終了日まで・・・ 最後のお願い
vol. 23 2015-05-30 0
ユナイテッドピープルのアーヤです。
みなさまのおかげで、目標額180万円を達成いたしました!!ご支援、本当に本当にありがとうございます!!!
クラウドファンディングの終了時間までまだ3日ほど時間が残っているなかで、可能であれば、最低金額のワンコイン(500円)、ご支援をいただけるようでしたら、とても嬉しく存じます。
…というのも、今回、このクラウドファンディングが終わったら「これだけの人が今もシリアに想いを寄せているよ」と、微力ながらも、アラビア語で発信したいと思っているのです。どれだけのシリアの人たちに届くかは分かりません。向こうから目に見えるリアクションは無い可能性も高いです。でも、どこかで、目にしてくれる人たちがいると信じて、メッセージを送りたいのです。
-
大学時代にアラビア語を学んだ中で、気に入っている言葉の1つに
「インシャーアッラー」
という言葉があります。未来のことを話すときに、「神様が望むならば」と言い添える言葉です。
「明日には体調が回復しているでしょう、インシャーアッラー」「今度一緒にごはんを食べに行きましょう、インシャーアッラー」…というような感じで使いますが、シリアを訪れた当初は、「また会いましょう、インシャーアッラー」と言われると、「この人、私ともう会いたくないのかな」とちょっと不安に思っていました(笑)。
でも違うのです。
未来に起きる出来事は、あらゆる“分かれ道”を通りぬけて実現される「奇跡」なんだ、という考えに基づいているのです。ひょっとしたら、体調を崩したり、交通機関が麻痺したり、急な仕事が入ったりして、会えない可能性もある。いくつもの「“違う”可能性」があるなかで、再び会えるとしたら、それは奇跡であり、感謝すべきこと…。
「また会おうね、インシャーアッラー」
シリアから日本に帰国するとき、私は沢山の友人たちとこの言葉を交わしました。あのときは、まさか、シリアが今のような状態になるとは、私たち日本人も、そしてシリア人たちも、想像だにしていなかったと思います。日本のなかで友達と別れる時くらい軽い気持ちで、「またね!」って言っていました。
でも今はその「また」がいつ来るのか、本当に来るのか…、まったく未来が見えません。私たちが再会できないのは、神様が望んでいないから???…と「インシャーアッラー」という言葉が今は少し恨めしく思えるくらいです。
-
クラウドファンディングを始めてからここまでの約1ヶ月半は、私にとって、辛い時間でもありました。
かつてのシリアと今のシリアに、普段以上に目を向け、楽しかった記憶を振り返っては喪われてしまったものの大きさを痛感し、シリアのために活動している他の方々にお会いして奮い立たされる半面、自分の無力感に苛まれ……。
特に、連絡が取れなくなってしまった、大切な友人のことを想う時が一番辛く…。(詳細はコレクター限定アップデートに綴らせていただきます。)
この映画を届けること、そしてこのプロジェクトを“成功”させることは、私にとって、シリアの友人たちへの1つの“贖罪”なのかもしれません。
-
そんな私に今できることは、残りの3日間もまず走り抜けることだと思っています。シリアの人たちに向けて発信するときに伝える「支援者(コレクター)」の人数、これを少しでも増やしたいのです!!
我が儘なお願いではありますが、もし少しでもシリアに想いを寄せてくださるようでしたら、ワンコイン、ご支援いただけましたら幸いです。
今や連絡がとれなくなってしまった大切な友人との、思い出の1枚。(追ってコレクター限定アップデートにアップします。)小旅行のバスのなかで分けてくれたクッキー。言葉はそんなに堪能じゃなくても、「甘いものが好き」な共通点から仲良くなれる。いつかこのクッキーたちみたいに、また一緒に笑える日は来るのかなぁ・・・。