「リバースダイアリー」プロジェクトについて
vol. 11 2015-06-08 0
映画「リバースダイアリー」はトップページにうたっている通り、下記の3つの取り組みをしてきました。
1)ワークショップ形式による「役者と一緒に作る映画」
2)Motion Galleryを使った「ファンやサポーターと一緒に作る映画」
3)最新デジタル技術によるコンパクトかつ低予算、ハイクオリティな撮影
2ヶ月以上に渡る出演者との役作りは、スケジュールの制約のある一般の商業映画では決してできないアプローチです。俳優陣は長期間に渡って役と向き合い、役とともに日常を生きながら本番を迎えました。このようなアプローチをとることで、シーンの中で描かれる情報の密度を高め、脚本に書かれていない行間を埋めることができたのではないかと思っています。
また、現在までにMotion Galleryでは50名を越えるサポーターの方に応援をしていただいております。関係者限定のコミュニティでは、撮影準備や実際の撮影の様子をリアルタイムで配信し、映画を作る過程をできる限り共有してきました。サポーターの方の中にはエキストラとしてご参加いただいた方もいらっしゃいます。出来上がった作品をただ劇場で観るだけの一般的な映画とは違い、未完成のプロジェクトが直面する困難や、作品が育っていく過程を共有する。これも通常の映画とは違う取り組みだと思います。映画はまだ撮影を終えたばかりで、これから編集や作曲、アフレコ、映画祭でのプロモーションなど、劇場公開までにはまだまだ様々な動きがあります。むしろプロジェクトが盛り上がるのはこれからになると思います。
今回はSONYの一眼レフカメラ「A7S」を使用し、4Kでの撮影に挑戦しました。インディペンデント映画ではHD(2K)での映画撮影がまだまだ主流ですが、本作は低予算ながら、あえて一つ上のクオリティを意識して制作しています。撮影を終え、9TB(テラバイト)もの膨大なデータ量になりました。編集作業では困難が予想されますが、きっとこの作品が日本のインディペンデント映画における4K作品の先駆けになると思っています。
映画「リバースダイアリー」を完成させるまでを第1フェーズとすると、完成後の展開が第2フェーズで、むしろそこからが本作における一番新しい試みになります。
まだ全容をお教えすることはできませんが、新しい時代のインディペンデント映画製作手法として、これから形にしていきますのでどうか見守っていてください。
クラウドファンディングも残すところ後「3日」です!
今のところ年内の完成を目指し、来年初に完成披露試写を行えるよう、スケジュールを前倒しで動いています。映画完成後は暫く映画祭を中心にプロモーションを行う予定ですので、サポーター特典である完成披露試写会は、劇場公開よりも半年から1年近く、この映画を早くご覧頂ける機会となります。また、エンドクレジットにお名前を掲載させていただく特典などもございます。この映画が辿る旅路を、一人でも多くの方に、一緒になって体験していただきたいと思っています。
クラウドファンドのラストスパートにご協力の程、お願いいたします!!