、独自性のあるプログラムでミニシアターの中でもひときわ目立つ、映画好きで知らない人はいない有名な映画館。私自身もよく足を運んでおり、会員証も持っています。でも、事務所の中にお邪魔するのはもちろん今回が初めて。滅多にない機会に胸が高鳴ります。
まずは園田監督から宣伝企画書のプレゼンを行い、それに対し北條さんからフィードバック。北條さんはとても気さくな方で、リラックスした雰囲気で打合せが進んでいきましたが、さすが30年近くに渡ってユーロスペースを牽引されてきたお方、鋭い指摘が次々と入ります。
特に議論になったのは、ポスターのビジュアル。3案を用意しており、その中でも宣伝部として特に推したいビジュアルについて説明をしたところ…。
「受賞歴をより目立たせた方がいいんじゃないか?」
「タイトルはもっと大きい方がいい」
「果たしてそのコピーの配置でいいのか。説明的なコピーではなくて、物語のイメージが立ち上がってくるようなコピーをメインに据えた方がいいのでは?」
また、他の2案に関しても、
(白を基調としたシンプルなビジュアルに対して)「インディーズ映画でこのような清潔感があるビジュアルは珍しいが、普通のラブストーリーに見えてしまう怖さもある」
(群像劇であることを示そうと登場人物の顔を並べたビジュアルに対して)「役者の知名度が非常に高いという訳でなければ、あまり人目は引けないんじゃないかな」
等々、今後の参考にもなるお話を伺えました。
内部の人間だけで話し合っていると段々と視野が狭まっていってしまうもので、(結構良いと思ってたんだけどなぁ、言われてみれば…)という少々の落ち込みはありつつも、経験ある第三者の立場から冷静な意見を頂くことの重要性を感じました。
その他、SNSの活用方法、動員数の目標、料金、チラシの枚数、予告編の上映スケジュール、トークショーの長さ等々を確認して、今回の打合せは終了。
駅に向かう帰り道、打合せで留意すべきことについて園田監督からお話を伺いました。
打合せでまず重要なのは、展開を予想して十分な準備をしていくこと。準備が不十分で大幅な変更が求められ再度打合せが必要ということになると、ユーロスペースの北條さんのように他にも多くの作品を抱え簡単にはアポを取れない方の場合、更に数週間もの時間が必要となるため、1回の打合せに監督がかける真剣さは相当なものがあります。今回はビジュアルについて宿題を頂いたものの、大筋は双方の落としどころを見つけられ、まずまずの出来。
そして、何をすれば最終的なOKを頂けるのかをその場で明確にすることが非常に重要です。今回の打合せではこの点がきちんと達成出来ていたため、頂いたコメントを踏まえてビジュアルを再提出したところ…見事OKを頂けました!どんなビジュアルが出来上がったのか、間もなく情報解禁の予定です。お楽しみに。
最後に所感として、今回打合せに同行させて頂いたことによって、劇場の方々とのコミュニケーションも作品の成功のために重要な要素なのだという学びがありました。
「リバースダイアリー」は5月26日(土)にユーロスペースで公開です。ちょうど、「ゴールデンウィークも終わってしまって五月病気味、なんか楽しいことないかなぁ」という気分の頃?そんな時は是非「リバースダイアリー」のことを思い出して下さい。
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